リクイド殿下、魔術学校に入学
15歳になると、必然的に王都グランドエイト魔術学校に通う。
勿論リークも入学なさいます。
私は後2年経たなければ、入学出来ない。
王都グランドエイト王国の貴族は
何かしらの魔法が使える。
火の魔術、風の魔術、土の魔術、水の魔術、
癒しの魔術
破壊の魔術。
破壊の魔術は禁忌、使える者は闇に染まりし者魔王アングラージ。
その王に仕えし4人の四天王がいる、キーエンス、マダリア、ナーファン、クロエラ最強の4柱
闇に落ちし、闇で生き、闇は闇。
闇に敵うのは、聖女の癒しの術のみ。
いつかこの学園に通う聖女ティア。
リクイド殿下と恋に落ち、王宮を守る。
私も自分の魔力を上げて、リークの手助けになりたい、お父様にお願いして魔術の先生に来て頂きましょう。
私が保持している水と風
水 ー精霊ウインディーネ
大天使ガブリエル
風 ー精霊シルフ
大天使ラファエル
ウインディーネとシルフの加護の元、祈り自分自身の魂を掛け合い念を放つのです。
取り敢えず水の魔術を、グランドエイト邸の池で試してみます。
心の中でも唱えながら【水の精霊ウインディーネ、水の球体を1つ (水の池が水球を作り宙に浮く)それを垂直に(水球が垂直に) 水の強化(その水柱を強化させる)】矢の形が出来上がる。
その矢を池から2メートル程離れた木に放つ 水の矢は思い通りに刺さった。
「嘘、出来たわ。今までここまで出来たことが無いのに」
その時
ふふふっと、笑い声がしてきたの
「何の笑い声なの、怖いんですけど」
「怖がること無いわよ。私、貴方の目の前にいるの」
見えてないですわよ。
「もう、仕方ないわね。目に貴方の力を注いで」
声の主の通りにすると、目の辺りが明るく、いや眩しいくらい。
「目を開けて、見えるはずよ」
私はそっと見開く、目の前にいたのは水が集まった人の形をした、女の子でした。
「あなたは」
「私は水の精霊ウインディーネ」
「ウインディーネ、精霊の」嘘みたい
「あなた、今嘘みたいって思ったでしょ」駄目よと話しだす。
ウインディーネは、私がリークの為に力を付けたいと願い祈ったことが届いたらしい、ウインディーネはそんな私に共鳴して、私のもとに来てくれた。
「ウインディーネ、私はレイチェルーグランドエイト、あなたの事ディーネって呼んでもいいかしら」
「ええ、良いわよ。私、あなたの事気に入って愛し子にしたんですもの」
愛し子
「えっと、ディーネ 私愛し子の契約してないけど」
うーん今よと、ディーネが話し出した。
さっき私名前言ったでしょ、そしてレイチェルあなたも私に返した、それだけよ。
ディーネは続ける、私達精霊はまず人間の前に出ないの。名前なんかよっぽど気に入らない限りねと、ディーネはウインクしてきた。
「嬉しい、ありがとうディーネ これからもよろしくね」
まだ、魔術学校に入学した訳じゃない、まだ時間はある。
ティアは王国を救うかもしれないけど、私だって指を咥えて見ているだけなんて嫌。少しでもリークの役にたつの、大好きなリークのために。
誤字脱字で読みにくくて、すみません。