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モブ令嬢の親玉悪役令嬢再び、呑気にしてられません

いつも読んで頂きありがとうございます。

モブ1

「レイチェル様があのような事をなさるなんて、公爵令嬢としてあるまじき行為ですわ」


モブ2

「本当に、よろしく無いですわね」


モブ1

「ユージリア侯爵令嬢のリザイア様にお知らせしないと、ですわね」


モブ2

「ええ、次期王太子妃はリザイア様がお似合いよ」


リザイア派に付いているモブ令嬢達はリザイアにリークした。


「なんて事レイチェル様が人前で、なんたるハレンチな。

王太子の婚約者でゆくゆくは国母ですよ、そんな人はリクイド殿下に、相応しくありませんわ」


はっきりさせなければ、ここでレイチェルを婚約者の地位から引き落とせば、リクイド殿下の婚約者候補に上がるチャンスだわ。


レイチェルなんかにリクイド殿下は渡さないんだから。


とある日、コーエン伯爵邸でのお茶会に母と共に訪れていました。


もうこの頃には、悪役令嬢としての私はいません、多分(自己判断)ですが。

リクイド殿下とも心を寄せ合い、リクイド殿下を本当に好きになってきたのです。


「レイチェル様、お越し頂きありがとうございました。」


「ナンシー様、とても素敵なお庭でのお茶会ですわね。」


「ありがとうございます」

ふふっとナンシーが笑います。


「以前レイチェル様のお誕生会に呼ばれた時のお庭がとても素敵でしたので、真似をしたんです」ごめんなさいと。


私は、全く悪い気がしません。

「嬉しいです、そのように言って頂いて」

私はにっこり笑って、ナンシーの手取り握りました。


そこへ


「レイチェル様」


「ごめんなさいね、お話の途中に割り込みまして、ごきげんようお久しぶりでございます」


私とナンシーはドレスを軽くつまみ淑女の礼をします。


相変わらず上からな女の子だわ、こんな素敵なお茶会ですのに、面倒事はお断りです。


「本当にお久しぶりですね、リザイア様。今日は天気もよくお茶会日和ですわね」と軽く笑っておきます。


ナンシーも続きます

「リザイア様、この度は足をお運び下さりありがとうございます、両親に代わり、お礼申し上げます」


「いいえ、リクイド殿下のご婚約者のレイチェル様が来られているのに、私がこないわけが行きませんわ」


何だか嫌みな言い方だわ。


「レイチェル様は、素敵だどおっしゃるけど、以下かしら。そうね何だか素朴な感じですわね、レイチェル様はこのような物がお好み、感性がありませんのね」


「そうでしょうか、庭師の方が丹精込めて造りあげた庭です、四季折々の珍しい花から、可愛いらし小花を色ちがいに並べられ、とても素敵で斬新に造られていますわ」


ナンシーはおろおろしています。


ふんっと 鼻を鳴らして、リザイアが不適に笑います


「そうですわ」と不意に思いだしたような感じで嫌な口元をなさいます。


「王妃様のお茶会でリクイド殿下に手掴みで食べさせるなど、まあ何とも品の無い方でしょう、未来の国母には向かなくてよ。

もう一度始めから行儀を習われたら以下かしら」


リザイアの連れているモブ令嬢達が一緒にクスクスと笑っています。


「おっしゃりたい事は、それだけでしょうか、その件に付いてはちゃんとリクイド殿下に詫びていますし。王妃様も微笑ましい事と言われ、許されています」


「リザイア様にその様に言われる、筋合いはありませんわ」


私はズバッと言い切ります、リザイアを許すまじ。


「参りましょうナンシー様」


失礼しますと言って、リザイアを後にしました。


離れて見ていた令嬢達から

「良い気味ですわ」

「あそこまで言わなくてもいいのに」だの、リザイアの言葉に憤慨する、リザイアから嫌味を言われた令嬢からの冷ややかな声が囁かれた。


居たたまれないリザイアはモブ令嬢達を連れて、その場を後にしたのです。

リクイド殿下との絡みも書きたいです。

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