レイチェル11歳の誕生パーティーは密やかに
読んで頂きありがとうございます。
私も、11歳になりました。
王太子リクイド殿下と婚約をし華やかにパーティーを行うとのこですが、華やかにすると、大勢の貴族を呼ぶことになる、だから私は…
「お父様、誕生パーティーの事ですが。
私、少数の気軽な誕生パーティーにしたいの」
思わぬ娘の言葉に
「だが、レイチェルは王太子と婚約したんだ」
私はお父様の言葉を切る
「だからこそです、下手に派手にして他の貴族を刺激したくないのです」
さらに続ける
「我がグランドエイト公爵は貴族の中で一番の実力者です。
その上私は、王太子殿下の婚約者、華々しい一族です。
こんな時こそ相手はチャンスなのです、もし我が家で何らかの刺客が王太子殿下に刃を向ければ、グランドエイト家にも被害が、お家断絶もあり得る事なのです。
ですから、お父様お願いです今の間は厳かに行いたいの」
「その代わり、私が成人の際のパーティーは華やかにお願いいたしますね、お父様。」
私は静に暮らしたの
「お前の気持ちは良くわかった。レイチェルがそうしたいのなら、仲の良い友だけにしよう」
「ありがとう、お父様」
私はお父様に抱きつく。
「よい、よい。レイチェルがあのようにしっかりした意見を述べるのに、はまだ子供だな」と更に深く抱きしめてくれた。
激甘なお父様で本当に良かった。
面倒事はお断り。
差し障りの無い、息子、息女にパーティーの招待状を出しましょう。
リクイド殿下も来てくださるのでしょうか。
レイチェルの誕生パーティーにが続きます。