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いつの世も人生は自分しだい。

「あら、来たみたいね」

王妃様の軽やかな声で、私は嬉しくなり顔を上げたのです。


ガガガーン❗


その響きに相応しい雷鳴が頭に落ちた。

まぁ、実際には落ちては居ないのですが、それほどの衝撃を受けたのでございます。


わたくしグランドエイト公爵の息女レイチェル・グランドエイト10歳。


私レイチェルは、プラチナブロンドに淡いピンクが混じりあった苺ミルクの髪に、瞳はアクアマリンに淡いパープル、肌はビスクドールのような白く輝くような肢体、唇はぷっくり可愛くピンクローズ、お化粧しなくても耀かしいお姫様な上に、父はグランドエイト公爵家当主は王族の血を引く、そう現陛下の母違いの弟でこの王国グランドエイト王国の宰相です。


お父様は、プラチナブロンドにアクアマリンの瞳。背が高く慈悲深く頭脳明晰で私にはとても、いいえめちゃくちゃ甘いのでございます。


お母様はアグリーン・グランドエイト。

旧姓はラングエ。

ラングエ侯爵令嬢、ラングエ侯爵家は代々宰相を勤める家柄。

髪の色はブルーピンク、瞳は金色。ラングエ侯爵家は代々瞳は金色である。


お爺様である、イェーガー・ラングエ侯爵は頑固一徹のような方で白は白、黒は黒とはっきりされていますが、お父様と同じでわたくしに甘いのでございます。 


そうこれが、この甘やかしが災いしたのです。


それでは冒頭に戻りましょう


何故わたくしは、落雷が落ちたような衝撃を受けたのか。


私は、王族(王妃様)主催のお茶会におよばれされていました。

王族からのご招待は何があろうと出席しなけれなりません。

ですがこの時のわたくしは、お茶会の招待状を頂いて有頂天でした。

そう私は一度お父様と一緒に王宮に伺った際はお会いした王太子殿下に一目惚れしてしまったのです。


殿下は耀かしい金の髪に、甘いマスクにグリーンとライトグレーの瞳の持ち主、スラッとした出で立ちで、学業も勤勉で真面目お方でお優しいのでございます。


ここまでの話では、キラキラ良家の美男美女のお話のようですが、実は私根性が品曲がった女の子だったのございます。


生まれてこの方お父様、お爺様に劇甘にされささいな事でも、我が家のメイドに激昂し、王太子殿下に、近づく女の子にも嫌がらせをしていました。

例えば足を引っかけて転ばせたり、わざとドレスにジュースを掛けたり、最低です。


私は、綺麗な人形のような顔や姿を持っていても、心は悪魔のような女の子だったのです。


今日も殿下に会える事が楽しみで、王妃様とお茶を楽しみ、殿下が来るのを待ち望んでいたのです。


ですが、王妃様の声と共に顔を上げ殿下を見た瞬間、ガガガーンと体に駆け巡ったのです。


レイチェル・グランドエイト になる前の記憶が…






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