6.モフモフとフワフワは正義!!
「これでだいたいは良いかしら。」
リアかか様が私を見て言った。
私は今、ノアかあ様に抱かれて、私の部屋に移動している。
かあ様とかか様が言うには、どうやら私にはご主人様がいるらしい。魔導書を作ってほしいと言われて作ったのが私なんだって。ステラスであるところを考えると、偉い神様なのかな。
「ついたわよ。」
ノアかあ様が立ち止まって言う。考え事をしている間に部屋についたらしい。
目の前に小さな扉がある。だいたい30cm×50cm位の大きさだ。
もしかして魔導書専用?
よく見たら、廊下にズラッとたくさんある。縦に3つ並んでて、私は真ん中。
扉にはそれぞれマークがついている。桜、菫、リンゴ、さくらんぼ、太陽…雫や火なんてものもある。一番多いのは、植物かな。私の部屋の扉は銀色の月が描かれている。
私がじっと見ているとかか様が扉を開けてくれた。
おおっ……
部屋に入ると(魔導書は生まれたときから飛べる)、中は意外に広く、5m×5m位の部屋だった。奥の壁の中央に大きな窓があり、その目の前にクッションが置いてあった。どうやらこれがベッドらしい。そろそろと上に降りて見る。
ぽすんっ
おおっ……!!
何だこの柔らかさは!!サイコーじゃないか!!一瞬雲の中にいるかと思った。もう他のところで満足できそうにない!!
モフモフ!!フワフワ!!ヒャッハー!!
どうでしたか?
いつもより短かったかも……
主人公の名前はまだ出てきません。
出てくるのはもう少しあとです。すみません。