3.ほわ〜、美人が目の前に……
今回は少し短いです。
んっ……
あれ?ここどこ?
私、たしか死んだはずじゃ……
目が覚めると、真っ白な高い天井が見えた。よし、よくわからないけど、ここはお決まりのセリフ!!
知らない天井だ。
……あれっ?声が出ない?
どういうこと?考えることはできるから生きてはいるはず。
私が混乱し始めたとき、
「あら、目が覚めたの?」
「大丈夫?」
二人の女性がドアから顔を覗かせた。
ドアなんてあったのか……
ていうか、うおっ!!この人たちすごい美人!!顔そっくりだし、双子かな?
二人とも、同じ翡翠色の瞳、白い肌、小さい顔。違うところと言ったら、髪と髪飾りの色くらいだ。右にいる美人《お方》がピンクブロンドの髪に青色の宝石のついた髪飾り、左の美人《お方》がハニーブロンドの髪に水色の髪飾りをつけている。髪飾りの宝石は、見たことのないものだ。
思わず2人に見とれていた。うん、自分でも結構間抜けな顔をしていると思う。けど、どうにもできないから仕方ないじゃないか。
それにしても、私、死ぬのか?死ぬに決まってる。じゃないと、こんな美人2人が私に話しかけるどころか微笑まないよね、普通?あ、けど、私死んでた。じゃ、もう1回死ぬの?きっとそうだ。それ以外に何がある。
うんうんと1人で勝手に納得する。
ベ、べつに現実逃避している訳じゃないんだからね!?
ブクマ、よろしくお願いします。