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ツイテクル

 玄関を出た頃から家の中に入るまで、それは背中にぴったりと引っ付き、鷹のような視線を私に落としてくる。

 家に入れば思い空気が消えて、家の外から視線を送ってくるだけ。

 恐いと思っても、危害は加えてこない分だけマシなのだろうが。

 そう思って、この後の数日間は無視して過ごしていたのだけど、どうも、最近は居なくなってしまったか、後ろの気配も視線もない。

 無くなってしまった事で肩が軽くなったのに、安心がない。

 そうして私には視線が増えて、不安が増えた。

 「ミラレタカッタンダヨネ」

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