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序段 織田信長という男

偉能

それは世界に多く存在する偉人と同性同名の者が使用することができる能力である

偉能は人を殺傷するほどの力を持つため世間の人々から偉能力者は恐れられている


俺はパリにいた

すでに夜は暮れ、一般人は歩いていない

時おり警察官とすれ違うくらいだ

俺は路地へと入った

多少危険だがホテルへの近道はこっちだからだ

多少早足でホテルへと向かう

「そこで止まれ」

目の前に突然男達が現れた

俺はポケットの中の拳銃を出そうとしたが多勢に無勢だと悟った

相手は5人

全員がAK-47を構えている

「持っている金を出せ」

「……」

「死にたいんか?」

男がまくし立てる

「……」

「まあ、多少手荒いが」

男達はAK-47を俺の胸に向けた

「身の程知らずはどっちやら」

俺は初めて言葉を発した

「最後の言葉はしっかり聞いたぜ」

「いや、お前らの最後だ」

「?」

その途端男達の足元から炎が上がった

「ひ、ひぇーー!うわぁーー!」

男たちの断末魔の叫びが聞こえる

「俺に喧嘩を売るからだ」

炎が消えた頃には5人は焼死体となっていた

「バカどもめ」

そう言い放ち、俺はホテルへの道を戻った

俺は偉能力者だ

名前は織田信長、偉能「第六の魔王」の使い手

魔界より業火を呼び寄せ、操る偉能だ


俺は警察庁「特殊犯罪対策課」という偉能力犯罪者の監視を行う組織に所属している

今、パリにいるのは欧州の偉能力犯罪についての調査のためだ

恐らく先程俺を襲ったのは欧州の偉能犯罪組織の一角として知られているコシュマールだろう

日本に帰る前に「ローマの近衛兵」に報告せねばと思いながら眠りについた



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