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昨日の僕らと今日の僕、明日のお前ら

作者: 北本てつ

失敗ばかりが目立つ人生だな、なんて言うと成功も沢山あったみたいだけど別にない。


殺人を犯したのは小学校にあがった年だった。ものを盗んだことはまだないが破壊したことなら結構ある。強姦もまだない。喧嘩もないけど、怪我をさせたことはある。


電車が来るまであと10分ぐらいあるから缶コーヒーをかってベンチで開けた。この缶コーヒーを開けた瞬間に何件の殺人が起きているだろうか?その殺人の全てがこの缶コーヒーを僕が開けたせいで起きたと想像してみるとぞくぞくする。途轍もない魔法を僕は使ったんだよ?


コーヒーを一口飲んで一息ついた。


新しいギターが欲しいなと思った。


よく音が伸びるやつがいい。サスティーンだ。



友達からは気持ち悪がられている。これはイジメなんじゃないかなと思って先生に相談しに行ったことがあるけど何度か相談したら先生は学校に来なくなった。


友達ってなんだろう?



電車がホームに入ってきたから缶コーヒーを投げつけてやった。



とっても可愛い女の子が乗っていて僕はどきどきしたんだよ。



もっと真面目に生きなきゃいけないよってそう言えば先生が言ってたっけ。


真面目に生きるってなんだろ?

しっくりこない日常がきっとこの先も続いていくんでしょ?


電車は止まってるしね。

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