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やつの名はジェイル! たまげた強さの用心棒!

僕のお姉ちゃんは、綺麗で、スラっとしていて、可愛くて~それから~え~と、いいからさっさと本文へ~スマッシュ・ストライク!


 黒衣の男はジェイルと名乗り、リーゼが何者かと問いただすとただの用心棒だと答える。


「へえ、私の用心棒をしてくれるのかしら?」


 と長いツインテールをファサっとなびかせると、黒衣の男は剣を抜きリーゼに向かって切り付けてきた。


「っ! ダンジョン侵入記念のご褒美ってわけ?! 手厚い歓迎じゃない!!」


 咄嗟に鎌で防御していたリーゼは後ろのアルマを気にしながら、クルリと鎌を回転させ、剣をはじく。後ろに一歩下がりジェイルは剣を下げると、


「なるほど……今の一撃を躱すか。ならば! このダンジョンを攻略するのに相応しいかどうか、ためさせてもらうっ!」


「お姉ちゃんっ!」


 アルマの声に反応し、再び防御の姿勢を取るリーゼだったが、



『さっきの速さとは別モノっ……! 受けきれない!』


 頭の中で思考が巡る。だがそこには、恐ろしく速い一閃を盾でガードする戦士ライアンの姿があった。


「む?! 馬鹿なっ?!!」


「ライアンさん!!」


「盾持ちの戦士が私の一閃を防ぐ速さを持つ……何者だ?」


 こ~っちが聞きたいくらいよ!ジェイルにセリフを被せながら姉のリーゼが眼をカッと開きながら足でヒールを打ち鳴らす。イライラしている様子が声を通して伝わってくるのがわかる。一瞬の静寂が流れたあと、リーゼが腕を組み伝説のツンデレポーズでふん!一体どういうつもり?といわんばかりに不服な顔をすると、ジェイルは剣を鞘に納めた。


 合格だと言っているように見えたが、無言でダンジョンの奥へと入って行く。ちょ、ちょっと待ちなさいよ!とリーゼは止めようとするが、一瞬足を止め、ぼそっと何か言ったかと思うと、そのまま闇へと消えていった。大丈夫?お姉ちゃん。とかわいいっポーズで聞いてみる。クリティカルヒットしたリーゼは涙目で僕を抱きしめると、


 「ああっ! 無事でよかった! アルマっ!」ぎゅうっと僕を抱き上げると、うれしい気分になる。あのジェイルという男は、去り際に何を言っていたのだろう?そんなことを考えていると、姉のキス攻撃が始まったので、まあいっか!と思考を切り替え、ドヤ顔で華麗にふんふんふんとキスをかわすのだった~




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