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番外編9の登場人物紹介・裏設定

▼17年前の登場人物ら


イオニウス・ノルテ・ホルハイム 28歳 男性


後のホルハイム国王、現在の英雄王である。


前ホルハイム国王の直系の子であり。暗めの金髪と大きな背丈、強靭(きょうじん)な体格の人物。

当時はまだ王位継承権第二位であった。

成人の儀として、城外にて魔獣討伐を行なった際に自分の剣の才能に覚醒し。みるみる内に剣の腕は上達し、今や武器の扱いを極めし者の称号たる「剣匠卿(ソーディアス)」の名に手が届くか、という程に有名となっていた。

五歳上の継承権第一位の叔父(おじ)に任せ、一人の冒険者という立場で、国の内外を放浪し。その間にティアーネ・グラハム・エスティマという仲間と出会う。

ホルハイム王家に代々保管されながら、誰一人使い手が現れず宝物庫に眠っていた雷の魔剣(エッケザックス)に選ばれ。

魔神を討伐した功績から、第一位の叔父(おじ)からの提言もあり、王位継承権を格上げされ。婚姻を交わしたティアーネを王族に加え、その後のホルハイム王となる……至る。



ティアーネ・フィレム 133歳(外見は25歳) 女性 妖精族(エルフ)


後のホルハイム王妃。ロシェットの母親である。


ホルハイムより東、東部七国連合(イースト・セブン)と魔導王国ゴルダの間にある「魔女の森」と呼ばれる広大な森林地帯の一角にあるフィレム氏族の出身。

黄金を溶かしたような麗しい髪に、透き通るような白い肌と息を飲む美しい外見だけでなく、強い意思を宿した眼をした女性で。水・風・大樹と三つの得意属性を持つ優れた魔術師でもある。


物資や食糧の補填のために森の外に出ていた時、ぼであったイオニウスに()かれ、彼の旅に長らく同行し。優れた魔法の腕でイオニウスを何度も助け、数々の討伐依頼を成功させてきた。

その後、森へと帰還したティアーネを待っていたのは。魔神ウンブリエルから(にえ)に選ばれた、という話だった。



エスティマ 10歳 女の子


後の砂漠の国(アル・ラブーン)王妃である。


ホルハイムより南、メルーナ砂漠に暮らす「(ノル)の部族」の、濡羽(ぬれは)色の髪と砂漠の民に多く見られる褐色の肌を持つ少女。

砂漠の民は閉鎖的な性格な人間が多く、余所者(よそもの)との必要以上接触を避けるものだが。エスティマはその真逆、外の世界への好奇心で溢れていた。

集落に立ち寄った際に、ティアーネに潜在的な魔力の才能と、月属性への相性を見出され。部族外に興味を示し、(むし)ろ集落に留まる事に嫌悪に近いものを日々感じていたエスティマは、二人の旅に同行させて欲しいと懇願する。



グラハム 32歳 男性


後の第七代コルチェスター国王・グラハムII世。


体格の良い軍隊や冒険者らの中では平均的だが、一般的には高い背丈に。細身ながら引き締まった筋肉質な体型を持つ男性。

実父である前国王からは、身体と精神を鍛えるために「世界最強」と自慢である海軍に数年間、籍を置き鍛えられた事で。通常の剣ではなく、長刀(サーベル)小盾(バックラー)の扱いを得意としている。


国外を出る、と決めたイオニウスがまず旅先に選んだのが海の王国(コルチェスター)だったが。海の魔物を討伐した際に二人は初めて遭遇(そうぐう)、共闘した後に意気投合し。

海の王国(コルチェスター)国内での冒険に限定して、イオニウスらに協力してくれる事となった。



魔神ウンブリエル 


太古の昔、まだ魔術文(ルーン)字が使われていた頃に、力の強大さと危険度から既に封印された「九天の雷神(ウラヌス)」の魔術文(ルーン)字──の残留思念が生み出した存在。

濃密な魔力が、瘴気(しょうき)と化す程に凝縮した存在だけあり。元来は決まった形状を持たないが。

周囲の生物から潜在的な恐怖を感じる姿を自動で読み取り、描いた姿こそが三対六本の腕と蝙蝠の羽を生やした、漆黒の人型という外観だった。


魔力が瘴気(しょうき)と化してしまった事で、行使する力が徐々に暗黒魔術(デモニックカース)に寄ってしまい。イオニウスらと対面した時には、完全に瘴気(しょうき)が湧き出す「奈落(アビス)」に囚われてしまっていた。



雷の魔剣・エッケザックス 伝説の魔剣


神々が一二の精霊とともに、人間に授けたのが。精霊が(つかさど)る要素を冠した一二の魔剣。

その内の一振り、空より降り注ぎ、激しい閃光で全てを焼き払う「雷」の魔力を宿し。その材質は人間が扱う事の不可能な神の金属(エタニィオン)で構成されており。決して折れず、欠けず、錆びもしない。

魔剣が選んだ人物には、かつての所有者である雷の精霊の魔力を行使する権限と、雷光が如き身体速度を与えるが。

さらに所有者の寿命を「喰わせる」事で、さらに強大な雷を召喚が可能となる。


かつての英雄王・クレウサが大陸を統一し、アスピオ魔導帝国を建国した際。帝国の一貴族だったホルハイム伯爵家が有していたが。イオニウスが登場するまで使い手が現れず、魔剣である事すら忘れ去られていた。

もし当時、ホルハイム家にこの剣(エッケザックス)に選ばれた人間がいたならば。英雄王(クレウサ)は誕生しなかったかもしれない。


▼十二の魔剣

火 レーヴァテイン

水 アロンタイド

氷 ニムザリク     セス大氷原に

雷 エッケザックス   イオニウス

地 フルンティング   リュゼ

風 シグムント

大樹 ミストルティン  大樹の精霊(ドリアード)

太陽 クラウソナス   ソルダ

月 セクエンス

光 カルンヴェンハ

闇 ミュルグレ

竜 バルムング     ヤマタイの勇者→不明


▼その他の属性魔剣

霜 ニトクリス

海 アルトゥーラ

深淵 アケロン

溶岩 カグツチ

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