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ミラとの食事も終わり、4日後にまた来るからストレッチと反復横跳びは忘れずにやるよう言って町を出た
ちょっと鍛冶の勉強しようかな ミラの短剣を見て思ったけど、品質が非常に悪いのね
同じ鉄でももうちょっとましな武器をもたせてやりたいと思ったからだ。
ファンタジーによくある希少金属も存在してるけど、さすがにそれで作るのはまだ早いけど せめてサバイバルナイフのように、少しでも多目的な物を作ってやろうと思った。 片面がノコギリみたいになってるやつとかね
とはいえ、今までの人生で鍛冶なんて経験は全く無く とりあえずいつもの創造神アイシス先生に聞いてみようとアイシス宅へ向かった
「アイシスー ちょっと頼みがあr…ってどした?!」
「あ、トーヤ様 お見苦しい所をお見せして申し訳ありません」
アイシスは…両手にクッキーを持ち、口の周りにはクッキーのカスをたくさん付けていた
「ああ、お腹が空いてたのか すぐ作れるものを用意するから口の周りをどうにかしといてね。 せっかく美人なんだから」
サっと自分の小屋に戻り、亜空間倉庫から素材を出し いつもの肉野菜炒めとツナをまぶしたチャーハンを作ってアイシスの所へ行く
「ふぅぅ いつもながらとても美味しい食事です」
どうやら一息ついたようだ
「パンとハンバーグを多めに作っておくから自分で保管しておくといいよ いつでも食べれるようにね」
「いつもいつもありがとうございます 今までは特に食べなくても平気だったのですが、トーヤ様の作るおいしい料理を知ってしまったらすっかり気に入ってしまって…このクッキーもとてもおいしいです」
「まぁ喜んでもらえたんなら何よりだよ」
「それで、何か御用だったのでしょうか?」
「ああそうそう、ちょっと武器を作ってみたくてね 鍛冶とかについて聞きたいことがあったんだよ」
「鍛冶…ですか この世界の人間種やドワーフ種が行っている工程は、魔力で代用できます。 やり方をお教えしましょうか?」
「ぜひお願いします!」
さすがは創造神 作る事ならお手の物だね
それから3時間ほど講習し 魔力で鉄を溶かし、異物を排除 圧縮して空気抜き 後はイメージに合わせて成型 昨日ミラが使ってた短刀と同じくらいの長さで調整 魔虎の皮で鞘を作って刃を研ぐ
うん、いい感じに出来上がった 少なくともそこら辺で売ってる鉄の短刀よりは上等の物が作れた。 二刀流で戦ってたから同じものをもう1本作って亜空間倉庫にポイ
これで切れ味も耐久性も段違いに良くなるだろう。 やっぱり戦闘中に武器が壊れるっていうのは超危険だからね
ただこの作業…おもしろくてハマりそうだ アイシスに鉱石素材を詳しく聞いてかっこいい剣でも作ろうと思う。 ああ、どっちかというと刀の方がいいな 一応初段取るまで剣道やってたし、居合とかロマンだったなぁ
この世界ではオリハルコンが最も硬く、2番目にミスリルと続く それでもミスリルで仕上げられた剣などの武器は国宝級とも言える価値を誇っており、 使い手はあまりいないそうだ
で、アイシスお勧めなのは オリハルコン7割 ミスリル3割の合金が使い勝手がいいらしい
オリハルコンの硬さを維持しつつ、ミスリルの持つ魔力の透過性を十分に発揮できるレシピだと言う。 ただでさえ硬い武器に 更に魔力でコーティングするというこの世界ではチート級になるとの事
オリハルコンは完全に不純物を取り除いた状態でも黒地に星を散りばめたような銀色の小さな粒が見えるという まさに星空から引き抜いた…という感じになるらしい これはぜひオリハルコン合金で日本刀っぽいのを作らなきゃいけないな!
まずは鉱石を拾ってこなきゃいけないな オリハルコンはこの世界では普通に手に入らないみたいだ、 過去に降り注いだ隕石に含まれている素材だとの事で 2~300年ほど前に、海に落ちた隕石があるらしく 場所を教えてもらったので潜って確認しに行こう
ミスリルは空気中の魔力が濃厚な場所に生成されるって…つまり 魔の森の中心部 この辺の地下に埋まってるみたいだ アイシス宅の地下室作った時に出た残土を後で確認してみよう。 なにやら独特の魔力パターンがあるから割とすぐに分かるらしい
ふむ…ミスリルか 町で購入した農業用の道具、すぐ壊れるんだよね。 まずはコイツラから作っていくか!
家の敷地から出て 木が折れたりして荒れ地になってる場所に亜空間倉庫から残土を少しずつ出して確認していく。 全部出し終わった時点で手に入れたミスリルはピンポン玉サイズで1個分…これじゃ鍬も作れないし
いや、別に総ミスリル製じゃなくてもいいのか 適度に鉄を混ぜて合金にすれば鍬とスコップくらいは作れそうだな
とりあえずミスリルの魔力パターンはわかったから、ピンポイントでミスリルを掘り出して色々試作してみよう
今日は色々と身になる情報が多かったな 明日は隕石を見に行くとして、今日中にアイシス用のハンバーグを作って差し入れしてやろう




