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夜明け前 じゃが芋畑を見回りながらゴルドアプルを食べる 芋は順調りんごはうまい

芋を調理するとなれば…何が必要かな やはりバターか

作り方はどうだったかな 確か生乳を1日以上冷暗所で放置して、分離した上澄みをシェイクするんだっけ いまいち覚えてないけどやってみながら考えるか、まずは牛乳の情報からだな、ちょっと森の中に牛系の魔物がいないか調べてみるか ま、その前に組合から聞いた方が早いな


今日は角を3本にしとくか、背負い袋に入れてルインズの町に向かう 急がないと朝日が昇っちゃう


「おはよう これの査定を頼むよ」

「おはようございます 少しお待ちください」

「そういえばお兄さんの名前聞いてないよね」

「ああそうでしたか、遅れましたがロスターといいます」

「知ってると思うけどトーヤだ ちょっと牛乳について聞きたいんだけどいいかい?」

「この町では手に入りませんね 魔の森にいる魔牛を気絶させて、その隙に絞るのが定番なんですけど 常温だと3~5日で腐ってしまうので流通はしてませんね 王家や貴族なんかは騎士団が時間遅延の効果がついたマジックバッグを使って収集するので、経費を考えるととても一般的じゃないんです」

「森に牛がいるんだ…まだ遭遇してなかったな それより魔物の名前って誰が考えてるの?わかりやすいけどそのまんまだよね」

「魔物の名前は誰が聞いてもソレだとわかれば割と適当みたいですね」

「そうなんだ まぁ森に行ったら探してみるよ」

「気を付けてくださいね 気性が荒いとの情報がありますので」

「わかったよ それじゃまた」


魔牛か…そのまんまだな とりあえず次の目標はバターだな。 日暮れまで待ちたいけど今すぐ行きたいから出るか

町から出て北に向かいちょっと小走りで進む 周囲を警戒してたら人目がなくなったのでそのまま全力ジャンプ! 空中で偽装を解いて森へゴー


森に到着 さぁ牛さん出ておいで

魔力を探知しながら森を進んで行くと…

「ん?西の方に魔物じゃない反応が…25人分か、面倒だし離れるか」

森で狩るなんてそこそこ出来る冒険者なんだろう 変なプライドとか持ってそうだし触らぬ神に~ってやつだ

反対の東に向かって進もう 反応はあるけど知ってる反応だ、鹿と猪だ、外周に沿って北側に向かってみるか

んー見当たらないな もしかしてレアなのか、困った時のアイシスだな

『ちょっといいかい?聞きたいことがあるんだけど』

『はいなんでしょうか?』

『魔牛ってのいるじゃない?それの生息範囲とか知ってたら教えてほしいんだけど』

『魔牛は森の北東部が生息域ですね 基本群れませんが、番とセットの場合もあります』

『わかったよ ありがとうね』


よし行こう 番を探せばどっちかが雌だから間違いないな


そんなわけで 番を2セット拉致してきました

肉も欲しいけど牛乳の安定供給も捨てがたい 防壁の内部に専用のスペースを作って放す

さて…搾乳だけど やったことないよ! あまりストレス与えるとダメなんだよね 確か

どうしようかな やはりアレか 困った時の… せっかくだから小屋に行ってみよう


コンコン

「ちょっといいかい?」

「今開けますのでお待ちください…と、なんでしょうか?」

「これを聞くのはどうかと思ったんだけど 搾乳の方法をだね…」

「お力になれず申し訳ありません さすがにその知識は持ち合わせていません」

アイシスは頭を下げながら言う

「あーいや 知らないならしょうがないね。 俺も知らないわけだし それなら組合で聞いてみるかな」

「牛乳を所望されてるのですか?」

「いや、牛乳からバターを作ろうと思ってね ほら、じゃが芋があるし」

「じゃが芋にバターですか 合うのですか?」

「俺の生まれた国じゃ定番中の定番だったね おいしいよ」

「そうなのですか!それはぜひ実現してほしい物です」

「うん、何より俺が食いたいからね がんばるよ」

「よろしくお願いします」


アイシスもおいしい物には興味はあるらしい とはいっても、芋はまだ収穫できてないんだけどな 明日組合に行って搾り方聞いたら芋も現物買ってくるかね



「おはよう 質問があるんだけどどの窓口に行けばいいのかな?」

ロスター君に問いかけるとあっさり返事が来た

「おはようございます 一番奥の総合受付でお願いします」

「ありがとー」


総合受付優秀だな おっ ジールと目が合ったので手を上げてみる

「おはよう ちょっと聞きたいことがあるんだけどいいかな?」

「はいおはよー 何を聞きたいのかなー?」

「えーっとね 魔牛の搾乳のやり方なんだけど」

「乳搾りですかー やり方はこう…根元から先に向かってキュッと」

「こうね キュッと ふむふむ、搾りに行ってくるかな」

「魔牛はお肉も売れるからそっちの方がいいかもー 牛乳は腐っちゃうから。 はっ?もしかしてマジックバッグ持ってたりするのかなー?」

「いや、牛乳使って割と長期保存できるバターを作ろうと思ってね」

「バターですかー?それは聞いたことないですねー 牛乳が長期保存できるんですかー?」

「おや、この町にはバターはないのか。 作っても売る気はないんだけど 自分で使うから」

「ダメですよー おいしい物はみんなで共有しなきゃですよー なので完成したら少し持ってきてくださいねー味見しますから!」

「あ、はい」

バターの味とか言ってないのに…おいしいってわかるのか 恐ろしい子

とりあえず芋買って帰って試作と行きますか




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