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おっさん『尊い』を知る。

先ずは読んでいただきまことにありがとうございます。

 

 屁リコプターを使用して10分程たった。


「……ベル爺……息……が……チーン」


「あははは……ゔぉえ!……うぼぉ!……チーン」


「みんなどうした? 高所恐怖しょ……チーン」


 三人は気絶した。




 とある砂漠の秘境の地。


 プププププププププププ!


「何の音だ?」


 突如として異音が聞こえて来た。


 プオオオォォォオオオオオ!


 ドップラー効果を響かせながらなんか知らない物体が高速で通り過ぎた、通り過ぎた後には黄色い屁行機雲が出来ていた。


「何だあれは……あたいは寝ぼけてるのか?」


 目を擦りながら、その優秀な二つの眼で未確認飛行物体を確認する。


「あれは……人か!」


 彼女は人だと確認が取れた時、すぐさま弓を構えた。


「この距離ならまだ届く!」


 三本の矢が放たれた。


「……ふが?」


「……おや?」


「……ファ!?」


 一匹刺さった。


「どうやら間に合ったみたいだ……一人刺さってるな」


 矢によって屁リコプターが破壊された、一匹は刺さった事で覚醒し自分でもぎ取った。


「あれ? いつの間にか迷いの森が砂漠に……」


「本当ですね、これが噂の温暖化による砂漠化ですか……」


「あっつ! なに此処、俺溶けるんだけど!」


 三人は迷いの森に到着した(嘘)。


「えっと……あんたら大丈夫か?」


 そんなマイペースな三人の前に褐色に焼けたエロティックなおねいさんがいた。


「あ、はい。 なんか知らないうちに気絶していました」


「お嬢さんが助けてくれたのかい? 恩に着る、ありがとう」


「あっつ! あっつい! ウヒョー! あっちに水あるじゃん!」


 一匹は放っておこう。


「どうやら迷い込んだみたいだな、旅人かい?」


「旅人というより実家に帰りたいだけなんですけど……」


「こちらのアイラさんの実家に向かう途中なんだ」


 二人は謎の褐色美人に互いの状況を伝えた。


「……って事は迷いの森目指してたら此処に来てたと」


「そうなんです、と言うか此処どこですか?」


「あんたらが聞いたら落ち込むと思うが、此処は最南端のオアシス『ベルーシャ』だ」


 おっさん達は最南端に到達した。


「……最南端」


「迷いの森では無かったのか……とりあえずお嬢さん芋食うか?」


 友好の印に先ずは芋を配布する。


「あ、ありがとう。 これは……サツマイモか?」


「お? この芋の名前知ってるのかい?」


「あぁ、あたいが旅をしていた時食ったことがある。 異常に美味かったから名前を覚えていた」


「そうかそうか! 遠慮せず食べてみんさい!」


 褐色美人は芋を食う、なんか妙にエロい。


「……ふぅ、この甘さ、口でほろける感触、ホクホクと口から漏れる熱気……」


「なんか彼女、恍惚とした表情で食べてますよ」


「……これを、『尊い』と言うんだな」


「尊い?」


「あぁ、エロティックな事だ」


 違います。


「……あぁすまん、思わずあまりの美味しさにイってしまった」


「……尊い」


「……はぁ尊い」


 もうだめだこいつら。


「素敵なプレゼントをありがとう、お礼に何か手助けしようか?」


「……そうですね、地図の読める人とか知りませんか?」


「何だその低いハードルは、地図ならあたいでも読めるぞ?」


 三人は最南端で地図の読める人を発見した。


「本当ですか! 助かります!」


「……そなたが勇者であったか」


「え? はぁ(地図ってそんなに大変だっけ?)」


 褐色美人がパーティーに加わった。


「そうなると、もう迷いの森行く必要ありませんね」


「そうだな、災い転じて福となすだな!」


「勝手にパーティーにされてる!?」


 拒否権は無い。


「そう言えば自己紹介がまだだったな、私がベル爺で彼女がアイラだ……で、あそこで水浴びして遊んでるのがファだ」


「わーい! わーい!」


「……あの子は大丈夫なのか?」


「あれでもドラゴンらしい」


「ドラゴン!?」


「水うっめぇ! あははは、きんもちぃー!」


 ファフニールは偉大なドラゴンなのだ。


「……まぁいいや、あたいの名前はアイシャってんだ。 アイラの家まで案内してやるよ!」


 こうして無事に道案内を見つけた三人は正式にアイシャを仲間にした。


「よし! じゃあおじさんの屁リコプターで」


「それは止めて!」


「……え?」


「マジで! それだけは止めて!」


「う、うん(なんでこんなに真剣なんだ?)」


「あんたらじゃあ歩いて行くのかい?」


「いやアイシャさん、もっといい乗り物がある」


「乗り物?」


 そう言ってアイラはオアシスに向かった。


 アイラから黄金の右ストレートが炸裂する。


「いつまで遊んでんだクソドラゴンがぁ!!」


「はぐあぁ!!!」


 ファが吹き飛んだ。


「……あれ? ベル爺さん、彼女やばくない?」


「……うん……うん、まじヤヴァイ」


 おっさんはアイラの知られざる一面を知った。


 そうしておっさんと三人はファフニールの背に乗って実家を目指したのだった。

芋の品種判明。

サツマイモ(薩摩芋、学名: Ipomoea batatas)は、ヒルガオ科サツマイモ属の植物。あるいはその食用部分である塊根(養分を蓄えている肥大した根)。別名に、甘藷かんしょ、唐芋(からいも、とういも)、琉球薯りゅうきゅういも、とん、はぬす等がある。近縁の植物に、アサガオやヨウサイ(アサガオ菜)がある。


以上WIKIよりコピペ。

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