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蓮華色の記憶  作者: 智×悠
10/13

100点差の答案用紙

さあさあ、泣く子も黙るテストの時間ですよ♪

ヌゴラキを倒してから2週間が経ち、気づけば他にも敵を3体ほど倒していた。それぞれサヌダキ、カチュノキ、ギツルキとか言ってたっけか。

あっという間に期末試験が来てしまったが、オレは社会が得意だが数学がどうも苦手で、この1週間相当手こずっていた。



数学のテスト問題を見た途端、もう終わったと思った。

なぜなら、全く覚えてもないからだ。

白紙の答案用紙に名前を書くだけでそのテストは終わった。

次の時間は社会のテストだ。社会のテスト問題を見た時、勝利が確信できた。



数日後、テストが返却されたが、やはり数学は0点だった。

隣の席の悠蓮架は25点だった。

「蓮架、25点も取れていいなぁ〜」

「これでも取れなかったんやさ・・・。」

「オレなんて0点だぞ!!」

「どんまい!!!」

しかし、次の社会のテストでオレは100点を取り、クラスの注目を集めることになる。

「蓮華すごいな!!私なんて28点やったんやお〜!」

「たまに社会だけは100点取れるんだよ・・・」



帰り道、今日も悠蓮架と並んで歩いた。

「智輪蓮華、どうやったら社会で100点取れるの?」

「ただ暗記すればいい。それに尽きる。」

「えぇ〜?教えてよ?」

「り、理由なんてねぇよ!!」

腕を掴んできた悠蓮架の顔を、なぜか見ることができなかった。

「まっ、数学じゃ負けたけど、トータルだとオレが上だからな。」

「ずる〜い智輪蓮華!!」

悠蓮架は、ムッとしているのだろうか。

恥ずかしくて見られない。


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