表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
地味パーティーのエルレアさん  作者: 甘栗八
第2章 小賢しい会話
38/75

エピローグ

 その後。


 収納の腕輪は、自力でその魔法の使えないエルレアの左腕で魔石の煌めきを放っている。例によって全力で尻込んだエルレアだったがふたりに無理やり嵌められてしまった。

 ふたつの空間を独立して生成できるため、一部屋を自室にすれば、とヴェガに言ってもらって、翌日まる一日かけて一緒に家具などを買い揃えて整備した。預かってもらっていた背嚢も片隅に置いてある。だいたい一室あたり六畳ほどで、ヴェガの持つ広大な空間から比べるとごく小さいが、プライベートな場を作るくらいならばちょうど良かった。それにしても贅沢な使い方だとは思う。

 『沙巌熊(アダマス)』の入れられていたもう片方については、トキに考えがあるらしい。




「『悪食(アクジキ)』のエルレアです!」


 エルレアは姿見の前で腰に手を当てて決めポーズをしている。

 ルーセントなどにまた声をかけられたら、ヴェガのように華麗に躱してやるのだ。自分が『悪食(アクジキ)』メンバーである、というのが誇らしい。所属組織の名前を出してきたダメオたちの気持ちもすこしだけわかる気がした。

 低い声でトキの真似をしてみる。


「この際覚えておくといい……『悪食(アクジキ)』だ!」


 誰にも見られない環境でエルレアは調子に乗っていた。人差し指を顔の前で立てる。


「イイ男には間に合ってるのよ!」


 ……言ってみてから、しかしこれは自分でも恥ずかしすぎた。

 真新しいベッドに顔を(うず)めて、エルレアはしばらくジタバタと悶えたのだった。

第2章、お付き合いいただきましてありがとうございました。

少しでも気に入っていただけましたなら、ブックマークいただけるととても嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ