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[レビュー11] ほうこうおんち様の「1940アメリカ消滅 ~引き算の第二次世界大戦~」

イチオシレビュータイトル:現代にも通じる問題性がある思考実験、その時日本は?

投稿日:2022年01月16日

作品タイトル: 1940アメリカ消滅 ~引き算の第二次世界大戦~   https://ncode.syosetu.com/n4931ha/

作者:ほうこうおんち様   https://mypage.syosetu.com/1452755/


(レビュー本文)


北アメリカ大陸の物理的な消滅という奇抜な設定ですが、その影響については科学的に緻密に考察し十分現実性を感じます。国際的に科学者たちが集まって大きな問題を研究討議するところは小松左京の小説を思い出しました。

更にポリティカル・フィクション、政治的な思考実験として非常におもしろいです。


アメリカの介入が消えた以外の影響としては、地球科学的には「気候の大変動」、国際政治的には「理想主義の後退とむき出しの自国中心主義」。

これらは2022年の私たちの問題にも酷似していて胸が痛くなります。

率直に言って戦争などしている場合ではないと思うのですが、大国は「生存のために」他国の侵略と収奪に走ります。

人類の愚かさにうんざりしながら人類の一員である事忘れずベストを尽くす。

それがこの小説を尊くしています。


おもしろいので、ぜひ読んでみてください。

 スケールの大きい作品ポリティカル・フィクション。ある現象が環境・経済・政治にどのような影響を与えるかのシミュレーションで、その意味では「日本沈没」に近いかもしれません。視点が一個人から地球全体まで自在に縮尺を変えるのが素晴らしかったですね。

 

 私たちは2022年に生きていますが人間の愚かさ、国家のふるまいの野蛮さを目撃することになりました。人間は賢く愚かだという嘆息とともにこの小説を思い出しました。


 ほうこうおんち様は「もしも日本が他動的な理由で有人宇宙船を打ち上げる事になってしまったなら」という宇宙開発SFを連載してらっしゃいます。これも非常におもしろいです。 

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