またどこかで
桜舞う季節
こぼれる涙一つ
静けさに溺れて
青ざめた恋は
ゆらりゆら揺れて
不透明に照らされた
曲がり角へ
私をいざなう
排気を吸ったスーツ
点滅する信号機
室外機にのった猫
どこも灰色で
目を閉じているように一人
月の明かりを探して
彷徨う
数えきれない夜
涙が枯れ落ちていく
ああもう
拭い去って
忘れ去って
すべて泡になれ
好きだった
声も
好きだった
眼差しも
届かないほど遠い場所へ
私をいかせて
それでも
それでも
追いかけてしまう
あなたを遠ざけるほど
息ができなくなる
ああ
愛しい人よ
あなたが幸せなことを願います
またどこかで
ありがとうございました。




