『姫君と犬』編
『女王と狼』から三年後の話。つまり煌輝達は華谷達の三つ下。
星尾煌輝:ほしおきらめき
名前の字面だけ見ると男みたいな、我儘姫様。ただし我儘を除くと、わりといい子。金持ちの家で教養を叩き込まれているため。それでも性格はひどい方で、熱しやすく冷めやすい。手に入るまでは渇望するが、いざ手に入った頃には飽きてる。大勢で騒ぐ経験がないのとそういうのは下品だと教わってきたため、行事には参加しない。頭はよくて中の下、たまに追試にひっかかる。運動はまるでダメ、ボール投げとか10メートルいかない。国語しかできない文系。すごい縦ロールじみた巻き毛なので教師からよく注意の目を向けられる(家が家なので注意できない)が地毛。顔付が派手。眉毛は太い。貧乳。本人は気にしてるが、身長も低めでやせ形な上童顔なので、これで巨乳だとロリ巨乳になる。砂を吐くほど仲のいい両親を見るたびに胃もたれをおこしそうになる。だから恋愛沙汰には興味がない、少女漫画なんてもってのほか。ただ金目に薦められた某漫画は読んでる。
金目高利:かねめたかとし
お笑い芸人でも金の亡者でもない。麗香とは違い性格も含め完璧超人。引っ込み思案で意見を言わないところがあるが、周りからは優しいとしか思われない。実際に優しい。王子様系の外見。いわゆる細マッチョ。体の弱さは克服しつつあるが、風邪とかになると周りより重くなりがち。煌輝に対するあれと二次元補正みたいなところを除けば普通の男子高校生。エロ本はベッドの下ではなく本棚の裏。とりにくいけど変えるつもりはない。煌輝に対してだけストーカー気質かつ粘着質。ヤンデレの気がある。理系、将来は医者。家族に医者はいないが、製薬会社がグループ内にある。煌輝の貧乳を普乳くらいにしようと画策中。揉むだけでなく医学的アプローチも考えている。好きな漫画は『動物のお医○さん』姉の影響。
佐藤次郎:さとうじろう
佐藤太郎の弟。やはり変な才能さえなければ平凡な子。ただし兄と違い、人嫌いが多い。しかし相手に対する評価は正当。煌輝と小学校からずっと一緒、大学は違う。煌輝の大学の近くの大学。金目のいるキャンパスの近くにある。高校では三年間クラス一緒だった。金目からの嫉妬の目線被害を受けてるのは大体次郎。理科はできるのに数学ができない文系。太郎からの餞別の言葉は「変人には気をつけろ」だった。