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魔法使い現る
一瞬、吐き気に見舞われた。どんなに生前このような現場に遭遇していたとしても、今世の肉体では初めてのようなものだ。拒絶してしまっても仕方ない。
えづきながら、腹這いに木陰に隠れる。それだけでも激痛が私の動きを止めてくる。
私はそのまま寝転がった。なんだか考えることを放棄したくなったからだ。
こう言ってはなんだが、この体は想像よりも限界を迎えていて、意識を保つのもやっとだった。もう眠ってしまいたい。
(なんかなぁ……イマイチ方針が決まらない)
このままだと死んでしまう。その予感がちゃんとあって、それでも危機感は煽られない。