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午後0時45分 ブルーレイ
空が青い。
みのるは指揮を執りつつ、空を仰ぐ。
青空に身を託すように。
「大丈夫?」
あまりにぼーっとしていたので、先程やって来た各部のマネージャーたちに声をかけられる。
「あ、うん。大丈夫だよ。」
みのるはそう返したものの、本当は何も聞いていなかった。
さっきまでの敵の勢いが全くない。
みのるはそのことばかりに気がいっていた。
「何か、ありそうだな。」
そして再び空を仰ぐ。
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みのるの予想が当たったのか、敵が散発的にやって来て、徐々にその数は増えていった。第一波の時と同じく総数で言えばかなり多かったのだが、さらに増えた味方によって戦線はほとんど動くことなく乗り越えてしまうのだった。




