第三話 『夢』
この小説はフィクションです。
実際の人物や団体などとは関係ありません。
「…あれ…ここは…?」
周りには数人の学生が席に座っており、私は真ん中の席に座っていた。
「えっ…なんで私教室にいるの…?さっきまでホテルにいたはずなのに…それになぜ私は"セーラー服"をきているの…?」
突然のことだった。
気付いた時には"見覚えのない教"にいて、いつのまにかセーラー服を着て席に座っている。
そして、もう1つあることに気が付いた。
「あれ…体が…動かない…」
そう、意識はハッキリしているのだが体が麻痺した様に動かないのである。
私は必死に動かそうとしたが動かず、一目散にここから逃げたいと考えていた時だった
ギョロッ!!!
一斉に全員が餌を見つけた魚の様に私の方を向いた。
「えっ…なに…助けて…」
「蜷帙′蠖シ縺ォ驕ク縺ー繧後◆」
「蠖シ縺ョ蠖シ螂ウ縺ォ縺ェ繧句ュ舌□」
「縺輔=縲∵掠縺丞スシ縺ョ縺ィ縺薙m縺ク」
私に向けて恐ろしい声で何かを言っている。
「いやだ…早く…いやだ!動いて…動いて!」
体を動かそうと必死になった。
段々と迫ってくる恐怖。
私は耐えきれなくなり、意識が…
「……………はっ!ゆ、夢…?よかったぁ…」
「…ん〜?どうしたのぉ…」
「あ、ごめん!起こしちゃった…?」
「大丈夫だよぉ〜」
悪夢から覚めた私の体は汗でびっしょりだった。
「ちょっと汗かいちゃって気持ち悪いからシャワー浴びてくるね…」
私は大量にかいた汗を洗い流すためにお風呂場へ行った。
私は悪夢を見たことだけは覚えている。
だがどんな内容だったのか、うっすらとしか覚えていない。
「明日…大丈夫かな…旅行楽しめるかな…」
体の震えが止まらない。
また寝たら同じ夢を見てしまうのではないか、そんなことを考えてしまう。
数分後、お風呂場から出た私は同じ様な夢を見た経験がある人がいないかネットで検索をかけた。
するとある都市伝説がヒットした。
『待ち人』
さっき見た夢とは関係ないだろうと思いつつ、もしかしたらと思った私は恐る恐るそのサイトを開いた。
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