炎耐性を持つ装備を2つ装備すると、さらに効果が上昇します
次の日。
俺は早朝から動き出しました。
その行動の結果をまとめると、以下のようになります。
「人力☆所持金確認スキルー実行」
・前回残金 [10,300G]
・喫茶店売上:254,200G [264,500G]
・給料:-50,000G [214,500G]
・封魔の包丁改造(後金):-45,000G [169,500G]
・炎雷龍の鱗(後金):-15,000G [154,500G]
「装備品確認スキル実行!」
・武器:吸魔の包丁 Lv3(FAT 175、MAT 70)
・防具:ドラゴンレザーエプロン Lv1 (FDF 80、MDF 140、炎耐性)
・補助:月のイヤリング(MPR+2%)
炎龍の鱗(炎耐性)
「ステータス確認スキル実行!」
・Lv:82
・HP:536/536
・MP:273/273
・FAT:340(+175)
・FDF:338(+80)
・MAT:344(+70)
・MDF:340(+140)
俺は思いました。
「炎耐性、2つ、かぶってる!」
しかし、これには理由が。
炎耐性は、『完全防御』ではなく、『耐性UP大』というのが正解。
強敵の炎魔法を完全無効化するなら、二重で耐性を持っておいても良い、とのことでした。
一方で『雷龍の鱗』を装備しなかったのは、
・アクセサリは2つまでしか効果がない
・この辺には雷属性魔法を使う敵が少ない
という理由があります。
なので、コレは状況によって装備変更を行うことになります。
また『MPR』はMAGIC POINT RECOVERYの略で、つまりは魔力回復能力を指すそうです。
これも異世界取説に書いていました。
以上。
よし!
強くなった俺。
ただ、今回一番お話したいのは、この点ではありません。
残金の『154,500G』についてです。
今回の喫茶店売上は『254,200G』。
このまま喫茶店の経営を続ければ、かなりのお金持ちになれそうです。
しかし、現状の俺には既に。
欲しいものがあるのです。
そして、そのあるモノは、ポリンクの家具店に存在します。
今から、俺は、そのあるモノを拝みに行きます。
では、ここで問題です。
その『あるモノ』とは、一体なんでしょうか?
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ここから皆様がシンキングタイムに入りますので、皆さまは白い帽子をかぶったタドルくん人形の映像をお楽しみください
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正解は・・・。
越○製菓!
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ここから再び皆様がシンキングタイムに入りますので、皆さまは赤い帽子をかぶったタドルくん人形の映像をお楽しみください
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改めて、正解は。
『アンティーク置時計』でした。
不正解者はダストシュートです。
正解者に拍手。
あめちゃんをプレゼント。
そして、今俺の眼前には、その置時計が存在しているのです:
・俺の背より少し高いビックサイズ
・上部に時計部があり、下部には大きな振り子が付いている
・俗に言う、『おおきなノッポの古時計』というやつである
・時計の数字はギリシャ数字
・時計の針もオシャレなデザイン
・細部までコダワリつくされている
「ずっと、見てれる」
時計見ながら、時間忘れる。
しかし、時計をなめまわすように眺めれば、当然、アレが目に入るわけであって。
「『400,000G』。
たっつけぇよぉ」
『0、1個多いんじゃね?』ってなるヤツだ。
でも、もう数回このお店に通って、何度も見ている『値札』なわけで。
一応、店長さんにも確認までしたわけで。
「そもそも、時計、ってだけで高いんだよ」
この世界に時計は存在するが、本来、個人所有するものではない。
街には大時計が存在して、みなはソレを頼りに生活している。
それが普通。
ただし、ガンダルとポリンクでは、小型の時計の普及が進みつつある。
それでも、さらにアンティークの付加価値まで乗っかって。
「やっぱり、『400,000G』、なんだよなー」
ということで、しこたま時計を眺めた俺は。
大満足で帰路についたのだった。