アクセサリは最初に装備した2つのみの効果が適用されます
タドル強化計画も一旦ここまで。
ヒーリングラビットの件も後回しとします。
さてここからは、久しぶりに喫茶店の話題に戻ろう。
喫茶店、バーともに、第一理想系には到達している。
ただし、『バー』という言葉を使うには、アルモノが足りない。
それは、『カクテル』である。
前世には、『世界4大スピリッツ』という言葉が存在した。
『スピリッツ』とは、蒸溜酒のことで。
蒸溜酒とは、自分で調べてください。
世界4大スピリッツとして挙げられるのは以下の4つである:
・ジン
・ウォッカ
・テキーラ
・ラム
ここで残念なお知らせがあります。
現在の世界には、ジン、ウォッカ、テキーラ、ラムは、全て存在しません。
厳密には、今まで見てきた全ての酒店には置いていませんでした。
しかし、スピリッツ、つまり蒸留酒ならすでに持っています。
『米焼酎』です。
今回は、妥協の妥協として、米焼酎を代用として用います。
次にここからは、有名なカクテルを列挙してみたいと思います:
・ジントニック[ジン]:ジントニック(炭酸)、ライム
・マティーニ[ジン]:ベルモット、オリーブ、レモンピール
・モヒート[ラム]:ライム、砂糖、ミントの葉、炭酸
・モスコミュール[ウォッカ]:ライム、ジンジャーエール(炭酸)
・ソルティードック[ウォッカ]:グレープフルーツ、レモン、塩
・スクリュードライバー[ウォッカ]:オレンジ
この中であまり聞き馴染みがない言葉が、『トニックウォーター』と『ベルモット』です。
トニックウォーターとは、炭酸水に柑橘類などのエキスを加えたもの、だったはず。
でも何の柑橘かはわかりません。
でもとりあえず炭酸であることはわかります。
ベルモットは・・・。
わかりません。
なので、マティーニは諦めます。
・ソルティードック[ウォッカ]:グレープフルーツ、レモン、塩
・スクリュードライバー[ウォッカ]:オレンジ
この2つはイケます。
問題は残りの3つです:
・ジントニック[ジン]:ジントニック(炭酸)、ライム
・モヒート[ラム]:ライム、砂糖、ミントの葉、炭酸
・モスコミュール[ウォッカ]:ライム、ジンジャーエール(炭酸)
全てにライムが使われていて、共通点があります。
問題は『炭酸水』です。
そんなもん。
この世界にあるんかいな?
*****
「ミエルさん、ちょっと質問なんですけど」
「何?」
「二酸化炭素を噴射する魔法ってないですか?」
「今度は、何に毒されたの?
ないわよ」
「ですよね・・・」
「敵を窒息でもさせたかったわけ?」
「炭酸が欲しかったんです」
「あー。
なら天然の炭酸鉱泉が存在するわ。
超レアだけど」
「そこ!
連れてって!!」
*****
天使転移にてやってきたのは・・・。
「まさかの『テハイサ』、再来」
天使はビーチにイスを持ってきてソシャゲを始めました。
がんばれ!
俺は、早速。
村長宅へ向かった。
「お久しぶりですタドルさん。
またゴムをご所望ですか?」
「いえ、あの、今回は。
炭酸が欲しくって」
「タンサンとは、何ですか?」
「なんというか。
シュワシュワした水です」
「ああ!
ならソルティー温泉に湧いている水のことですな。
あんなもので良いのなら、ご自由にどうぞ。
ただし、温泉は森の中ですので。
モンスターの襲撃には注意されてください。
1人、案内の者をつけますので」
*****
俺は、以前、観葉植物を採取した森へと入っていた。
案内人のサプラさんは、村長と同じ仮面をつけていて、村長と同じく帯刀していた。
どうやら護衛の意味もあるらしい。
魔物が出るので、温泉に近づく人間は少ないらしい。
なんか、ちょっと、もったいないなと思った。
狼やワニ。
そして、今まで見たことのない、デッカいカニのモンスターを退治しがら進む。
カニのモンスターは捌いてシェルターへ格納。
これは、サプラさんの依頼で、島の食事用にしたいとのことだった。
そして目的地に到着。
そこには存在したのは『秘境温泉』。
熱帯雨林に囲まれた中に存在した癒しのオアシス。
さて、ヒトップロ。
とは、ならず。
俺の瞳には、『炭酸』しか映っていない。
温泉とは別の位置に水源。
飲用可能なのは、村長から確認済み。
口に含んでみると、ミネラル成分。
そして、パチパチと弾ける、アノ感じ!
「タル用意!」
そして俺は、サプラさんの協力のもと。
タル、ありったけの炭酸水をゲットしたのだった。