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マンドラゴラを引き抜くと強烈な声を発し混乱状態にしてきます

 次の日、早朝。

 ライザさんの武器店にきました。


「素材はそろってるな。

 早速、改造に入るぞ。

 と、言いたいが。

 まずは、こちらをご覧くださいませ」


・Lv2改造費:25,000G

・Lv3改造費:65,000G

 →計:90,000G


「知り合い価格にしてやる、と言いたかったが。

 お前の武器は特殊すぎて、どうしても工数がかかる」


「払いますよ。

 実は、ライザさん以外の武器屋さんに見積もりをお願いしたら。

 特殊すぎて俺には改造できない、って言われたので。

 改造してもらえるだけで、ありがたいです」


「相見積もりは大事なことだな」


 俺は刀をライザさんに預け、代金の半額を支払う。

 すると、ライザさんは刀を取り出して、俺に渡してくれた。


「代車だ」


「事故らないように気をつけます」






*****






 武器の件はこれで完了。

 防具は現在のドラゴンエプロンが優秀ということで保留。

 残った改善点は、


「装備確認スキル実行」


・武器:魂魄刀 Lv1(FAT 55、MAT 10)

・防具:ドラゴンレザーエプロン Lv1 (FDF 80、MDF 140、炎耐性)

・補助:なし


 この『補助なし』の部分である。

 それを埋めるために、俺が向かったのは。


「アクセサリ店です」


 ガンダルの中でも一際豪勢なたたずまいの建物。

 中に入ると、宝石、指輪、腕輪、ネックレス、ズラリ。

 武装した男性が複数、店内を警戒中。


 ドラゴンエプロンの異様さに、俺を注視する人間が多数いたが。

 数人が『GGD』とつぶやくと、皆自分の買い物へ戻っていった。


 とりあえず、宝石のコーナーから覗いてみる:


・パープルストーン 3,000G 魔術強化(小)

・琥珀      5,500G 土術強化(中)

・二色鉱石    10,000G 風術強化(中) 炎術強化(小)

・封魔水晶    15,000G 氷術強化(中)

・フレアルビー  30,000G 炎術強化(大)

・ライトルビー  70,000G 光術強化(中)

・ダークレギオン 100,000G 魔術強化(中)

・蒼碧の宝珠   300,000G 風強化(特大) 雷強化(中)

・虹の宝珠    700,000G 炎風土氷強化(大) 光雷強化(中)

・雷帝の宝珠   1,000,000G 雷術強化(特大)


 宝石類は、魔術の強化効果があるものが多いようだ。

 ただ、高い。

 炎、雷、光の術、いや、実際はユニークスキルだが。

 これらが使える自分は、どの属性も強化できる『ダークレギオン』あたりが欲しかったのだが。

 保留。


 続いて、アクセサリコーナーへ移動:


・イカソーメン   1,500G 戦闘中ちょこちょこ食べて回復力UP HPR+2

・シルバーリング 3,000G 銀色の指輪 魔法を少し制御しやすくなるMAT MDF+10

・猛獣の牙    5,500G 魔物の牙で作ったお守り 功撃力が上昇 FAT MAT+30

・プロテスリング 10,000G 防御力の上昇する腕輪 FDF+20 MDF+30

・月のイヤリング 15,000G 神秘的な力を持つイヤリング 魔法回復力UP MPR+2%

・魔導の腕輪   30,000G 体内からの魔導放出効率を上昇させる MAT+40

・火龍の鱗    70,000G 炎竜の鱗を加工したもの 炎術耐性+30%

・銀髑髏     100,000 G 禍々しいドクロの銀細工 闇魔術耐性+20%

・クイーンティアラ 300,000G 神々しい金の冠 MDF+50

・豊穣神の指輪  700,000G 術者の自然治癒力増強する古代の産物 HPR+4%

・天使の片翼   1,000,000G 天使の翼をモチーフにした銀色のレリーフ MPR+6%


「こっちも高い・・・。

 でも気になるアイテムが多いなぁ」


 そして、俺はこの中から、2つのアイテムを選択した:


・月のイヤリング 15,000G 神秘的な力を持つイヤリング 魔法回復力UP MPR+2%

・火龍の鱗    70,000G 炎竜の鱗を加工したもの 炎術耐性+30%


 1点は、『月のイヤリング』。

 魔力回復力が少しでも上がるというのはとてつもなく重要。

 籠城戦になるのは、MP切れの場合が多いと思われる。

 そこから早く復帰で切るのは、とてつもない魅力だ。


 もう1点は、『火龍の鱗』。

 皆が皆言う、『炎耐性の重要性』。

 それを考慮するなら、このアクセサリは外せない。


 そして、ここで俺は気づいた。


「火龍って、レッドドラゴンのことだよな」


 レッドドラゴンのレザーは、冷凍庫に保存してある。

 ソファー作りでだいぶん消耗したが。

 どうやら、このアクセサリを見るに、小さな胸当ての構造で。

 レザーの消費量は少なくて済みそうだ。


 そして、俺は、ドラゴンのレザーを加工できる人間を知っている。


 結論として、『月のイヤリング』だけを購入し。

 俺は店を後にした。






*****






「ユナスさん、お久しぶりです」


「お久しぶり、ドラエプくん。

 ガンダルは、楽しかったかい?」


「いえ、この後ガンダルに直帰します」


「頭、おかしいの?

 まあ、いいや。

 仕事、くれるんだろ」


「アクセサリ、『火龍の鱗』を、このレッドドラゴンのレザーでつくてもらえませんか?」


「あんた、いろんなドラゴンのレザー持ってるね。

 もしかして、ドラゴンルーラーのレザーとかも持ってるんじゃなかろうね」


「持ってます」


「売って!!」


 ユナスさんがカウンターから身を乗り出してきた。


「ごめんなさい、まだ売れません」


「だよねー。

 でもルーラーのレザーあるなら、『雷龍の鱗』も作れるよ」


「マジですか!?

 すぐ取ってくるので、作ってください」


「ほんじゃ、コレね」


・炎龍の鱗製作:10,000G

・雷龍の鱗製作:20,000G


「やっぱり、直接買うより代金安くなった!」


「友情価格だよ。

 だから、またドラゴンのレザーあったら売っとくれー」


 合計30,000G。

 その半額を払い、俺はユナスさんの店を後にした。


 これで武器もアクセサリも発注完了。

 出来上がりが楽しみになってきた!

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