ポリンクでは家具の生産もさかんです
「人力☆所持金確認スキルー実行」
・前回残金 [-3,400G]
・ギルド依頼(スフィンクスブル):36,000G [32,600G]
・鉄骨ソファー:-4,000G [28,600G]
・食材費:-25,000G [3,600G]
・喫茶店売上:79,750G [83,350G]
・給料:-20,000G [63,350G]
・鉄ジャンク:-4,000G [59,350G]
・木部材費:-10,000G [49,350G]
・鉄ジャンク:-20,000G [29,350G]
・ロウソク:-3,000G [26,350G]
・酒:−6,000G [20,350G]
・食材費:−20,000G [350G]
・酒:−10,000G [−9,650G]
・喫茶店売上:377,450G [367,800G]
・寸胴鍋:−2,000G [365,800G]
・デミソース材料費:−2,500G [363,300G]
・給料:-80,000G [283,300G]
「ということで、お給料。
一人、40000Gです」
「ボーナス!
ボーナス!」
ヒヨリちゃん、歓喜のダンス。
ミエルさんからも、丁寧な感謝の言葉をいただけました。
「そういえば、今日、ガンダルで。
ヒヨリちゃんは何を買ってきたの?」
「クシ、鏡とかの美容品。
それと、服です」
「しまった。
それなら先に給料をあげておけばよかったね。
ごめんごめん」
「大丈夫ですよー。
それに、今回のお給料は別のものに使いたいんです」
そう言って、ヒヨリちゃんは購入した服を見せてくれた。
フリルの付いた白いシャツ、赤茶色のスカート、そして白のワンピース。
「なるほど、洋服棚だね」
「タドルさん、正解です。
ただ、ちょっと。
ここからはお願い。
というか、ミエルさんへのお願いになるんですけど」
「何?」
「洋服棚はポリンクで購入したいんです。
なので転送をお願いしたくって。
今日、服屋のお店の人に聞きました。
家具を買うなら、芸術の町であるポリンクで購入するのがおすすめだ、って」
「なるほどね。
構わないわよ、転送。
それと、もしその購入する家具が、私と共用可能なものな場合。
半額は私が出すわ」
「いいんですか!?」
「ミエルさん、お金持ちですからね」
*****
次の日。
俺とヒヨリちゃんは、天使転移にてポリンクへやってきた。
さすが芸術の都と呼ばれるだけあって。
絵画や骨董品が、当たり前のように売られていた。
「喫茶店経営者にとって、夢の国や!」
今回の目的は家具。
それらの誘惑を一旦振り払って、ヒヨリちゃんが場所を調べていた家具店に向かいます。
「ファーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」
『店内で大きな声を出さないでくださ』いという脳内アナウンスが聞こえる。
いかんいかん、興奮が溢れ出た。
広い店内。
その中には、所狭しと家具が並んでいる。
・ベッド
・ベットサイドテーブル
・食事用テーブルとイス
・ソファー
・洋服タンス
・食器棚
・キッチンワゴン
・ローテーブル
・メタルシェルフ
・コートハンガー
・本棚
・マガジンスタンド
・鏡
・アンティーク時計
・照明
・ブラックボード
・パーティション
・ゴミ箱
「モリタさんを、ここに連れてきたい」
驚くべきは、『家具の高級感』、『鉄製家具の存在』。
そして、特に目を引いたのが『レザーソファー』。
高級感のあるレザー、丸みを帯びた肘当て部のデザイン、金属のビス。
座ってみれば、フカフカ。
これは、勝てない。
いや、勝てなくていいのだ。
なぜならば。
「250,000G!?」
信じられないほど高かった。
めっちゃ欲しいし、買えるけど。
やはり、上には上がいる。
さすが、芸術の都と言われているのは伊達ではないのだ。
が、しかし。
実は今回の家具店訪問で、最も俺を惹きつけたアイテムは別にあります。
一体それは、何でしょうか?
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ここから皆様がシンキングタイムに入りますので、皆さまは25万Gのソファーの映像をお楽しみください
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「『ライティングビューロー』、キターーーーーーーー!!!!」
ライティングビューローとは何なのか。
無理矢理一言でいえば、昔の勉強机ということでしょうか。
『ビューロー』という言葉には、『引き出し収納』という意味があります。
しかし、最も特徴的なのは。
書き物をする部分が最初は閉じていて、それをパカっと下に引き下ろすと、その部分も含めてライティングスペースが出現するという、カラクリ仕様にあります。
つまり、普段は引き出し棚、そして勉強時は机に変身するということです。
俺の個人的な意見ですが、このビューローのアンティーク感は素晴らしいの一言だと思っています。
「ヒヨリちゃん、ビューロー買おう、ヒヨリちゃん用に。
俺が代金、払うから」
「ええっ!
いいんですか。
こんな高級品ですよ」
ヒヨリちゃんが値段を指さす。
価格は、80,000G。
さっきのソファーよりは安いぞ!
金銭感覚、崩壊してきた。
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ポリンク近郊に展開した喫茶店に戻ってきました。
今回は、合わせて3つのアイテムを購入。
これから、お披露目会になります。
まず1つ目が、洋服タンスです。
下段は引き出しになっていて、上段は服をそのままハンガーがけできるようになっています。
お値段60,000Gでしたが、これはヒヨリちゃんとミエルさんの出費になります。
2つ目が、ビューローです。
洋服ダンスよりサイズが小さいですが、お値段は80,000Gと、高くなっています。
これは、机部が稼働可能というカラクリ性と、机部を開いた中に本が置けるようになっていたり。
引き出しの取手の金属のデザイン、脚のデザインの複雑さなど。
細部まで、コダワリつくされているからなのだろううと思います。
以上の2つは、2階へ転送しました。
最後に3つ目は、メタルシェルフです。
無骨な黒い金属性の食器棚です。
一番の特徴は、扉部がメッシュになっていること。
今の俺の喫茶店の無骨感を、さらに引き上げてくれる、ブラックのアイテム。
お値段は70,000G。
これは入口右、階段とシェルターの間あたりに配置。
・前回残金 [283,300G]
・ビューロー:80,000G [203,300G]
・メタルシェルフ:70,000G [133,300G]
よしよし。
喫茶店がさらにグレードアップしましたよ!