リア充爆破オンライン
20XX年、完全ダイブ型VRゲームが完成した。十年の時を経て遂にVRMMORPG『ファースト』が発売される。
始めたプレイヤーの内九割は『ファースト』を止めた。
その原因は、なにを思ったのかVRに進出してきたリア充だった。
それから一年後、VRMMORPG『ファースト』は、リア充の巣窟と化していた。
そして、その頃唯一このゲームに残った我らが引きニート達は………ひたすら、ただひたすら爆発物を調合していた。
「「「「「「「「リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ リア充爆発しろ」」」」」」」」
呪詛を吐きながら爆発物を調合し続ける非リア達。
しかし、気の弱い彼らは作った爆発物をリア充共に投げつける事はできない。
ただひたすら、爆発物を調合し続ける。
その光景は半年間続き、そして今日……終わりを告げた。
99×1000のアイテムストレージ54人分が全て爆発物で埋まったその瞬間、狙ったように広告が彼らの目の前に現れた。
『バレンタインデーイベント』
その文字が死界(誤字にあらず)に移った瞬間、彼らは優しく広告を閉じてすっと立ち上がった。
事が起ったのは、三日後の2月14日の十二時丁度。
バレンタインイベントが始まった直後。
54の影が、一挙に走り出した。
皆さんお察しであろう、我らがリア充撲滅軍である。
たった3日で、カンストに達した[隠密]スキルで街を掛けて行く。
彼らにとって、スキルのカンストとは大体一週間かけて行う作業である。
しかし、それを3日で終わらせてしまったのはひとえに執念の賜物だろう。
この半年間で、調合し続けた爆弾を着実に、それでいて確実に設置して行く。
設置にかかった時間は約一時間。計5346000個の爆弾を設置し終え、ありとあらゆる場所でスタンバった動画職人達が録画を始めると同時に古典的な起爆装置を押し込んだ。
瞬間、『ファースト』に存在する5つの街が、爆風とともに消し去った。
後日、某動画投稿サイトに一本の動画が投稿さる。
タイトルは……
「ガチでリア充が爆発した瞬間wwwwwww」