表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/12

Page.0 ありふれた、とある一日の切り抜き

 はいどうも!

 初めましての方、また会いましたねの方、なにはともあれ新作です!

 今回は導入部分。

 あ、はいはいこんな感じねって分かっていただけたら幸いです。

「う~んっ! 天気良し! 南西に向かう風良し! 準備良しっ! 今日も良い旅びより!! 今日こそは次の国にたどり着きたいよねぇー!」

 

 焚き火の痕を消しつつ、大きく伸び伸びと空を見上げる。

 澄み渡るような快晴! 空が綺麗だと、一日の始まりが最高に思えちゃうなぁ。

 いい天気だから地平線まで見えちゃいそう。……肝心の建造物が見えないのは残念だけど。


「食料がそろそろ尽きちゃいそうですし、少なくともあと二日の間には……」


 どうやら旅の同伴者は、私と違って本格的に危機感を覚えているみたい。獣人特有の可愛らしいお耳をピコピコさせながら悩ましげにそう呟く様子はつい抱き締めたくなるほど可愛らしい。


「あははー! 相変わらずしっかりさんだねぇ。一応私のほうがお姉さんなんだけどなあ……」

「あ、すみません……。癖でつい……」

「いや、いいんだよ……。私が抜けてるのはもうよく分かってるから……」


 実際彼女には世話になりっぱなしだし。


「あ、だめだめ。せっかくのお天気なのに気分が沈んでちゃもったいないよね! 旅は楽しく、全力で! 笑顔で行こー!」

「はい、そうですねっ!」

 

 可愛らしくはにかむ彼女。出会った頃と比べたらずいぶんと表情豊かになったものだ。


「うんうん、やっぱりそうやって笑ってたほうが似合ってるよ。かわいんだからー。うりうりー!」

「あぅ……やめてくださいよ、もう……」


 ふかふかな頭をナデナデすると、今度は恥ずかしさで目を伏せてしまった。

 ではでは、彼女の元気も出たみたいだし私も気合を入れなおそう。


「さー! 行くぞー、待っててねお風呂ー!」

「どうしてそんなにお風呂には目がないんですか! その前に日用品の補充ですよっ。お風呂はその後ですっ」 


 旅をはじめて、この子と出会ってから、幾度となく繰り返したやり取り。

 あと何度繰り返すのだろう。あと何度繰り返せるのだろう。

 そんなことを考えながら気合を入れ直して若草の道を往く。

 小気味良い足音が、二人分。目を閉じてても彼女が少し後ろをついてきているのがよく分かる。 


 さて。次の土地ではどんな出会いがあるんだろう。

 そんなことを考えるだけで、胸のわくわくがはちきれそうになった。


 ――待っててね、絶対に追いつくから。

 とまあこんな感じでのーんびりした世界をのーんびりと綴っていきたいと思ってます。よろしくね!

 あ、一話(Page.1)も同時に上げたのでもしよかったら見てくださいね!

 

 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
小説家になろう 勝手にランキング ←登録しました! 押して頂けるとありがたいです!
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ