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楽しい転生  作者: ぱにこ
87/122

ジョゼ・ハウンド (イラスト)

 ジョゼ・ハウンド(8歳)


 装備:侯爵家子息らしく、上質な生地を使ったシャツと半ズボン。右手首には封印具を装着している。

 武器:まだ幼いゆえ、木剣のみ

 得意属性:風、火


 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

挿絵(By みてみん)

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


「ケンゾー、どうしたの? 目をゴシゴシとこすったりして。疲れ目? 」

「疲れ目………そうかもしれません。ジョゼ坊ちゃまの周りに羽が舞って見えるのですから」

「ああ。それは、ジョゼが微笑むと他の天使が羽を舞い上げるからだわ」

「えっ! ジョゼ坊ちゃまには天使の加護が付いているのですか? 」

「う~ん、少し違うわ。加護ではなく、ジョゼの所へ遊びに来た天使が存在を示す為、羽を飛ばすのよ」

「い、今、ジョゼ坊ちゃまの傍に、天使が遊びに来ているのですか! 」

「遊びに来てると言うか、近くにいるわね」

「お嬢様には天使が見えるのですか? 」

「もちろん」

「な、何故、お嬢様には見えて、私には見えないのでしょう…………」

「それは、ケンゾーが擦れちゃったからね。私の様に、いつまでも童心を忘れないでいると、妖精さんや天使が見えるのよ」

「…………私自身、擦れてるという自覚はありませんが……。天使を見る為には、お嬢様の様に物事を深く考えず本能のまま、行動した方が良いという事ですね」

「真剣な面持ちを浮かべながら、とてもカチンとくる発言をするわね。いいでしょう、受けて立ちましょう! さぁ、剣を構えなさいっ」

「仰せのままに」


 ━━━━カッ! カンッ!


 ・

 ・

 ・


「姉さま~! 」

「あらっ。ケンゾー、ジョゼが来たから休戦よ」

「はっ、仰せのままに」

「どうしたの?ジョゼ」

「さっきね、ぴよたろうの背中に乗ってあそんでいたら、ひっさつ技を思いついたんだよ」

「まぁ! それは凄いわ。どんな、必殺技か姉様に見せてくれる? 」

「いいよっ。でも、ししょうにはないしょだよ」

「ええ、もちろん内緒にしておくわ。ね、ケンゾー」

「はい、もちろんですとも」

「じゃあ、待っててね。ぴよたろうをよんでくるっ」

「あっ、待って」

「どうしたの? 姉さま」

「ふふ、ぴよたろうの羽が頭に━━━━はい、取れた。もう大丈夫よ」

「へへ、姉さま、ありがとう。いってきます」

「はい、いってらっしゃい」


「………………おおっ、お、お嬢様ぁ? 」

「………………なにかしらぁ? 」


 ━━━━カッ! カンッ!


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