普通なプロローグ
風呂に入ってたら思い付いた。
適当に楽しんでいってね。僕もなるべく頑張って書くから。
賑やかな高校の教室。生徒達は仲良く談笑し、青春を謳歌している。
ある生徒は仲の良い友達と集まって下らない話をして笑い合っている。
ある生徒はやってない宿題を見せてもらいながら急いで写している。
ある生徒は自分の小物を見せ合い互いに褒めあっている。
そんないつもと変わらない日常の一ページがそこにあった。
だが今日は少し違っていた。ドタドタと荒々しく足音を立てながら何処からか仕入れた情報を皆に知らせるべく一人の生徒は走り、教室に入ると共に大声で知らせた。
「みんなっ!今日このクラスに転校生が来るみたいだッ!」
―――転校生。何時もと違うメンバー。イレギュラーであるその転校生。その報せを聞くと直ぐにクラスの中は転校生の話題で持ちきりになった。
「どんな人だろう?」「男?女?」「カッコいい男子が良いなぁ…」「メガネっ娘カモンッ!」「俺は興味ねーなぁ」「受けにちょうど良い男子をオナシャス。私のBL本とペンが火を噴くわ」「あ、それかいたら僕にもちょーだい」「と、友達になれると良いなぁ」「不良じゃ無いことを祈る。このクラスに不良は二人もいらない!」
ガヤガヤと騒いでいると、朝のホームルームの時間になる。ガラガラと音を立てて扉が開いて先生が入る。そして皆がもう知っていて、そして待っていた言葉を紡ぐ。
「はーい。え~と、突然ですがこのクラスに新しい生徒が加わります。皆仲良くするように。」
「センセー、男?女?どっちなんスかー?」
「それは本人に聞いてくれ、では入って良いぞー!」
先生の合図の後、少し控えめにドアが開かれて転校生が入ってくる。皆が黙って自分の事を見ているからか少し緊張したような面持ちで歩いている。
身長は大体165㎝位で女子と同じくらいの背丈の様だ。
髪の毛は白いが外国人の様な顔ではなくちゃんと日本人の顔をしている。
長さはうなじが隠れる程度に長く、前髪も長い。
顔は人形のように美しく、体つきも華奢なために女子と間違えそうと言うより女子の見た目をしているが、男子生徒の制服を着ているために男子なのだろう。
眼は透き通った宝石のように綺麗で美しく。その目が合ったものは、男子女子と関係無く照れたように目線を反らす。
そして綺麗なピンク色の唇を持つ口から綺麗なソプラノボイスで言葉を話し始めた。
「おはようございます。親の事情で転校して来ました。光國 六也と言います。皆さんよろしくお願いします。」
そう自己紹介すると、花が咲いたような笑みを見せて頭を下げて礼をした。
最後の笑みを見た生徒たちの心は殆どが、
―――『可愛い……』
の1つで一致していたのだった。
「光國の席は……『ガラガラガラッ!!バンッ!!』
先生が転校生、光國六也の席を説明しようとしていると、転校生とはまるで違った荒々しさでドアを開け放って一人の生徒が入って来た。
「朱導……遅刻だぞ」
「あ?それがンだよ?ワリィのか?」
先生が注意を溢すと、その生徒はすぐさまガンを飛ばした。
転校生の登場で明るくなっていた空気が一瞬にして沈んだ。淀んだ。重くなった。
この生徒。否、不良は朱導 龍之介と言う。
髪の毛はペンキをぶちまけて、艶すら消した様な黒色をしている。
目付きはかなり悪く今も、先生を殺さんとばかりの視線と眼光を放っている。
しかし、よく見ると目付きの悪さをどうにかするとかなりの美形の様だが、気付く人は少ないであろう。
髪型は前髪や他の髪をすべて後ろで纏め、ポニーテールに似たような髪型にしている。
身長は185㎝程の長身。その姿を見て、彼の事を誰が呼んだか【暴れ黒馬】
ヒソヒソと生徒達は小声で話し合う。「またかよ…」「サイアク…」おおよそはこんな内容だった。
しかし一人だけ、転校生の光國六也だけは違っていた。
「もしかして、りゅーちゃん?」
「あ゛?」
一週間に1~3回位更新したい。
完全に僕の気分だからゴメンね。