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土曜日

天気は快晴。

仕事は休み、いつもなら家でグダグダしてるはずのこの日になぜ俺が車を走らせているかというと他でもない。真央の行きたい遊園地へ向かっているからだ。真央は助手席で機嫌良さげに鼻歌なんかを歌ったりしている。


「そんなに嬉しいか?」

問いかけるとハッとしたように鼻歌をやめて1つ大きく頷いてみせた。作り笑いじゃない満面の笑みで。機能本音を吐き出したからかだいぶ表情が明るい


「この遊園地ね、お父さんとお母さんと行くって約束してたんだ!もう行けないって思ってたからすごく嬉しいです。ありがとうございます!加藤さん!!」


まずいか、、

そんな大事な場所に俺と行くのは

でも嬉しそうにしている真央の手前今更やめとこうとは言えない。俺は覚悟したように強くハンドルを握り直した。




遊園地後 

帰りの車内で俺も真央も遊び疲れてなんとなく気だるさを感じていた。こんなに遊んだのは初めてかもしれないと思った。

「疲れなかったか?」

「疲れたけど、すっごく楽しかったです!」

にっこりと微笑む真央をみていると本当に自分の子供、または弟のように思えてくる。

これはまずい

俺は沈黙を守ることに決め前を向いたまま車を走らせることに集中した


「また行きたいなぁ…」


「え?」

聞き返す。が返事はない。ふと目をやれば真央がスヤスヤと寝息を立て眠っていた

遊び疲れたのだろう

かなり眠りは深いと思われる


俺は再び前に向き直った


土曜日のお話…

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