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第4話 はじめてのおいしさ

※注意


ショッキングな内容が含まれています。

苦手な方は飛ばしてください。なお、この話で明かされる情報はたいして重要ではありません。









アイテムボックスから女と比べて損傷の少ない男の死体を出す。

さぁて、どう食ったもんかな。

まず食えそうなのは足と……消化器官以外の内臓くらいだな。胃液とかは飲めないし、腕もほぼ肉はない。

頭なんて生理的にも物理的にも食えるとこないし……

とりあえず嫌だけど足から解体しよう。

それぞれの足に思いっきりハルバードを振り下ろし、胴と分離させる。

思ったより血が飛ばないな。まぁ、食えればいいか。

そしてさらに膝から下と太ももを切り離す。青龍刀に持ち替え、ケバブのそぎ落とすやつ的なイメージで骨と肉を切り離す。刃を入れると皮は簡単に剥げた。すね毛を食うとか嫌だしね。

これでももとすね、それぞれ前後に切り分けたもの、それが両足分の計8つの肉塊ができた。あとは串にさして火であぶってBBQとかキャンプみたいにしたい。

憧れだったんだよな~外で焚火しながら、肉焼くの。

串は……魔法で作るか。確か属性に”木”ってあったよな。なら

「ウッドニードル」

手を伸ばしたほうの地面からにょきにょきと串や薪にちょうどよさそうな木、もしくは枝が生えてきた。

青龍刀で収穫し、それっぽく積む。

そこに

「ファイアーボー……」

ちょっと待て。ファイアーボールじゃ威力強すぎないか?あと途中で魔法ってキャンセルできるんだな。

「ファイアー」

よし。積まれた枝にいい感じの火が付く。あったかい。便利だな。魔法って。

これが前世ならずっと木と木をこすり合わせて……とかしなきゃいけなかったんだろうな。

肉を枝にさし、火に近づける。

今のうちに内臓も処理するか。青龍刀でゆっくり腹を開く。医学の知識とないからゆっくりと、慎重に。

胃、腸はダメ。膵臓……はなんかキモイ。腎臓と膀胱と肺は機能的に嫌だ。肝臓はつぶれてるし、きたねえ。酒飲みかなんかなのか?こいつ。

となると食えるのは心臓くらいだな。心臓も枝にさし、焼く。それ以外の臓器および上半身はアイテムボックスにGO。

火に枝をくべながら考える。

俺かなりハードな異世界生活送ってるな~いや別にスライムになりたいとか、貧しい貴族の娘になって悪役令嬢にいじめられたいとかではないんだけれども。それでももう少しマシなところに転生したかった。なんかまだまだ谷の階層はありそうだしゴブリン以外のモンスターも出てきてくれるといいんだけど。

……実は俺がギリギリ行かなかった6階層がボス部屋で谷は終わり、外に出られます☆とかないよね。

この深さの谷だったらそんなことなさそうだけど。

そんな生産性のないことを考えていると、人間のものとは思えない香ばしいにおいがしてきた。

最初に心臓が焼けたようだ。小さいからだろうか?

少し冷まし、かぶりつく。

あ、割とうまい。

肉の詰め込まれた口に旨味が、そして何も入っていなさそうな胃袋に幸福感が広がる。

前世の肉には到底及ばないが空腹なのもありとてもおいしい。でも塩、というか焼き肉のタレが欲しい。レモン汁でもいい。

かなり淡泊で歯ごたえがある。だが何よりのどが渇く。そういえば転生してから一切水分補給をしていない。これも魔法でいけるか?

「ウォーター」

魔法で作った水は消えないらしい。手から水道くらいの勢いで溢れる水を口に含む。

転生から初めての水は酒よりもおいしかった。

また少し待ち、次に小さいもも肉が焼けた。

かぶりついてから気付いたが中が生だった。一旦大きい肉達はアイテムボックスに入れ、小さい肉を焼いては食い、焼いては食いを繰り返した。9歳の体はそれ二つで腹が十分膨れた。

子供は飯を食うと眠くなるらしい。それがなぜなのかは知らないが、とりあえずこの体も同じようだ。

よし、寝る準備をしよう。

火はウォーターで消し、一応、砂をかぶせる。

どこで寝るかな~といっても、屋根があるのは馬車くらいか。馬車の武器たちを全部アイテムボックスに入れ、そこに寝そべってみる。

うん。寝心地がすこぶる悪い。

馬車には穴が開いていて風が吹き込んできたので、木の魔法でふさぐ。詠唱とかなんて言えばいいんだ?

……檻でいいか。でも檻って英語でなんて言うんだっけ。

「ああそうだ。樹縛ノ牢獄(フォレストジェイル)

ん?なんか勝手に当て字なった気がする。別にいいか。

ともかく俺の予想通り、馬車の穴は木で覆われ、だいぶマシになった。

次に布団だな。これはもうどうしようもない。厚着で我慢しよう。

靴下を長いのに履き替え、ブーツを履き、コートを2重にし、手袋を付けた。想像よりは動きやすい。

この状態で馬車にまた寝っ転がる。

……さっきよりはいいな。

そういえば今日は魔法を使いまくったが魔力残量的なのは大丈夫だろうか?

鑑定!寄り目!


??? Lv2 9歳 狂人 人竜魔 称号:喰人

HP:22/11(×2) 魔力:11/18(×2)筋力:6(×2) 

耐久:4(×2) 速度:4(×2) 幸運:3(×2)

スキル:斧術 Lv1 剣術 Lv1 解体 Lv1 悪食 Lv1 偏食(人) Lv1 飢餓 Lv1

固有スキル:魅了(チャーム) 深竜化(ドラゴノイドモード)

祝福(ギフト)スキル:アイテムボックス 能力倍化 鑑定 急成長 魔法(火雷・水氷・土金・風木・光聖・闇死・空時・契・体・召・界) 魔法創造 翻訳


魔力は、18の二倍が36だから……25使ったことになるのか。

Lv2になったことと、ステータスが少しずつと、称号に喰人、スキルに”剣術 解体 悪食 偏食(人)飢餓”ってのがそれぞれ増えたな。あんまり名誉なことではないな……

というか使い方とか効果とかはどうやったらわかるんだ?固有スキルの使い方はなんとなくわかるんだが……

色いろ試して、ステータスを更にスキルを見つめることでスキルの詳細が見えた。

例えば、


偏食(人)Lv1

数日間特定のものしか食べないことで会得可能。

消化器官の全体的な強化、Lvが上がると( )内のものを食すときに得られる栄養が増え、害が減る。


といった感じに表される。これで一通りやりたいことはし……た………か………………な………………


そうして俺は眠りについた。

私はキャンプをしたことも人の肉を食べたこともありません。

ですので完全に想像です。多少事実と違うと思いますがご了承ください。


主人公が人肉を食べることなどに一切罪悪感などがわかないのは設定であり、理由があります。

それに疑問を抱かないことも同様です。

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