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第3話 はじめてのまほー はじめてのこうげき

さ~て。こいつらゴブリンだよな。

小さな体。ナ〇ック星人みたいな肌の色と頭。顔はピッ〇ロ大魔王を3倍怖くして気持ち悪くさせたみたいなの。見るからに弱そうだがそもそも食える肉の部分があるのか?そっか鑑定すればいいのか。


ゴブリン 邪獣 Lv1 推奨討伐Lv1

一般的な魔物。魔石が取れる。一匹一匹はとても弱いがとても繫殖力が高く放っておくとすぐに増える。


ステータスとか戦闘力は見えないんだな。

なぜか見つかっていないようなのでまずは魔法を打つか。

どうすれば魔法が打てるのだろうか。とりあえずゴブリン1に向かって手を向け、定番の魔法名を口に出す。

「メラミ」

しかし何も起きなかった!ダメか。じゃあ

「ファイアーボール」

おお!何かが手に集まり、そのまま抜けてゆく。魔力ってやつかな。そのなにかは手の少し先にまた集まり、きれいな火の玉ができ、少しずつ大きくなる。そのまま直径45センチメートルくらいまで大きくなり

ボフッ!

という音とともに打ち出された。

そのままプロ野球選手の玉くらいの速度(推定)でゴブリンに向かって真っすぐ飛ぶ。ゴブリンは反応する間もなく

ボンッ!

という音がし、頭が爆散した。あれじゃ食べれるところ少ないな。

ん?ゴブリンの体が透けて、石になっていく?魔石的なやつか?

アレ?……つまり、ゴブリンは……食えない?

「……ゴッミカスがあぁぁぁぁ!!!!」

なんなんだよ!あいつら生きてる意味ね―じゃん!

いや、いったん落ち着け。流石に仲間の頭部が爆散し、大声で叫ばれては元俺の昼飯達も俺の存在に気付くらしい。残り4匹が襲い掛かってきた。地味に怖い。

「「「「グギギャギョッ!」」」」

「ファイアーボール!ファイアーボール!」

さっきよりも素早く生成された二つの火球がまたゴブリンに突撃する。その2匹が爆散したとき、なぜか自分がより強く成長した感じがした。しかしそんなことを考えてる暇はない。

仲間意識があるのかないのか、生きてるやつらは死んだやつなど気にせず突進してくる。ファイアーボールは間に合わないな。なら仕方ない怖いけど肉弾戦だな。

「うおぉらぁぁぁぁ!!!」

ハルバードを全力で振り上げ、振り下ろす。それだけでゴブリンの頭がへこみ、割れ、倒れる。

そいつが魔石(?)になったことすらも確認せず、ハルバードを引き、右斜め前、ラスト一匹のいるほうへ我武者羅に突き出す。今度は勢いがなかったからか嫌~な触感がして、ずるりと死骸が落ちる。

……気持ち悪い。なのにいいことがほぼない。あとステータスを見るとレベルが2になり、ステータスがちょっとずつ上がり、なおかつスキルに斧術Lv1が増えていた。だから強くなった気がしたのか。

まぁでも次の階層(仮)に行けば別の食えるやつもいるかもしれない。

そう思い、5つの魔石(仮)……鑑定すればいいのか。


魔石 F7

最低品質の魔石。安い魔道具の材料になる。


やっぱ魔石か。その5つの魔石をアイテムボックスに入れ、一つ段を上がる。すると今まで靄がかかっていたのが一気に晴れ、その上った階層が見えるようになった。後ろを見たが最初の階層ははっきり見えている。さらにもう一段先は同じように靄がかかって段差しか見えない。

そして待ち受けているゴハンは______ゴブリン×6

なんか数も増え武器的なものもあり、レベルも討伐推奨レベルも2になって、全体的にパワーアップしているのは分かる。だけど、こう、違うんだ。そうじゃない。

とりあえずぶっ殺した。確かにさっきより強い。

そのまま5階層まで進んだ。今までゴブリンしか出てきていない。一階層ごとに一匹ずつゴブリンは増え、防具やらレベルやらが少しずつパワーアップしていた。


あ。

……

………背中に冷汗が伝う。

もうすぐ日が暮れる。

ここにいたら、ダメだ。なんかこう、ダメだ。本能がヤバいと言っていた。全身から危ないと伝ってくる。

気付けば俺は走っていた。馬車があったところまで戻ってきたときには息は切れ心臓が極限まで大きく、音を立てていた。

……ふぅ。

ココなら大丈夫そうだ。

嫌な感じがしない。

結局食べるもんなかったな。雑草すらないし。手に入れたのは固そうな魔石、武器、防具、そして死体。


……死体?死体は肉じゃないか。



つまり、、、、、












食える。











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