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詩❲恋愛❳

ヨルガオ

作者: 日浦海里

薄い紅を染めた頬

小さく波を打つ唇

濡れた唇這う舌は

熟れた桃のようで


象牙のような肌に触れて

白磁を己色に染めたくて

声を掛けてみたのでしょ

誘い掛けてみたのでしょ


匂いに誘われ酔ったのは

あなたの方と気付かずに


夜に咲く花は目立たない

引けばいいのは興味だけ


華やかでなくてもいいの

艶やかさがあればいいの

食べてみたいと思わせば

蔓のように指掛けるだけ


薄い胸に秘めた心

小さく音打つ心音(しんのおと)

濡れた瞳映る光は

燃える炎のようで


その内側に

証刻むのは

あなたと私

どちらなの


夜の顔

絡む蔓

灼く躰

果てて


ねぇ……

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― 新着の感想 ―
[一言]  ごめんなさい。  タイトルから、不倫ものを(笑)  ねらいのうち?  件のドラマ、流れてたのを目にしたくらいなのですが。  あ「デス妻」ならDVD持ってます。  色気のある詩でした…
[一言]  艶めかしくも妖しくて。  でも姿は清楚で可憐。  夜に咲く花は白いイメージが強いから、でしょうか。  大輪なのにあざとい感じはせず。  夜の帳の中の白。  夜の闇にも染まらぬ白。  灼…
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