4.試験に向けて特訓
それから俺らはクロエ学長の家で試験に向けて特訓が始まった
「姫乃は私と一緒に図書室で魔導書を読んで魔術を覚える、お前らはコイツと戦闘訓練、後は午後は試験勉強だ」
そう言って姫乃と一緒に館に消えた後ある人が出てきた
「あぁ…お嬢に戦闘訓練を頼まれたシリウスっす…どうも」
黒い少しボサッとした紙に気怠そうな瞳、そして黒い軍服
「俺は風間斗真だよろしく頼む」
「宍戸篝だ」
「菊池暁斗と言います」
「黒崎美怜です」
「ん…九條深雪」
「古川早霧っす!」
「……取り敢えず全員で来ていいよ…」
おもむろに彼はそんな事を言い出した
「それは、俺達なんて余裕といいたいのか?」
「いいからさ…来なよ」
「じゃあ遠慮なく行かせてもらう…よっ!」
そう言って地面が抉れる勢いで踏み込み拳を放つ篝
「ん…遅いな…」
そう言ってあっさり躱された
「抜刀術壱式ー三段居合」
高速の三連居合を菊池が放つ
「ふむ、速いな」
だが、惜しくも躱された
「螺旋」
体を曲げて引絞ってから放つ高速の回転居合
「ふむ、皆悪くない」
「そこまでだ、一旦止めだ」
「ふぅ…いいか今から毎日俺の技を仕込む頑張れよ…」
そんなこんなで勉強と特訓を繰り返す日々が過ぎ
ついに試験の日を迎えた
短くてすいません