3.世界最高峰の魔術師
「私はな、クロエ・エルシアあのアホにお前らの回収を頼まれた」
「あのアホというとシルビアのことか?」
「あぁ、そうだ…まいど異邦人の面倒見を頼まれるこちらの身にもなって欲しい」
そんな事を言う目の前の銀髪美女はだいぶ苦労しているらしい
「それはそうとお主らひとまず私の館に来るといい、ほれ、ついてこい」
そうして彼女に付いて行くと小さな祠のような場所についた
「ここは一体どこだ?」
「転移魔法陣があるところだ、私の館に繋がっている、ほら陣に乗れ」
そう言って全員が魔法陣に乗ったのを確認すると
「刻印魔術、転移陣」
そう唱えた後周りが光輝いたと思ったら石造りの部屋にいた
「ついたぞ、ここが私の住む館だ、ここはその地下だ」
そうして地下から上がると
「だいぶ広いな」
「こう見えても王国で冒険者を育てる学園の学長だからな」
「それはそうといくつかいいか?」
「ん?どうした」
「まずはこの世界について教えてほしい」
「まぁ、生きていく以上情報は必須だよな」
「そうだな、今いるところがリセディア王国の王都そっから西に行くとリガナリア帝国、その奥に魔族領、北に法皇国家ミスティア、その付近に龍王の統べる九龍
東に行くと武装国家ガルド、それより東に行くと桜華、南に獣人の国タリスタ
その他小国や大規模都市何かが点在している」
「ん…情勢は?」
「お嬢ちゃんはさしずめ軍師といったところかい?」
「うん…作戦立案は私のお仕事…」
「ひとまず、王国の敵対国はリガナリアだな、他はまぁ、敵対はしてないな」
「ふーん…じゃあ、他の異邦人って居るの?」
「割と各国に居るぞ」
ふむ、俺ら以外にもいるのか
「ん…ありがとう」
「さて、話を戻すが、俺らを貴方の運営する学園に入れて欲しい」
おそらくこれが一番この世界で生きる上で手っ取り早い。
「ふむ、ちょっと待ってろ」
そうして何処かへ行くと人数分の紙を持ってきた
「鑑定紙だ、スキルは見れたから素質を見たい」
やり方は紙に触れるらしい、そうして触れると紙に文字が刻み込まれた
風間斗真
耐久力 A
筋力 S
魔力 C
物理耐性 B
魔法耐性 C
俊敏性 A
菊池暁斗
耐久力 B
筋力 B
魔力 C
物理耐性 A
魔法耐性 C
俊敏性 S
宍戸篝
耐久力 S
筋力 A
魔力 C
物理耐性 S
魔法耐性 C
俊敏性 C
古川早霧
耐久力 C
筋力 B
魔力 A
物理耐性 C
魔法耐性 S
俊敏性 A
姫乃咲
耐久力 C
筋力 C
魔力 S
物理耐性 B
魔法耐性 S
俊敏性 B
黒崎美怜
耐久力 B
筋力 B
魔力 B
物理耐性 S
魔法耐性 S
俊敏性 A
九條深雪
耐久力 A
筋力 B
魔力 A
物理耐性 S
魔法耐性 C
俊敏性 B
「ふむ、流石異邦人と言ったところか、軒並み高水準だな」
「ならいいだろう、一月程ここで勉強したら試験の時期だ入試試験を受けると良い」