1.テロリストの襲撃に遭い死んだ
すいません異世界物が書きたくなりました
俺は風見斗真、総理大臣の護衛をしている。
俺の幼馴染は天才だった。史上最年少かつ日本では初の女性総理大臣。
「ねぇ斗真午後の日程はどうなっている?」
「えぇとですね…午後は1:00より会談が…」
ドゴォーン!
突如爆音とともに大きな揺れが起きた、マズイ、襲撃か⁉
「姫乃!おそらくテロリストだ、逃げるぞ!」
「えっ‼嘘でしょ、みんなは、みんなはどうするの…」
「ひとまず宍戸、菊池達にはテロリストの制圧を頼んだ、だから安心しろ」
そうは言ったがおそらくあれは何かしらの乗り物で突っ込んだ音、
急がないと不味いな、、そう思い逃げようとしたとき
「姫乃いくぞ……オイ、誰だお前その汚い手を姫乃から離せ」
「ははっ、ごめんね斗真、捕まっちゃった…私が何とかするから斗真はみんなを連れて逃げて、お願いだから…」
さて、どうする、相手は武器不明のテロリスト、まずは交渉が通じるか
「目的はなんだ?」
「そんなもんあるわけ無いだろ特攻だよ特攻こいつを殺せれば文句はねぇ」
(交渉は通じない不味いな確実に姫乃を殺す気だ)
「そうか、じゃあとっとと死ねよ」
「は?やれるもんならやってみ……」
ブシャッ
「おい、姫乃逃げるぞ」
そうして男を始末して廊下を通り逃げていたとき
「ねぇ、斗真あれ…」
そう言って指を指したその先を見ると、倒れ伏した宍戸が居た
「オイ!宍戸何があった、おい!返事をしろ宍戸!!」
「…とう…まか、こんな様だが…姫乃連れて逃げろ…」
起き上がらせたが全身血塗れだ、腹部に深い傷もある、今すぐ処置しないと助からない…
「なぁ宍戸、菊池達はどうした、一緒に居たはずだ」
「俺がこうなったレベルの相手を足止めしている…ガハッ、とにかく…逃げろ」
「あぁ、わかった」
「宍戸ごめんね…助けてあげられなくてごめんね…」
「はは…姫乃…泣くなよ、斗真、姫乃を頼んだ…ぞ…」
そう言い残して宍戸は目の前で息絶えた…
「行くぞ姫乃、命を賭けて時間を稼いだ宍戸のためにも…」
「…うん」
そしてまもなく出口という所まで来たところで
バンッ!!
「っ…!おい、菊池!大丈夫か⁉」
「おう…風間アレはバケモンだ、深雪も黒崎も早霧も殺られた」
「さっき宍戸を看取ってきた…取り敢えず後もう少し稼いでくれ」
「姫乃を逃がす時間くらいは…どうにか稼ぎます…」
そうして姫乃を付近の物陰に逃し加勢しようとした時
「風間!今すぐ姫乃を連れて遠くに逃げろ!」
「どうした!アイツは!」
「とにかく説明はあ…
直後爆音がして俺らは吹っ飛ばされた、打ち付けられた付近には血まみれの姫乃が…
(悪いなみんな…守れなかったよごめんな姫乃…)
そうして俺は意識を手放し、死んだ。
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目が覚めると俺は光に包まれた空間に居た
ここはどこだ?俺は死んだはずでは、そう思い辺りを見回すと
宍戸、菊池、早霧、深雪、黒崎、そして姫乃がいた
「なぁ、お前ら、ここがどこかわかるか?」
「わからないな、それに俺はお前らの前で死んだはずだ」
「私も、テロリスト相手に刃がたたず早霧や黒崎と一緒に死んでしまった筈」
「俺も最後風間と一緒に爆風に巻き込まれて死んだはずだ」
そうやって皆で直前の記憶を辿っていると
「皆様お目覚めですか?」
一人の女性が立っていた
「貴方はどちら様ですか?」
「私は転生の女神シルビアと申します」
「俺は風間斗真だ、転生と言うことは俺達は死んだそういう事でいいんだな?」
「はい、本来死後魂は記憶を漂白され新たな命として生まれ変わるのですがあなた方はどのような方法を取ったかは知りませんが魂に深く記憶が埋まっておりましたので、このような対応を取らせていただいています」
(過去に小説で読んだことがあったがこのままの流れで行くと技能を貰い異世界に転生する流れではないか)
「皆様には異世界に転生してもらいます、あのあなた方の世界のラノベ?でしたっけあんな感じです」
「随分と俗っぽい事を言う女神だな」
「だって、暇なんですもん、女神だって娯楽がほしいんです〜!」
「それはそうと転生するならやってくれ」
「その前に技能を選んでください、あのラノベだと…チートスキル?でしたっけ
そんな感じのやつです。取り敢えず特典として10個お好きに選択してください」
(ふむ、色々あるのだな、ならばこれとこれを取って後はこれだな)
「では皆さん決まったようなのであちらの世界へ飛ばさせていただきます」
「なぁ、女神さん一つお願いしていいかい?」
「はい、何でしょう?」
「俺らの武器も一緒に飛ばしてくれ」
「というとあのヤバい刀とかですか?」
「あぁ、女神ならそのくらいはしてくれるだろ?」
「わかりました、どうにか飛ばします」
「無理を言って悪かったな」
「では、良い異世界ライフを」