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勇者選抜~異世界の残酷な校則~

憂鬱だ。


 今日の授業が終わったら「勇者選出」が行われるらしい。


 


 昔は、魔王を倒すのは凄いことで、勇者や共に戦った仲間達は英雄として崇められる存在だった。


 だけど、別の世界から来た勇者が残した凄い武器の数々の存在や、誰でも使える(が、酷く消耗する)究極魔法が開発されたことにより、魔王は人海戦術で誰でも倒せるようになった。



 そして、昔の勇者が持ち込んだ民主主義とかいうやつで、勇者は投票で決められることになった。


 僕は普通の小学校に通い、その小学校で勇者候補に選ばれた。



 今通ってる中学は、勇者候補ばかりが集められた特別な学校。


 要するに陰キャ中が集う場だ。


 その中でもさらに人望も存在感もない僕は、”不名誉にも”勇者に選ばれてしまうのだろう。


『勇者は生徒全員の多数決で決定され、拒否権はない』って校則で決まってるんだから。

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