友達に真実を
「桜。光どうしたの?」
梨花とさゆは心配していた。
「大丈夫。」
「だったらよかった。さっきの質問に戻るけど、なんで、西川君はこの家にいるの。」
「それはその・・・」
『話しにくい・・・光が話してくれればいいのに・・・』
「桜はちょっと話しにくいからこっちから話す。実はな、桜は交通事故にあう。」
「えっ!」
二人はびっくりしていた。
「桜どういうこと?」
私は、本当のことを友達に話すことにした。
「はいこれおやつとジュース。」
お母さんが来たのでいったん話は止めた。
「ありがとうございます。」
お母さんは笑顔でドアを閉め、部屋から出て行った。
「実は・・・光は私を交通事故などから守るために来たアンドロイドなの。」
「えっ!どゆこと!」
梨花とさゆはまた驚いていた。
「ということは西川君はアンドロイド?」
「そういうことだ。だけど、このことを知ったことに関しては約束をしてほしい。」
「何ですか?」
「このことは、桜の家族と桜、佐々木さんと星川さんしか知らない。だから、ほかの人に絶対に話すな。話したら大変なことになるから。」
「わっ、わかりました。」
二人の顔は、驚いてるが頬は真っ赤である。
「光は私の心だけ読めるんだよ。」
「そうなの。西川君。」
「いや本当は、このことを話した人だけ、心が読める。佐々木さんと星川さんの心も読めるようになった。」
「は!」
二人は驚いていた。そして私も驚いた。
「じゃあ、さっき梨花とさゆが思ってたことわかるの?」
「かっこいいと思ってたみたい」
二人は顔を真っ赤にする。
「すみません!こんな変な感じで!」
「いや、別に気にしなくても。」
「桜。交通事故にあうの?」
「うん。」
そういえば、あと2日だった。
「あと何日で?」
「・・・あと2日」
「ヤバいじゃん。それ。」
「大丈夫だ。それから守るために俺は桜の妹の孫から送られた。」
「桜に妹生まれるの?」
「2か月後にな。」
「じゃあ、桜の妹のほうの孫が西川君を未来から送ったってこと?」
「うん。」
「桜を交通事故に守れたらどうなるの?」
「守れたとしても、時空警察がアンドロイドを送り桜を殺しに来る。」
「・・・」
部屋の中はシーンとなった。
梨花は、
「どうにか桜を守らないと!私、どうにか守るから。」
さゆも、
「私も!絶対守る。」
「ちょっと待て、二人には危険すぎる。二人が交通事故にあったらどうするんだ?警察アンドロイドも殺しに来るんだぞ桜を。無理はしないほうがいい。」
・・・
また、部屋はシーンとなる。
「わかった。できる限り守る。」
と梨花とさゆは言った。
これで、私は梨花とさゆに真実を話した。