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錬金術師の日常  作者: 時流 幌
第1章「事件発生」
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第1話「序章」

 まだまだ未熟の作品ですが、よろしければ最後まで

よろしくお願いします。

 雰囲気は、あらすじにも書いた通り変わらせる予定です。


 俺は錬金術師だ。これでも。

錬金術は、20世紀末に……誰だっけ?

うん3日前までは覚えてたんだけども。

とにかく20世紀末に発見された技術で、それまではそんなものは無い、

とされていた。

 一般的に錬金術師は、研究室でフラスコを振ったり、

怪物と格闘というイメージがある。実際俺もそのような

事を夢に見てこの業界に入った。

しかし。

現実は違った。


 俺は今、大量の書類と格闘している。

錬金術の世界に入った頃には、なんかこう…

怪物のようなのと戦うものかと思っていた。

確かに、錬金術で生み出された合成獣(S・b)

の対策に借り出されることもあるが、それも

時たま。

いつもはこのように事務仕事ばっかりだ。

こんなことをするために錬金術を学んだわけではない

「はー」ため息をついてみ―


 「係長!仕事してくださいよ!鷹津たかつ係長」

―たけれど、現実に戻された。

机の上にはやっぱり紙の山。

そして目の前には、20代の筋肉質な若者。一応俺の部下だ。

「わかってるよ、ちょっと休んだだけだ。南雲なぐも

この係「凶悪犯対策1係」は、男ばかり。

いくらファンタジー(物語)のような技術が発見されても

流石にここまではファンタジー化されないらしい。

ファンタジーで言えば、こういうところに美女が居るのは定石だが・・・

まぁ凶悪犯対策係。しかも錬金術使用犯限定となればこの局の女性職員から

敬遠されても仕方がないが。


 「頼みますよ~今日は予定があるんで、残業は勘弁です」

「急かされなくてもやるよ!」

彼の言う通り。うちの係ではもう3日連続残業が続いている。

まだ出来たばかりの錬金術対策局でも

残業日連続記録をぶっちぎりの更新中である。

これは実に不名誉なことだ。

 

 午後5時

 いつもならば局員全員帰宅の時間だが……

うちの係ではもちろんまだ仕事が続いていた。

「あ~これで4日連続だ~係長のせいだ~」

さっきの彼がつまりは南雲が、頭を抱えながら愚痴をこぼした。

「――悪かった。」

素直に認めざるを得ないだろう。

3時間後、何とか明日になるのは避けることができた。

しかし、これで4日連続残業達成となってしまった。

実に不名誉である。

……これはまた人事課にどやされそうだ。

「じゃ!また明日!」

南雲が閃光のような速さでオフィスを出て行った。











 

 最後まで読んでくださってありがとうございます。

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