表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Angel SOS  作者: カツオ
第1章 地球で
8/91

第8話 Angel SOS(義彦編)①

来てくれてありがとぉ~♪

ゆっくりしていってね♪

 ミシャエル:「・・・・・・義彦さん・・・義彦さん、義彦さん、義彦さん」


 透き通った優しい声が義彦の耳をくすぐります。

 でも、熟睡している義彦の思考は朧気です。

 ふぉあ~としています。


 義彦:「うぅ~ん・・・」


 ゆっくりとまぶたを開け始める義彦。


 義彦:(あれぇー誰かが覗き込んでるの?

 うぅ~ん・・・また亜里沙かなぁ~?

 今、何時だ?)


 少しずつ覚醒していく義彦。

 『あぁーもう起きるか』と子猫のような柔らかい身体で素早く上半身を越し、胡坐をかきます。

 

 義彦:(あれあれ!?

 体が物凄く軽く感じるんだけど!?)


 はい、何かが違うんです。

 何かが?? 

 義彦はすぐさま体をますぐってみると・・・。


 義彦:「・・・小さくなってる??

 えぇーーッ!!??どうして!!??」


 義彦が、慌てて顔を上げてみると、そこには?

 目の覚めるような絶世の美女が、床に両手をつき前屈みの姿勢で鎮座しているではありませんか。

 もうド・ビックリですよね。


 その美しい女性は、優しい笑顔を義彦に向けています。

 それはまさに女神様の微笑みです。


 その美しい女性は、燦然と輝くエメラルドのような綺麗な瞳をしています。

 その優しい眼差しに義彦は、吸い込まれるかの様に見入ってしまいます。


 その美しい女性は、豊な羊毛のような銀色の髪をたたえています。

 ツヤツヤとしたその銀髪は神々しく輝いて見えます。


 その美しい女性は、背中に純白の大きな翼があり、魅惑的な身体を包んでいます。

 その翼によって、彼女の豊潤な胸がとても綺麗に引き立てられています。


 そうなんです。彼女のその様はまるで天使のようです。

 ですから、義彦が彼女のあまりにもの麗しさに見とれていると。

 あらあら、あそこがモッコリしちゃいましたよ。

 だってぇ~男の子だもん♪


 それにしても、今の義彦は胡坐をかいていますからね。

 モッコリしちゃったら、そりゃあ目立ちゃいますよね。

 モッコリ・モッコリてねぇ~♪


 義彦:「あっ、あっーーぁッ!!あははは~♪

 (息子よぉー沈まれー!沈まれー!沈まれー!)」


 あぁ~あ、もぉ~今更慌ててお手てで隠しても遅いてば。トホホォ~イ♪


 ミシャエル:「うふふふ♪可愛い人」


 義彦は、彼女の率直な言葉に気恥ずかしくなり、顔を逸らしてしまいます。

 するとそこには?

 なんじゃこれはぁーー!!??

 荘厳な石造りの神殿のような部屋が広がているではありませんか。


 余りにも突然過ぎる事態に頭が混乱してしまう義彦。

 どうしましょう?

 取り敢えず話しかけてみる?


 義彦:「あなたはどなたですか?」


 義彦は、思いのほか落ち着いて対応できたことに驚きます。

 又、思考がはっきりし過ぎる程、実に爽快な自分に戸惑うのです。

 なんだか頭が良くなった感じがするんですよね。


 ミシャエル:「初めまして。私はミシャエル。【惑星メルクリウス】で猫種の統治を手助けする下位天使です。

 故あってあなたを地球から、ここ【惑星メルクリウス】へと召喚しました。

 義彦さん、あなたは神の使者となり、堕天使達から【猫の国】を助けて欲しいのです」


 ミシャエルの話には、【惑星メルクリウス】、下位天使、堕天使、神の使者、猫種、【猫の国】、と聞いたことも無い単語がほんと多いいです。

 だから疑問を持った義彦は質問をしてみます。


 義彦:「あのう、あなたは天使のミシャエルさんで、僕は【猫の国】を助けに行く神の使者で、ここは【惑星メルクリウス】でいいんですか?」


 ミシャエル:「はぁ~い♪あってまぁ~す♪」


 義彦:「てっことは、天使と堕天使との間で何かしらのトラブルが発生した、ということですか?」


 理路整然とテキパキと質問してみたら、何故かこうなっちゃった?

 何だか大変な事に巻き込まれた予感?


 ミシャエル:「あぁ~あぁん~あっうぅぅぅん、はぁーーはぁーーはぁーー、もぉ~我慢できないよぉ~」


 えぇーーッ!!

 天使ミシャエルが悶え始めちゃったよ!!

 ど・ど・どうしてッ!!??

 超ナイスバディな肉・肉・肉・肉・肉・肉が醸し出すお色気は?

 当然のごとく・・・超絶的だぁーー!!

 そのフェロモンの香りはメガフレア級の破壊力である。

 多感な若人諸君の理性を完膚無きまでに粉々に粉砕すること間違いなしだ!


 義彦、健闘を祈る!

読んでくれてありがとぉ~♪

また来てね♪

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ