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Angel SOS  作者: カツオ
第2章 猫の国
74/91

第74話 フジ川の合戦⑤

来てくれてありがとぉ~♪

ゆっくりしていってね♪

 時はアドリエルが召喚される9日前の夏。場所は猫の国。クジャク16歳の物語。



 おやおやぁ~ツバキちゃんが泣いてますよぉ~?

 どうしたのかなぁ~?

 ね~ね~大丈夫~?

 

 そうなんです。いつの時代でも愛する人を戦地へと送り出のはとてもとても辛いことです。

 当然ですよね?

 ですから、ここ【イズの都】のお城でも、クジャクを見送る者達はそれはそれは心配そうにクジャクを送り出すのであります。

  

 ツバキ:「グジャグじゃまぁ~・・・うっぅ~グジャグじゃまぁ~!

 わだじゅまちゅってましゅぅかぁあ、いちゅまえぇおぉ、いちゅまえぇおぉまちゅってましゅぅかぁあ!

 だがぁらぁだがぁらぁ、がにゃらじゅかえってきぇくらふぁぃ・・・。

 うっわぁ~ん!うっわぁ~ん!うっわぁ~ん!うっわぁ~ん!」


 おいたわしい。ほんと辛いですよね?

 分かります!分かちゃいます!

 だってぇ~ツバキちゃんはまだ結婚してほんの一年たらずなんですもの♪

 まだまだ新妻ですよぉ~♪

 だぁ~かぁ~らぁ~♪

 まだまだクジャクに甘えたい甘えたぁ~い♪

 あ~それなのにそれなのにぃ~、夫を戦地へと送り出さなければならないなんて・・・酷過ぎます!胸が痛んじゃいます!ぐすん。

 皆さんもそう思いますよね?ねぇ?ねぇ~!?


 でも~正直、ツバキちゃん何て言っていたか分かります?

 大分聞き取りずらかったですよね?

 いったい何て言ってたんでしょうねぇ~?

 はい♪一様、『いつまでも待っているから必ず帰ってきてね』と言っていました。

 ツバキちゃん、涙声だったから聞き取りずらかったですよねぇ~♪


 そんな泣きじゃくるツバキちゃんの涙をそっと拭ってあげるのは?

 はい♪サクラちゃんでぇ~す♪

 皆さんも御存じの通りこの二人は従姉妹なんですけど、その瓜二つな容姿のせいなのでしょうか?

 ツバキちゃんとサクラちゃんは双子のような親密な関係にあります。

 だからなんでしょうね?

 サクラちゃんがとても心配そうにツバキちゃんに寄り添ってあげています。

 小ちゃい女の子が二人シウシク泣いちゃってますよぉ~♪

 絵的には結構!バツバツなんですけど。ここまでのお話しに確りとついて来て下さっている皆さんにとっては、良いシーンだと分かって頂けますよね?ねぇ?ねぇ~!?

 だからさツバキちゃん元気だしてね。

 だって、頼れる人が何時も側にいてくれてくれるなんてとても幸せなことなんだよ・・・ね♪


 すると今度は、ツバキちゃんを慰めながら、あくまでも気丈に振舞うサクラちゃんがクジャクに語り掛けます。


 サクラ:「クジャク様、ツバキのことはお任せ下さい・・・!!」


 クジャク:「うん、ありがとう。頼りにしているよ。サクラ」


 すると、サクラちゃんのぷにぷにのほっぺたを涙がスーと流れ落ちます。

 はい♪サクラちゃんもこの一年間、クジャクとの愛情を確りと育んで参りました。

 えっ!?Hぃ事はて?

 そりゃあもうねぇ~?

 分かるだろう?

 てへ♪

 はい♪完全18禁であります♪

 なんてったって小悪魔と天使ちゃんの双子ちゃんプレイですからねぇ~♪

 はっはぁーー平にご容赦を!

 なんちゃって♪

 だがしかぁーーしッ!!

 基本的にクジャクはとても優しい御仁ですからね、サクラちゃんにとってこの一年間は本当にかけがえのない一時となったんですよ。良かったねサクラちゃん。


 ですからクジャクは、そんな愛らしいツバキちゃんとサクラちゃんの頭を優しくナデナデしてあるのでした。

 『ナデナデ・ナデナデ・ナデナデ』とぉ~♪


 そんな様子を黙ってジーと見詰めているのは?

 はい♪ランちゃんでぇ~す♪

 この子は結構そそっかしい処がありますが・・・が!?

 皆さんも御承知の通りめちゃくちゃいい子でぇ~す♪いい子・いい子ぉ~♪

 この度もツバキちゃんの後ろでじっと控えていました。

 だってぇ~ランちゃんは忠義の人ですからぁ~♪

 そんなランちゃんに今度はクジャクの方から語り掛けます。

 はい♪語り掛けちゃいますよぉ~♪


 クジャク:「ランちゃん、お尻の具合はどお?

 ほら?戦いに赴く前にさ、心のわだかまりを、て言うでしょ?

 昨晩はちょっと強引にしちゃったからぁ~、そのう気になっちゃて気になっちゃてさぁ~、仕方が無かったんだよね?

 だからさぁ~どお?

 お尻の具合?

 大丈夫?

 ヒリヒリしてない?

 ちょっと見せてもらってもいいかなぁ~お尻?」


 ※注記:『第66話 ツバキちゃんのとある一日⑤』をご参照ください。


 ちょっと待ったぁーー!!

 クジャク、君!何言ちゃってるの!?

 ねぇーーねぇーー!!??

 何言ちゃってるのッ!!??

 今回てシリアス回のはずだよね・・・??

 お笑い取りに行ってどうするの??


 はい♪【おらおらロケッティア状態】突入ですよぉ~♪

 飛びます♪飛びます♪飛びます♪

 クジャク破滅へと爆進だぁーー!!

 Go!Go!Goーー!!


 ラン:「ク・ク・クジャク様ッ!!

 このような時にしかも皆様の前で何をおしゃっるのですか・・・!!??

 そのう・・・酷いですぅーー!!」


 お口をアワアワさせ、お目目をウルウルさせ、体をブルブルさせ、お手てをバタバタさせ、あんよをガクガクさせ、震え出すランちゃん。

 きゃ・きゃ・きゃわい~♪

 あぁ~映像でお見せできないなんて・・・お見せできないなんてぇーー!!

 誠に・誠に・誠に残念でありますなぁ~♪

 このランちゃんの可愛らしさと言ったら・・・ジーザス!!

 おぉー神よ、罪深い私めをどうかどうかお許しください・・・アーメン。


 クジャク:「あぁーー!!ランちゃーーん!!

 なんて・・・なんて純真なんだ・・・!!

 君は・・・あぁー清らかな君は・・・汚しても・汚しても・汚しても・・・決して・・・そう決して!!染まることのない純真な心を持っているんだね・・・!!

 あぁーー僕は・・・僕はぁーー!!??

 何ていけない遊びを・・・ランちゃんに・・・あぁーーランちゃんに!!??

 いや悩むのはもうよそう。そう決めたじゃないか・・・うんうん、そうだそうだ・・!

 さぁーーランちゃん・・・!?

 清らかな心と美しいお尻を持つ愛しい人よ・・・!

 どうか・・・!?

 どうか・・・!!??

 哀れな僕に女神様のお尻を見せておくれ・・・!?」


 歓喜の雄叫びを上げ、感激のあまり膝をつきランちゃんを抱き締めてしまうクジャク。

 ほんと変態さんのクジャクにも困ったものですね。

 こうなると周りの皆がドン引き・・・かと思えば、そうでもないようですねぇ~?

 どうして!?

 はい♪どうやらいつものこと!!のようです?

 えっ!えっーー!!??

 いつものことなの!!??

 そうなの!!??

 へえ~♪

 でもぉ~?

 今ってぇ~?

 そのぉ~大切なお見送りをしているんですよねぇ~?

 ほんと大丈夫??


 はい♪大丈夫であります!!

 そうなんです。ロイヤルファミリーの闇は深いものなのであります!!

 キャハァ~♪断言しちゃった♪てへ♪

 ちなみに変態さんはクジャクとツバキちゃんの二人だけですよ。

 あとの皆は一様ノーマルです。

 まぁ~多分だけどぉ~・・・?

 うぅ~ん、きっと大丈夫だと思いますよ?

 そう信じましょう!

 はい・・・!

 えっ、チヅルちゃん!?

 あぁ~チヅルちゃんねぇ~?

 チヅルちゃんは【天使の加護】の影響が大き過ぎるので、ノーカウントということでお願いします。

 と言うことでチヅルちゃんはセーフです!

 よろしいですね?

 チヅルちゃんはセーフですよ。


 まぁ~それはそれとして、クジャク・・・引くわぁ~♪

 ほらほら見て見て?

 お顔を真っ赤にしたランちゃんが、クジャクに抱き締められながらポロポロと泣き出しちゃった。


 ラン「それは(お尻を見せるのは)御命令ですか?」


 ランちゃんが流す涙を、人差し指で優しくぬっぐてあげながら、クジャクはゆっくりと、そして確りと、うなずくのでした。ここで見せなさいと・・・あぁー何て罪深い・・・。

 そしてクジャクのお手てがランちゃんの着物の裾に・・・。

 

 キサラギ:「クジャク様、ランちゃんいじめちゃ・・・メ!ですよ。 

 もぉー変態さんもほどほどにして下さいね。

 あぁ~可哀想に?

 ランちゃん、大丈夫・・・?

 お尻痛くない・・・?」


 ランちゃんに駆け寄り、クジャクからランちゃんを奪い取るかのようにして、ランちゃんを保護するキサラギちゃん。

 実は!キサラギちゃんとランちゃんて同じ赤猫さんどうしとあってか、とても仲良しさんなんですよねぇ~♪

 ですから、今回もランちゃんのピンチに手を差し伸べてくれました。

 もぉ~プンプンなんだからぁ~であります。


 クジャク:「うっうん、あぁ~いやぁ~ランちゃんが可愛いから、ついつい・・・・・・うんうん、キサラギちゃんの言う通りだね。あはははは~♪」


 あっ、クジャクたら、キサラギちゃんのジト目に恐れをなしてか、言いかけていた言葉を飲み込んじゃいましたよ。もぉ~しょうがない人なんだからぁ~クジャクは。

 ここは一発キサラギちゃんにガツンと行ってもらいましょう。ガツンとね♪


 キサラギ:「いいですか?

 『親しき仲にも礼儀あり』と言いますし。

 悪戯もほどほどにして下さいね。

 お願いしますよ。

 ランちゃんが可哀想ですからね」


 クジャク:「うん、これからは気を付けるよ。ごめんね」


 クジャクはキサラギちゃんからしかられると、おどけてみせるのでした。

 そしてゆっくりと立ち上がりながら、ランちゃんの猫耳にささやくのです。

 『必ずランちゃんのお尻の匂いを嗅ぐために戻ってくるからね。待っててね』てね♪トホホォ~イ♪

 

 ラン:「ほんと・・・いけないクジャク様・・・もう・・・」


 ランちゃんの言の葉が中に溶けて行きます。

 何て言ったのかはランちゃんしか知りません・・・。




 それからクジャクは何気なくチヅルちゃんの方に目を向けます。

 最愛の人を見詰めるクジャクの眼差しは何処か情熱的です。


 それもそのはずです。この二人知らず知らずのうちに共鳴しています。

 もちのロンで【天使の加護】による影響なんですけどね。二人が大切に育んで来た【絆】も大いに関係しています。

 そうなんです。日に日に強くなる二人の【絆】は特に結婚後さらに強くなりました。

 目に見えない【絆】である【天使の加護】による共鳴と、目に見える【絆】である結婚による結合が、より二人の関係を安定させ強固なものとさせました。

 今のクジャクとチヅルちゃんは文字通り一体です。

 ですから、天使達が言うようにこの二人を決して、そう決して離れ離れにしてはならないのです。


 そして、そんなチヅルちゃんの側らに控えるのはシノブちゃんですね。

 この子は本当に綺麗になりましたよぉ~♪

 オッパイもめちゃ大きいです。

 ある意味最強ですね。 

 と言うのも愛される女性が綺麗になるのは当然であり、シノブちゃんもその内一人なんですけど。一途に伴侶への忠誠を確固として守ってくれる女性て、本当に貴重なんですよね。

 もちのロンでシノブちゃんはそうゆう女性です。

 えっ、シノブちゃんは!?

 『ヤンデレで、毒舌家で、ちょうっとひねくれている、困った女の子』だよねて?

 はい♪その通りであります。

 ヤンデレの恐怖に怯える現代社会の若者達にとって、こういうシノブちゃんみたいな子は、きっと重いんでしょうね?

 まぁ~実際重いですよぉ~♪シノブちゃん・・・あらゆる意味で・・・ね♪

 ウシシシシ♪ウシシシシ♪


 で、そんなチヅルちゃんとシノブちゃんなのですが、先程まで事の成り行きを静観しておりましたが、クジャクと目が合いましたので会釈をするのでした。


 シノブ:「さぁ~私達もお別れの御挨拶をしましょう」


 チヅル:「チヅル、兄上と一緒に行くから必要ないわよ。だからほらシノブちゃん行ってらしゃいな」

 

 えっ!?チヅルちゃん、クジャクと一緒に参戦する気なの?

 はい♪ここ大切なので繰り返しておきましょうね。

 では・・・えっーーッ!!チヅルちゃん、クジャクについていく気なのぉーー!!??

 それてば戦争について行ちゃうてこと・・・!!??

 ことなのぉーー!!??


 はい♪チヅルちゃんから爆弾発言頂きましたぁ~♪

 気になる展開はこの後直ぐ!!

読んでくれてありがとぉ~♪

また来てね♪

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