第72話 フジ川の合戦③
来てくれてありがとぉ~♪
ゆっくりしていってね♪
時はアドリエルが召喚される9日前の夏。場所は猫の国。クジャク16歳の物語。
今回はちょうと箸休め的なお話しになります。
何分シリアス回が続きましたからね。
息抜きてか♪
はい♪『Angel SOS』は今日も平常運転ですよぉ~♪GOGO♪
と言うことで。
突き抜けるような青い夏の空。
天高くそびえ立つ白い入道雲。
キラキラと眩い光が降り注ぐ白い浜辺
今日もここ【イズの都】は幸せで一杯ですよぉ~。
本当に喜ばしいことです。
あぁ~うらやましい。
だぁ~かぁ~らぁ~♪
この物語の主人公(第二章の)クジャク達もとてもとてもHぃ日々を・・・あっ!
あはははは~♪
オッホン♪
幸せな日々を送っております。
月日が経つのてほんと早いですよね。
クジャクとチヅルちゃんとツバキちゃんも結婚してもう一年になります。
でも~結局のところクジャクは何人の妻を娶ったのでしょうか?
はい♪6人です。
はい♪ハーレムです。
はい♪主人公特典モリモリでウシシシシ~♪です。
はい♪もちのロンでHぃことやり放題です。
ほんとうらやましい限りですね。
因みに本妻ポジションはチヅルちゃんですよ。
そして、シノブちゃん、ツバキちゃん、サクラちゃん、ランちゃん、キサラギちゃんの5人は側室となります。
ではこの機会に皆さんの近況報告をさせて頂きますね。
『パチ・パチ・パチ・パチ』と♪
まずはチヅルちゃんとシノブちゃんからです。
一様チヅルちゃんは第2章のヒロインですからね。
初めは譲れませんよぉ~。てへ♪
でこの二人なんですけど。盟約通り強力な同盟を組みました。
※注記:『第57話 白猫の花嫁⑨』をご参照ください。
これにより社会的な地位だけではなくクジャクからの寵愛さえも勝ち取っています。
他の側室達よりも圧倒的に優位とまではいきませんが、クジャクとチヅルちゃんは【天使の加護】繋がりですからね、特別扱いと言ったところですね。
勿論、幼馴染で【猫の国】きっての巨乳の持ち主であるシノブちゃんとの関係も良好ですよ。
因みにクジャクはシノブちゃんがヤンデレであることを熟知した上で好意を寄せています。
長年にわたり培ってきた二人の信頼関係の深さがうかがい知れますね。
ほんと微笑ましいです。
長所も短所も全部含めて大好きだなんて、ほんと理想的な夫婦ですよね。
あぁ~うらやましい。
続いては、ツバキちゃん、サクラちゃん、ランちゃんです。
こちらの御三方は・・・そう【ロリっ子三人娘】ですね。
例によって完全18禁仕様となっておりますので詳しくはお話しできませんが・・・が!
そうとぉ~・・・。
危ない趣味に・・・。
どっぷりと!!
浸かちゃった!!
めくるめくエロスだそうです。
オーイェー!
はっきり言ってクジャクは変態です。
はい♪ド・変態です♪
まぁ~ツバキちゃんもド・変態だから、似たもの夫婦で丁度いいんですけどぉ~・・・?
はい♪サクラちゃんとランちゃんがHぃドタバタ劇の巻沿いに合っているて・・・感じですかねぇ~・・・?
てへ♪
そうそうクジャクはランちゃんが大のお気に入りなんですよ。
意味深ですねぇ~。
はぁ~い♪例のお尻の件であります。
※注記:『第66話 ツバキちゃんのとある一日⑤』をご参照ください。
お尻・お尻・お尻♪
ウシシシシ~♪ウシシシシ~♪ウシシシシ~♪
はい♪もちのロンで完全18禁です♪
てへ♪
さて最後はキサラギちゃんですね。
もう皆様もお気付きの通りキサラギちゃんは、妾ではなく側室として迎え入れられました。
クジャクたっての願いです。
彼のキサラギちゃんへの思い入れを感じさせますよね。
ねぇ~素敵じゃないですか。身分の違いを乗り越えた結婚だなんてロマンチックです。
そうロマンチックなんですよねぇ~・・・。
だぁ~かぁ~らぁ~、国中で超・超・ちょぉー話題に・・・なちゃいましたぁー!
皆さんもシンデレラストーリーお好きですよね?ねぇ?ねぇ~!?
だぁ~かぁ~らぁ~、国中の女の子という女の子がもう大変なことに・・・なちゃいましたぁー!
分かる分かるぅ~、私も私もぉ~ですよねぇ~。
玉の輿・・・?
女の子の憧れですよねぇ~。
キャハァ~♪
こんな感じで皆さんそれぞれがとても幸せそうなのでなによりでございます。
幸せ一杯、Hも一杯な新婚生活でした。
そうそうクジャクの事もちゃんとお伝えしないとですね。
ではクジャクはと言うと、この春で16歳になりました。
そうなんです。【猫の国】ではもう成人です。
ですから跡取りとしての務めに追われる忙しい日々を送っています。
いよいよ主人公(第2章の)らしい活躍を見せてくれそうですね。
あぁ~楽しみぃ~。
※※※
と言うことで今日はクジャクの仕事風景を覗いてみましょう。
どれどれ~・・・。
へぇー、チヅルちゃんも一緒のようですねぇ~。
ほほ~・・・。
なるほど・なるほど・・・。
あっ!?
皆様、マサムネとビドウて覚えておられますか?
一様【イズの都】の重人なんですけどね。
ほらほら【猫の国】の君主であるケンビシの片腕的な存在の。
※注記:『第32話 悪魔の伝承①』をご参照ください。
どうも彼らも一緒のようですねぇ~。
ふむふむ・・・。
ははぁ~、これはですねぇ~、新しい防御系魔法の研究成果の発表会のようです。はい!
ビドウ:「シールド魔法で攻撃を・・・逸らす?
逸らす??
逸らす???
うぅ~ん、実に興味深い・・・!」
マサムネ:「はね返すのではなく逸らすのですな・・・??
何のことやらさっぱり分からん・・・!」
クジャク:「攻撃を受けた際の運動エネルギーを分散させるんだよ。
こう滑らせるイメージで・・・力を逃がすようにすると・・・逸らして弾くことができるんだ」
クジャクは実際にシールド魔法を展開させ実演してみせます。
チヅル:「防御する際の障壁のイメージとは全く違うのですね。
このような感じでしょうか・・・?」
チヅルちゃんが早速教わっている事を試してみると・・・。
あら!できちゃったみたい。
ビドウ:「ほぉー、綺麗に丸みを帯びておりますなぁー」
マサムネ:「流石はチヅル様!!天晴れでござる!!」
クジャク:「うん、いい感じだね!とてもいいよ!」
チヅル:「お褒め頂きありがとうございます。
これも兄上のご指導のおかげですわ。
何と言っても兄上は【猫の国】始まって以来の天才!
あぁ~なんて素敵なのかしら!
惚れ惚れいたしますわ!」
まんざらバカ褒めでもなかったりします。
クジャクの魔法への造詣の深さは【天使の加護】による処が大きく、天使達しか持ちえない技術を多く取り入れているのです。
当然劇的な魔法技術の進展が見られています。
と言うわけで、クジャクはどんどん張り切っちゃいますよぉ~。
クジャク:「そうだなぁー、もう少し欲を出してみようかな。
チヅル、もっとシールドの展開を縮めるイメージで丸みを強めてみてくれないかな」
チヅル:「こうですか・・・??
何だか少し怖いですわね」
クジャク:「そう・そう・そう、もうちょっとだから頑張って頑張って」
チヅル:「えぇーー!?
まだですのぉーー・・・??」
するとチヅルちゃんの体全体が、徐々に徐々にシールド魔法によって・・・。
あら、すっぽりと包まれちゃった!
クジャク:「どうお分かるかなぁー?
放出した魔力が球体となって循環しているんだけど。
どおかな?」
チヅル:「これって・・・??
チヅル、シールド魔法に包まれてるの・・・??
えっ!?
えっーーッ!!??」
ビドウ:「こ・こ・これはぁーー!!
全方向にシールド魔法が展開しているんですか!!??
そうなんですかぁーー!!??」
クジャク:「そうだよ」
マサムネ:「な・な・なんと!!
それはまことですか!!??」
興味津々とチヅルちゃんの周囲をウロチョロと回り出すビドウとマサムネ。
【猫の国】初の全方向性防御魔法の完成に立ち合え、興奮を隠せないようです。
クジャク:「チヅル、もう少し魔力の消費量を増やして維持できるかな?」
チヅル:「こうですか・・・??
何だか凄い事になっている様ですけど??
よろしいのですよね・・・??」
はい♪大丈夫ですよ。
クジャクの指示通りちゃんとできてますよ。
チヅルちゃん。
シールドの厚みも増し、容易に視認できる程になっています。
クジャク:「そのまま維持しててね。
水系の魔法を打ち込んでみるから。
あぁ~軽く水を掛ける程度だから心配しないでいいよ」
生来猫種は攻撃魔法は不得意なんですが、クジャクは【天使の加護】の恩恵によりオールマイティーに魔法を詠唱することができます。
まぁ~主人公特典てやつですね。てへ♪
では説明しよう。
猫ちゃん達は狐さんから【化け猫】と言われており。
猫種が得意とする魔法は幻惑系です。
あと身体強化系の魔法も得意としています。
ちなみ攻撃魔法については発動すらできない猫ちゃんが大多数です。
以上。説明終わり!
チヅル:「どうかお手柔らかにお願いします」
クジャク:「うん、分かってる。
任せておいて。
じゃ行くよ・・・!」
チヅル:「はい!」
クジャクがお手てをかざすとバケツ一杯分程の水が噴射された。
クジャク:「あぁーー、いい感じにシールド魔法に沿って後ろへと流れて行くね」
チヅル:「・・・成功・・・?
てことですか・・・?」
クジャク:「勿論、大成功さ!
よく頑張ったね。チヅル・・・!」
チヅル:「・・・兄上・・・!
チヅル・・・兄上のお役に立てのですね・・・?
嬉しい~・・・ジ~ン・・・!!」
最愛の人の役に立てて、感動のあまり身震いするチヅルちゃん。
ほんとチヅルちゃんてばクジャクのことが大好きなんだからぁ~。
まぁ~ぶっちゃけ、【天使の加護】の影響が多分に関係しているんだけどね。
でもぉ~二人の【絆】は本物ですよ。
だってクジャクとチヅルちゃんが時間を掛けて築いて来たのだから・・・。
あぁ~それにしてもチヅルちゃん。
クジャクの成功に立ち合えて最高に幸せそぉ~♪
チヅルちゃん・・・グッジョブです♪
クジャク:「あぁーもぉー、チヅルはオーバーだなぁ~。あははは~♪」
チヅル:「そんな事ありませんわ・・・!
本当に凄い研究成果だと思います・・・!
あぁ~兄上てなんて頭がいいのでしょう♪
天才ですわ。天才!
だって・だってぇー♪
兄上が発明される魔法はどれも天下一品!
まるで天使様のようですわ!
キャー♪兄上素敵ぃー♪
もぉー最高ですわぁ~♪」
クジャク:「それほどでもぉーないよ。でへへへへ~♪」
チヅル:「いえいえ!
そんなご謙遜を。
これはもうチヅル!
精一杯お祝いさせて頂きますわよ。
ねぇ~兄うぇ~?
チ・ヅ・ル・・・!
何でもして・あ・げ・る・んだからぁ~♪
うふふふふ~♪」
クジャク:「えぇーッ!!??
ほんとぉーー!!??
じゃー僕・・・。
(お尻クンクンしたい!!
お尻クンクン・クンクン・クンクンしたい!!
チヅルのお尻クンクンしたい・したい・したいッ!!)
でへへへへ~♪」
おいおいクジャク?
お前てやつはぁー?
性懲りもなくまたお尻なのぉ~?
まぁ~クジャクのお尻好きのルーツを辿るとチヅルちゃんなんだけどさぁ~。
ほんとド・変態ですよねぇ~クジャクて?
トホホホォ~イ♪
詳しくは『第34話 悪魔の伝承③』と『第35話 悪魔の伝承④』をご参照ください。
まぁ~お尻の件はさておき。
チヅルちゃん、よく心得ておられる。
だってクジャクがここまでよく働くのは、チヅルちゃんの激励のおかげなんですから。
男は褒めて伸ばす。ですです♪
ここ大切なので強調しておきましょうね。
男は褒めて伸ばす!
男は褒めて伸ばすッ!!
男は褒めて伸ばすんだよぉーーッ!!
はぁーー・はぁーー・はぁーー・・・。
大変失礼致しました。
ついつい熱くなってしまい・・・あぁ~恥ずかしいぃ~。
でもこれで男は褒めて伸ばす。
御理解頂けたでしょうか?
でも~注意点もあります。
『豚もおだてりゃ木に登る』とも言いますが・・・が!
褒めるのとおだてるのは違います。
ここでチヅルちゃんがおこなったのはあくまでも成果を的確に褒める、という行為になります。
あしからず。
ビドウ:「あの~若?
ラブラブの処、大変申し訳ございませぬが?
このシールド魔法の耐久度はどれぐらいなんでしょうか?」
あぁー確かに!
この二人、放っておいたらねぇ~?
まぁ~時間と場所ぐらいわきまえているとは思うけどぉ~?
ねぇー?
クジャク:「あぁ~ごめんごめん。
強度ね強度・・・!
うぅ~ん、そうだねぇ~、今、チヅルが展開したレベルのものなら、相当強力な攻撃を受けても身を守ることができるよ」
ビドウ:「このシールド魔法にそれほどの耐久度が・・・!
実に興味深い・・・!」
クジャク:「狐の攻撃魔法を想定しているからね。
鍛錬を積んでいけば、狐達の戦略魔法にも対抗できるよ。
まぁー戦略魔法級の直撃だと正直厳しいけど、直撃さえ回避できれば戦略魔法級であったとしても防御は可能だよ」
マサムネ:「若、このシールド魔法、狐への対抗策なのですな!!??」
クジャク:「実はそうなんだ。
狐は攻撃魔法による遠戦を得意としているからね。
接近戦に持ち込むための戦術にしたいんだ」
マサムネ:「恐れ入りもうした!!
ワシらが得意とする白兵戦ではどうしても、狐どもの攻撃魔法の餌食ですからな!
そこでこのシールド魔法ですな、あらゆる戦局で使用できる戦術の導入は心強い!
流石は若!!
マサムネ感服致しました!!」
ビドウ:「このシールド魔法が猫武者に伝授されれば、狐との長きにわたる抗争にも終着が付きそうですね。
若!これは快挙ですよ!!
わっはははははは~」
クジャクの新たなシールド魔法に心躍らすビドウとマサムネ。
この魔法は【猫の国】の大きな戦力になりそうですね。
だからでしょうね。クジャク達皆とても嬉しそうです。
そんなクジャク達を見詰めるチヅルちゃんも、とても誇らしげでご満悦な様子です。
とその時です!
家臣の一人が血相を変え走り込んできたよ。
『若ぁーー!!
一大事でございます!!
【オダの都】が落ちましたッ!!』
クジャク達の幸せな日常が音を立てて崩れて行く瞬間でした。
『Angel SOS』をお読み頂きありがとうございました。
これからも『Angel SOS』を応援してくださいね。お願いします。
さてさて、皆様にお願いがあります。
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