第70話 フジ川の合戦①
来てくれてありがとぉ~♪
ゆっくりしていってね♪
時はアドリエルが召喚される10日前の夏。場所は猫の国。クジャク16歳の物語。
ギラギラとした夏の太陽が日の出から大分昇った頃、【人間の国】の軍隊は【オダの都】に向け進軍していた。
夏の強い日差しと潮風に当たりながら、堕天使達は輸送車に揺られ、綺麗な砂浜が続く海岸線をひた走る。
【猫の国】東の防衛拠点【オダの都】はもうすぐそこです。
ザミエル:「あともう少しで作戦ポイントか」
レリエル:「見て見てぇ~、望遠カメラの映像だよ」
ザミエル:「ほぉー、もう陣形を整えてやがるのかぁー、迅速な対応してきやがる。
【オダの都】のムサシ、噂通りの猫武者のようだな」
はい♪ムサシは【猫の国】きっての剣豪であり奇策に富んだ武将です。
そうそう、皆様覚えておらますか?
【猫の国】四天王(東西南北)の一人がムサシでしたよね。
※注記:『第22話 クジャクの母②』をご参照ください。
そしてムサシが陣取る【オダの都】は、【人間の国】の進軍に備えて戦力の増強に増強を重ねた【猫の国】東の防衛拠点です。
そうなんです。一様都と銘は打ってありますが、ズバリ軍事要塞です。
だぁ~かぁ~らぁ~、【猫の国】の魔法技術の推移を集めて建造された戦略魔法級防衛システムや、大勢の精鋭らが常駐していえる堅固なお城等々、防備は万全ですよぉー!
と言うことで。
さぁ~いよいよ戦闘開始だぁーー!!
猫武者頑張れぇー♪
※※※
【オダの都】のお城の天守閣から海岸線に広がる砂浜を見詰める人物がいた。
そうムサシである。
ムサシ:「ついに来たか・・・!
ケンビシが言っていたとおり本当に攻めて来やがった・・・!」
『殿、今回の敵は厄介ですぞ。
避難民の証言によると奇妙な飛道具を装備しているようですな。
威力も抜群とか』
『それに砂浜を凄いスピードで移動中と言うのも・・・』
『なぁー馬が引いていないてやつだよな』
『うん・・・!相当でかいらしいぞ、その荷車』
ムサシ:「案ずるな!!
敵にもそれなりの戦略があるのもしかりだ。
こうも急ぐ処、今日中に何かしらの動きがあるのだろう。
まずは相手の動向を探るんだ」
『たしかに、人間達は夜目がききませぬからな。
仕掛けて来るなら日中でしょうな』
『そうなるとやはり飛道具の性能が気になる処ですね』
『こればっかりは見てみるまでは分かりませぬな・・・』
こうしてムサシ達猫武者は、【人間の国】の軍隊の出方を見守る作戦を取ったのです。
これが吉と出るか凶と出るか?
見守りましょう。
※※※
30分後。
堕天使率いる【人間の国】の軍隊は【オダの都】まで約4kmの位置にいた。
夏の砂浜に戦車1台、装甲車3両、輸送車4台てねぇ~、なんかちょっとシュールて感じ?
何だか映画のワンシーンみたい。てへ♪
クロード:「父上!配置完了しました!」
ザミエル:「うむ、ごくろう」
レリエル:「ミサイルきくかなぁ~?」
ザミエル:「さぁ~なぁ~やってみねと分からん・・・!
まぁー城のシールどの破壊はまず無理だけどよ。
猫武者にならって処だな」
レリエル:「これで今陣形を取っている猫武者達をやれたら万々歳なんだけどなぁ~」
ザミエル:「まっそうゆうこと。とりあえず撃ってみるか」
こうして装甲車3両に装備されているミサイル・ポットが火を噴いた。
標的は【オダの都】の前面に陣営を敷く猫武者だぁーー!!
猫武者・・・大ピンチ!!
※※※
飛来してくるミサイル。
標的は?
はい♪もちのロンで猫武者達です。
『ヒューー!・ヒューー!・ヒューー!・ヒューー!・ヒューー!・ヒューー!・ヒューー!・ヒューー!・ヒューー!・ヒューー!・ヒューー!・ヒューー!・ヒューー!・ヒューー!・ヒューー!・ヒューー!・ヒューー!・ヒューー!・ヒューー!・ヒューー!・ヒューー!・ヒューー!・ヒューー!・ヒューー!』
うっわぁ~、いったい何発ミサイル発射したのぉ~?
小型の近距離ミサイルとはいえ、なかなかの破壊力ですよ。
なんてったって近代兵器なんですからね。
『ドカン!!ドカン!!ドカン!!ドカン!!ドカン!!ドカン!!ドカン!!ドカン!!ドカン!!ドカン!!ドカン!!ドカン!!ドカン!!ドカン!!ドカン!!ドカン!!ドカン!!ドカン!!ドカン!!ドカン!!ドカン!!ドカン!!ドカン!!ドカン!!』
次々と着弾するミサイル。
砂浜は激しい砂煙でもぉ~何も見えません。
ただただミサイルの爆発音が鳴り響きます。
あわ・あわ・あわ、猫ちゃん達は大丈夫かなぁ~?
『うっわぁ~何だこれはぁー!!』
『退避ー!!退避ー!!』
『逃げろーー!!』
『何て威力だ!!シールド魔法が無かったら吹き飛んでいたぞ』
あっでも結構避けてる?
猫ちゃん達、この砂煙の中、どうゆう動体視力と俊敏性なのでしょうか?
はい、めちゃ凄いです。
猫武者カッコイー!!
ムサシ:「この距離(4km)で撃ってきやがった。
(信じられない攻撃方法だ。
うぅ~ん、ザミエルか、ケンビシが言っていたとおり厄介な奴だ)」
おやおや、ケンビシはザミエルの事を知っているようですね。
ケンビシとザミエルの関係気になりますねぇー?
でも、そのお話しはまた別の機会にと言うことで。てへ♪
まぁ~何はともあれ、猫武者達は皆城内へと退避するのでした。
ここはとりあえず避難・避難と♪
※※※
望遠カメラの映像を見入る堕天使達。
ザミエル:「ちぇ!戦果無しかぁー!」
レリエル:「うっわぁ~凄いなぁ~、避けちゃったよぉー・・・!
24発ものミサイル避けちゃった!
凄ぉ~い凄ぉ~い」
ザミエル:「しょうがねなぁー、次の作戦にいくか」
レリエル:「やったぁ~シュトルムティーガー(戦車)だね」
ザミエル:「まぁ~な、38cmロケット砲なら、あの要塞に展開しているシールドと城壁を貫通できるはずだ」
な・な・な・何ですとぉーー!!??
38cmロケット砲?
なんじゃそれはぁーー!!??
猫ちゃん達どうなちゃうのぉーー!!??
気になる続きは?
刮目して待っててねぇ~♪てへ♪
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