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Angel SOS  作者: カツオ
第2章 猫の国
67/91

第67話 やつらが来た!①

来てくれてありがとぉ~♪

ゆっくりしていってね♪

 時はアドリエルが召喚される10日前の夏。場所は猫の国。クジャク16歳の物語。



 圧倒的な戦力をもって堕天使達がやって来た!!

 アドリエルーー助けてぇーー!!

 と言ってもアドリエルの出番はもう少し先だったぁー!!

 うぅ~残念・・・。


 そうなんです。この回から『第2章 猫の国』も後半戦に突入ですよぉー。

 だぁ~かぁ~らぁ~シリアス回も・・・うぅ~と増えてまいりますよぉ~。

 あぁ~だからでしょうか?

 最近ポポロンちゃんがちょっとセンチメンタルなんですよねぇ~。

 と言うことは?

 はぁ~い♪もうお約束ですよね?

 はい♪例によって天界にあるポポロンちゃんのお部屋からのスタートであります。

 では行ったみよう♪ 




 ポポロン:「ついに始まってしまうのですね。

 はぁー、オファニエル、ザミエル、レリエル、なんて愚かな子達なんでしょう。

 地球で起きた事は、もう天の法廷では判例として取り扱かわれている、と言うのに。

 知らぬ存ぜんでは通用しませんよ。

 お父様(神様)が相応しく裁かれますよに。

 まっそのためのアドリエル(義彦)なのですけどね。

 それにしても、ミカエル様のお気に入りの彼が召喚されるとは思いませんでした。

 そして、この度の物語を紡ぐお役目も、まさか私に任せてくださるなんて思ってもいませんでした。

 ミカエル様・・・?

 ミカエル様はきっと私に、彼と彼の家族や友人達皆の幸せを委ねてくださったのですよね? 

 私にミカエル様が愛情を注ぐ者達の未来を委ねてくださったのですよね?

 あぁ~ミカエル様、愛しき愛しきミカエル様、どうかどうかミカエル様の望まれることが成し遂げられますように・・・!

 私も出来る限りのことをさせて頂きますわ」

 

 ポポロンちゃんはそう言うと、ガラスケースの中に横たわる一人の少女を、優しい眼差しで見詰めるのでした。

 目を閉じ眠りについているその少女は、ふくよかな体型で小さな角があることから、牛種の少女であることが分かります。

 勿論、牛さん特有の爆乳も健在ですよ。てへ♪

 そんな牛種の美しい少女は目覚めの時を今か今かと待ちわびるのです。

 

 ポポロン:「【時の番人】である私の予見の目が見たそう遠くない未来、あの悲しい光景をこの子なら止められるはず。

 どうかミカエル様が愛情を注ぐ彼を助けてあげてください。

 あなたに一つの鍵を託します。

 きっと彼女達の自縛を解くことが出来るはずです。

 では準備に取り掛かりましょう。

 この子を【牛の国】のキャンディスのもとに預けに行かなければなりません。

 でもそうなるときっと驚くだろうな、【牛の国】の【神殿】の【精霊】さん、どんな顔をするのかしら?

 まぁ~怒ったりはしないと思うけど、ここは念の為、【お約束の三人娘】達には私からの委任状を持って行ってもらいましょう。

 念には念を入れないとね」


 うっわぁ~ポポロンちゃん!!

 いったい幾つフラグ立てちゃったの!!??

 あっちゃぁ~、これってちゃんと全部回収できるのかなぁ~心配だよぉ~!?

 と言うことで・・・メモを取っておこぉ~と♪

 どれ・どれぇ~ふむ・ふむぅ~と♪


 あぁ~そう・そう・そう、これでポポロンちゃん率いるサポートチーム(トラベラーズガイド)は【牛の国】へとシフトチェンジしますので、『第2章 猫の国』での出演はこれで最後になります。

 どうもお疲れ様ですでした。

 あぁ~でも三章には元気はつらつに再登場しますからね!

 心配しないでくださいね!てへ♪


 ではでは、ポポロンちゃんと【お約束の三人娘】達とはしばしのお別れです。バイバイ♪




※※※




 ではここでお約束の?

 はい♪ポポロンちゃんスタート回の構成上ここでタイトルに戻ります。

 ではでは、『時はアドリエルが召喚される10日前の夏。場所は猫の国。クジャク16歳の物語』が始まるよぉ~♪

 


 ここ【猫の国】の東の外れに位置する【ミシマ村】では、猫ちゃん達が夕べの一時をのんびりと楽しんでおります。

 わぁ~猫ちゃん達がいっぱいるよぉ~きゃわいぃ~キャハァ~♪

 

 そうなんです。猫ちゃん達は、大きな大きな真赤な夕日がゆっくりと水平線に沈んで行く光景を、まったりと眺めているんですよ。

 家族と過ごす猫ちゃんもいれば、恋人と過ごす猫ちゃんもいますし、それに一人感傷にふける猫ちゃんと過ごし方はまちまちです。

 あぁ~なんて長閑で幸せそうな情景なんでしょう・・・癒される~♪


 はい!ここからは戦いの記録です。

 破壊、殺戮、強奪が始まります。

 だって・・・!

 これって悲しいけど戦争なんですよね・・・。




※※※




 猫ちゃん達が寝静まった深夜、月明かりが暗い海を照らしている。

 そんな静寂な海に破壊をもたらす巨大な憎悪の塊が浮かんでいた。

 そう堕天使率いる【人の国】の軍隊である。

 作戦海域に到着した彼らは上陸作戦の準備を進めているようです。

 既にこの艦隊は日没後、【ミシマ村】の沖合2kmまで接近しています。


 それにしても大きなお船ですねぇ~・・・。

 その艦影の正体は?

 はい♪アイオワ級戦艦1番艦アイオワと、レキシントン級航空母艦1番艦レキシントンでぇ~す!

 どちらも【惑星メルクリウス】の文化レベルを優に数百年は・・・いや・・・まてよ・・・!?

 魔法文化が花開いた【惑星メルクリウス】において産業革命て起きるのかな??

 うぅ~ん・・・まぁ~それはさておきまして。ようはハイパワーテクノロジーてことですね。

 そんな巨大な航空母艦の船体内には、戦闘機、強襲上陸艦、戦車等の兵器が多数搭載されています。

 うっわぁ~怖い怖い・・・。


 そして、月明かりに照らされた海面に整列した8隻の強襲上陸艦には、160名もの海兵隊員が搭乗し作戦開始の指令を待っています。

 そうなんです!まさに今、侵略戦争が始まろうとしていたぁーー!!


 レリエル:「いよいよだね」


 ザミエル:「あぁーいよいよだ!」


 ザミエルとレリエルは戦艦の艦橋にある指令所から、海面に浮かぶ強襲上陸艦を見下ろしていた。

 彼らのギラギラと燃える欲望の炎は?

 はい♪Hぃ妄想で萌え上がっています。

 そう、でへへへへ~♪のあのお目目です。

 あぁ~情けない。


 そしてついでに口元はと言うと?

 はい♪だらしなく半開き状態です。

 あぁ~本当におバカですねぇ~。


 もちのロンであそこはもっこりさんです!

 そうそうギンギンです!


 皆様覚えておられますか?

 彼らの侵略戦争の目的?

 それはね、ハーレム王国を建国することですよ。

 ※注記:『第44話 大いなる野望②』をご参照ください。


 と言うことは?

 猫ちゃん達が大ピンチだぁーー!!

 ど・ど・ど・どうしよぉ~????

 おろおろ・おろおろ・おろおろ。




 ザミエル:「クロード、通信の感度はどうだ?」


 ザミエルは、今作戦の司令官となる自分の実子クロードに通信状態の確認をとった。


 クロード:『はい!父上、問題有りません!』


 強襲上陸艦より通信機を介して返信するクロード。

 

 ザミエル:「作戦指示に従い【ミシマ村】を占領せよ。作戦開始だ!」


 クロード:『はい!出撃します!』


 『ブン・ブン!!グッ!!ブォーーッ!!ダァッーー!!』


 一気に加速する強襲上陸艦は浜辺へと突撃だぁーー!!

 な・な・な・何ぃーーッ!!

 ものの100秒で着岸だとぉーー!!

 2・2・2kmをものの100秒で・・・そ・そ・そんなぁ~・・・。

 あぁ~~海兵隊員達が続々と上陸しちゃったよぉ~どうしよぉ~。


 近代兵器の恐ろしさは凄まじい。

 たった100秒足らずで160名もの海兵隊員が【ミシマ村】を襲撃したのである。

 

 ではここで少し作戦内容を確認しておきましょうね。

 内容はこうです。

 上陸した海兵隊が猫ちゃん達を捕縛し連行して村を占領する、です。

 

 はい♪もちのロンで若い娘達を生け捕りにするためであります。

 ほんとド・スケベなんだからぁ~。


 だがしかぁーーしッ!!

 他にも理由があった。

 何ぃーーッ!!??


 なんと堕天使達は流血の罪を恐れているのです。

 ここ【惑星メルクリウス】は反逆者達が支配する地球ではないと言うことです。

 そう堕天使達が絶えず天使達の動向に警戒していたのは、ここが神様の支配下だからです。


 そうなんです。堕天使達は全てを理解した上で神様に逆らおうと・・・。

 いやそうではなく、抜け道を模索しながら自らが支配する国を築こうと画策しています。

 ようは自分達が神様に愛されている子供であることを利用して、神様に怒られるギリギリのラインで好き放題やりたいて魂胆ですね。せこいわぁ~♪

 ですから奴らは確信犯です。

 決してただのバカではありません。

 一様、腐っても堕天使と言うことですね。




 ザミエル:「くっーーうッ!!早くモフモフさせろぉーー!!もうギンギンだぜぇーー!!」


 レリエル:「あぁ~ボクも、もうビンビンだよ。猫耳楽しみだなぁ~。でへへへへ~♪」


 あぁ~やっぱりこいつら・・・ただのバカだわぁ~。トホホホォーイ♪




 貪欲さはその欲望を遂げさせようと愚かな行動へと誘います。

 天使とて例外ではありません。

 心は弱く不実で流され安いのです。

 悪へ走る彼らを止めるものはもう何も無いのかもしれませんね。

 残念です。

 悲しいことですけど貪欲て、根深く強力な欲望なんですよね。

 餌食となった者を捕らえ罪へと落としてしまいます。

 そう彼らはもう既に終わっているのです。

『Angel SOS』をお読み頂きありがとうございました。


これからも『Angel SOS』を応援してくださいね。お願いします。


さてさて、皆様にお願いがあります。


評価ポイントのことです。


正直に申し上げまして評価ポイントが思うように貯まらず困っています。


今現在の状況は、総合評価 14 pt、ブックマーク登録 2 件、と風前の灯火です。


このままでは自然消滅してしまいます。


お願いします。できましたら応援して頂けないでしょうか。


どうぞよろしくお願い致します。

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