第64話 ツバキちゃんのとある一日③
来てくれてありがとぉ~♪
ゆっくりしていってね♪
時はアドリエルが召喚される1年前の夏。場所は猫の国。クジャク15歳の物語。
--- フジエダの都のツバキ 視点 ---
お願い聞いてください!!
突然ねぇーー隠れラストボス級の強敵が出現しちゃったの!!
キサラギさんていうんだけど。ツバキちゃん、絶対絶命の大ピンチ!!
あぁ~どうしよぉ~?
おろ・おろ・おろ・おろ。
まぁ~私だって、一様クジャク様への愛の情熱なら負けないつもりだけどぉーー・・・・・・。
ダメよツバキ!!ヒロインの座をかけて戦わなくちゃ!!
だって・だってぇ~今回は私が主人公回なんだもん♪てへ♪
あっ・・・と・い・う・こ・と・は?
勝てるかも?
私、キサラギさんに勝てるかもぉ~!?
ツバキ:「と言うわけで、キサラギさん、ランチご一緒しましょう!!」
いざ尋常に勝負よ!!
クジャク:「えっーー!!あっ・・・。
(どうしよう?
ツバキがキサラギちゃんと張り合ちゃった。
逃げちゃダメだ・逃げちゃダメだ・逃げちゃダメだ・逃げちゃダメだ・逃げちゃダメだ・逃げちゃダメだ・逃げちゃダメだ。
ここはとにもかくにも、大人しくツバキに合わせて、事無きを得るよう全力を尽くそう)
わぁ~い皆でランチだぁ~♪
じゃぁ~キサラギちゃん、ここに座って」
キサラギ:「・・・ではぁ~私も同席させて頂きますね。
(あっちゃーまたこのパターンか。
チヅル様の時といいクジャク様て基本皆で仲良しこよしなのよねぇ~。
でも、そこがいいんだけどね。
あぁ~あ、私、惚れた弱みなのかなぁ~・・・クジャク様、大好き♪)」
えっ、ちょっと・ちょっと!?
ツバキちゃん、開戦早々大ピンチ!!ガーン!!
あぁ~もぉ~クジャク様たら、そんなにキサラギさんと寄り添うように座らなくてっもいいじゃん!!プンプン!!
あっあーーッ!!??
今更だけど、私、何でクジャク様の隣に座っていないの??
私達ってホヤホヤの新婚さんだよね?ねぇ?ねぇ~!?
思い出せぇ~私ぃーー!!
あぁーああああ、そうだ・そうだ。
クジャク様に上座を勧めらられて座ったんだった。
そのままじゃない、やだなぁ~。
そして、私の左側にサクラちゃんが座って。右側にはランちゃんが座ったのよね。
それから・それから、クジャク様が何故か出入口側に座られたから、自然と給仕で入って来たキサラギさんがクジャク様の隣に座るて訳ね。
うぅ~ん、なるほど合点がいくわ。
てぇ~何納得しているのよぉーー私!!
もぉ~最悪の席順になちゃたじゃない。ぶっ~う。
クジャク:「じゃぁ~頂こうか」
キサラギ:「どうぞお召し上がりください。
(まぁ~ツバキ様なら、チヅル様みたいに露骨にいじめたりはしないでしょう。大丈夫・大丈夫と!!)」
ツバキ:「あぁ~、お・い・し・そ・う・・・」
あぁ~あ、最悪の出だしだわ・・・ど・お・し・よぉ~~・・・・・・。
サクラ:「クジャク様、キサラギさん、頂きます。
ツバキ様こちらがイワシだそうですよ。美味しそうですねぇ~♪
(ちょっとぉ~ツバキーー!!
何やってんのよぉーー!!
こんなところでまずいてばぁーー!!)」
ラン:「頂きます。
パク・・・これが奥方様ご推薦の究極のグルメ・・・うぅ~ん、感激のお味ですね。おいちぃ~♪」
キサラギ:「そのぉ~どんどん食べてくださいね・・・!
(うっわぁーーツバキ様、思い切っり不機嫌そうなんですけどぉーー)」
クジャク:「どれどれぇ~何から頂こうかな?
あはははは~♪
いやぁ~ほんと皆でランチ楽しいなぁ~♪
(とにかく場を和ませなくちゃ!!)
・・・パク・・・うわぁ~美味しいぃーー!!
僕、イシダイのお刺身大好きなんだぁ~♪
(よぉ~し明るく明るくだぁーー!!)」
へぇ~クジャク様てイシダイのお刺身がお好きなんだぁ~。覚えておこうと。
キサラギ:「うふふふふ♪それはもぉ~クジャク様の大好物なんですからお出ししなくちゃ♪
(てッ!!私、ツバキ様の前でまたやちゃった!!どうしよぉ~)」
クジャク:「あぁ~やっぱりキサラギちゃん家で食べるご飯が最高だなぁ~!!
(てッ!!僕、ツバキの前で何やってるの!!どうしよぉ~)」
何ぃーッ!!キサラギさん、さり気なく女房気取り!?
クジャク様も満更じゃないて感じなんですけど?
ねぇ~ねぇ~ねぇ~これって酷いよねぇ~?
私の目の前でさ。
しかも私達新婚ホヤホヤなんだよ。
ここて怒っていいところだよね!?
そうだよね??
私、怒ってもいいんだよね??ぐすん。
キサラギ:「そのう・・・クジャク様、ありがとうございます。ごひいきにして頂いて。
(うわぁ~ツバキ様が見てる見てるよぉーー・・・)」
それにしても、何なのようこの二人、仲睦まじくイチャ・イチャしちゃてさ!!
本当は私が奥さんなんだからね!!
もうどうしてやろうかしら!!
ツバキ:「・・・お二人は幼馴染なんですよね?」
クジャク:「(ここは慎重に答えないとなぁ~。これ以上ツバキの機嫌を損なうのは不味いぞ)
うん、そうだよ。ボクが3歳の頃からの付き合いだからね、もうかれこれ12年、家族ぐるみでお付き合いさせてもらっているよ」
キサラギ:「ええぇ~そうですねぇ~・・・。
(そうかぁ~もぉ~12年にもなるんだぁ~)
うふふふふ~♪」
うっわぁちゃぁーーッ!!
そこぉーーいい感じに見つめ合ちゃダメーー!!
グジャグじゃまぁ~ツバキを見てぇーー!!
ツバキ:「楽しい思い出とか沢山有るんだろうなぁ~?いいなぁ~?」
クジャク:「まぁ~ねぇ~・・・。
(いやに突っかかって来るな?
ここは適当ににごしておこうと)
うぅ~ん、そぉ~だなぁ~何かおもしろそうなエピソードとかあたかなぁ~・・・」
キサラギ:「クジャク様、あまり恥ずかしい話しはしないで欲しいな。
(これ以上ツバキ様の逆鱗に触れたら私・・・あぁ~どうしよう)」
クジャク:「あはははは~♪
(キサラギちゃん、それ逆効果・逆効果!!)
うぅ~ん、でもぉ~いたって普通な幼馴染て感じだったからなぁ~、普通普通~、なぁ~て、あはははは~♪」
何なのよぉ~この雰囲気は!?
これじゃまるで結婚披露宴でプロフィールを語り合うカップルみたいじゃない。
えッ!!??
『ドッカン!!』
うっぎゃぁーーッ!!
うううぅ~~酷い酷いよぉ~~!!
グジャグじゃまぁ~、私達の結婚披露宴の時はこんに楽しそうにスピーチされなかった。
ぐやぁじぃよぉ~!!
クジャク:「(うぅ~ん、困ったなぁ~全然誤魔化せて無いみたいだ。仕方が無い、少し支障の無い話しをしてみるか)
あぁーそう・そう・そう、小さい頃はよく縄跳びとかしたなぁ~」
キサラギ:「あはははは~♪そうでしたねぇ~、もぉ~クジャク様たら技がきまる度に大喜びでぇ~♪」
クジャク:「うん、楽しかったよねぇ~
(そう・そう・そう、普通に普通にね)」
キサラギ:「うふふふふ~♪そうですねぇ~。
そう言えば、あれってなんて言ってましたっけ、確か【ウルトラC】・・・??」
クジャク:「あぁ~【ウルトラC】かぁ~。あれは高難易度の技だったねぇ~」
キサラギ:「うふふふふ~♪そうでしたねぇ~。懐かしいです」
クジャク:「ほんと懐かしいね。
確かあの技て僕が調子に乗りすぎて難易度上げすぎちゃったんじゃなかったけ?」
キサラギ:「そうですよもぉ~付き合う身にもなってくだい。うふふふふ~♪」
クジャク:「あはははは~♪ゴメン・ゴメン♪
あぁ~そう・そう・そう、だからかなぁ~技が決まった時なんてさぁ~、興奮しちゃってキサラギちゃんをギューて抱き締て、ブチューとチューチューしちゃったんだよねぇ~・・・あっ!!」
『『うっ・・・うぅぅぅ・・・』』
※注記:クジャクandキサラギちゃん、シンクロ中。顔をうつむかせる。
ツバキ:「へぇ~そぉ~なんだぁ~、ふぅ~ん。いいな・いいなぁ~仲良しこよしの幼馴染ていいなぁ~」
『『あははははぁーー・・・はぁーー』』
※注記:クジャクandキサラギちゃん、シンクロ中。顔をそむける。
クジャク様とキサラギさんがバツが悪そうに固まってる。
それに完全にハモてるし。
これって【サイモン&ガーファンクル】なみにピッタリよね。
どぴったんこよねぇーー!!
シンクロ率いくつなわけ??
もぉーー融合とかしているの??
そうなの!!??
もぉーー知らない!!
サクラ:「まぁ~まぁ~まぁ~ツバキ様、クジャク様もキサラギさんもお困りのようですし。
一旦このお話しはお終いで宜しいですよね?
では・・・はぁ~い♪お終いと。
さぁ~皆様、美味しいお刺身を頂きましょう♪
パク・・・あぁ~美味しい♪」
サクラちゃんに誤魔化されたぁーー!!
その時です・・・爆弾が投下されました。
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