第57話 白猫の花嫁⑨
来てくれてありがとぉ~♪
ゆっくりしていってね♪
時はアドリエルが召喚される1年前の夏。場所は猫の国。クジャク15歳の物語。
結婚披露宴会場から自室へと戻って来たクジャクはソワソワしていた。
『ソワソワ・ウキウキ・でへへへへ~♪スキップ・スキップ・ランランラン♪』である。
もうお分かりでしょうか?
今夜は結婚初夜であります。
と言うことは?
はぁ~い♪公然とHぃ事が出来ちゃいまぁ~す♪
だぁ~かぁ~らぁ~♪
ド・スケベなクジャクとしては?
もぉ~やる気満々ですよぉ~!!
これからツバキちゃんのお部屋へLet’s GO!!であります。
ですから、これから身を清める為、入浴をし、それから・それから、ウッシシシシシシ♪
何いぃーーッ!!??
お約束の展開まっしぐらなのかぁーーッ!!??
そぉーーなのかぁーーッ!!??
何を隠そう仕掛人はなんとマイヅルであったぁッ!!
ようはこちらの都合で嫁いできてくれたのだから、おろそかにするなということですね。
なかなかできたお姑さんです。感心感心♪
というわけで、結婚初夜いちゃうよぉ~♪
でも!その前に・・・。
※※※
時を同じくして、チヅルちゃんは自室で普通にくつろいでいましたとさ。
チヅル:「天使様がチヅルのために用意してくれたおのよ。エッヘン!!」
シノブ:「ほんと綺麗よね、ウェディングドレスていうんでしょ?この衣装?」
あらあら、幼馴染のシノブちゃんも御一緒でしたか。
どうやら今日の結婚式でチヅルちゃんが着ていたウェディングドレスを眺めながら、談話を楽しんでいるようですね。
チヅル:「そうよ、ウェディングドレスよ。
何てたって天使様から賜った国宝級のお宝よ!
凄くって当然なんだから!」
シノブ:「そうよねぇ~何てたって天使様から賜ったものだものねぇ~・・・。
でもぉ~、あの!!チヅルちゃんの結婚式を天使様が祝福されるなんて・・・ねぇ~?」
チヅル:「はっ!?」
シノブ:「あっ、オホホホホ~♪」
それにしても今回の結婚式、一連の事情を知る者達にとっては、つくづくと、ハラハラ・ドキドキ・ワクワクの結婚式でしたよね。
実はシノブちゃんも、そう思う者の一人なんですよ。
そういうのも、チヅルちゃんが自分自身の結婚の件でうおさおし倒れてしまった後、ずっと陰ながらチヅルちゃんのことを支えてくれたのがシノブちゃんなんですよ。驚かれましたか?
でもぉ~この二人、正直な処、あまり仲はよろしく・・・ないん・・・です・・・よねぇ??
といいますかぁ~・・・相性が・・・最悪??
まぁ~確かな処で言ちゃえば・・・腐れ縁。
今思えばこの二人、チヅルちゃんが生まれた時からのお付き合いなんですよね。
もうかれこれ13年になります。
その間色々な事が有りました。
平たく言ちゃうと、チヅルちゃんがシノブちゃんのことを虐めて泣かせてきたと言っても過言ではないでしょう。トホホォ~イ♪
※注記:『第31話 チヅルちゃんの公園デビュー④』、『第36話 折り紙』、『第40話 白い許嫁④』、『第46話 チヅルちゃんのとある一日②』などをご参照ください。
でも、そんな二人ではありますが、友情を深めても参りました。
一様、チヅルちゃんとシノブちゃんにとっては共通の敵になるのかな?
そうなんです。チヅルちゃんがツバキちゃんとお見合い騒動で対決した際、共闘していますよね。
その結果座敷牢に幽閉された際も仲良く二人一緒に入れられちゃいました。
何を隠そう座敷牢の件には後日談が御座います。
あの!お見合い騒動の後、クジャクと婚約したツバキちゃんは毎月のように【イズの都】へと遊びに来るようになりました。
かれこれもう4年余りになります。そうするとですね、合計するとかなりの回数になるんですよ。おそらく50回は下りませんね。
ちょぉ~と待ったぁーーッ!!
そするとチヅルちゃん達は50回程、座敷牢に幽閉されたてことですか!?
はい♪そうなりますね。
ちなみにツバキちゃんは山奥からわざわざ出て来るわけですから当然連泊となります。
そうするとですねぇ~、ざっとではありますが1回の幽閉につき3~4日間とすると・・・えぇーー!!150~200日になるのぉーー!!??
さすがに座敷牢とはいえ牢屋ですからねぇ~・・・はい、どうしましょ?
※注記:トイレ、沐浴、雑魚寝、等々のエピソードについては別のお話しということで、あしからず。
というわけで、チヅルちゃんとシノブちゃんは苦楽を共にしてきた仲ということになります。
ていうかさぁ~これて、ただの悪友じゃないの?
さぁ~どうなんでしょうかねぇ~?あはははは~♪
あまり綺麗にまとまりませんでしたが、女の子同士の友情ていいですね。てへ♪
では、もう少し二人の会話を見てみましょうか。どれどれ・・・。
チヅル:「もぉ~つれないわねぇ~、今日はおめでたい日なのよ!もっと喜びなさい!」
シノブ:「はいはい、喜んでいますよ。喜んでいますとも。
クジャク様とチヅルちゃんの御結婚なんですもの」
白々しく笑ってみせるシノブちゃん。
別に嫉妬しているわけではないんですよ。そんな悪い子じゃありません。シノブちゃんは。
ただ・・・そうなのよねぇ~、二つも年下の女の子が早々と思い人と結婚しちゃったら・・・ねぇ~?
少しぐらいすねてもいいよね?ねぇ?ねぇ~!?
チヅル:「うふふふふ~♪ねぇ~シノブちゃぁ~ん♪」
あらあらチヅルちゃん、そんな猫じゃらし声出しちゃってどうしたの?
シノブ:「え・え・え?なんなんですの??薄気味悪い」
さすがわシノブちゃんよく分かっておられる。
こうゆう時のチヅルちゃんて、ろくな事考えていませんからね。
痛い経験を沢山してきたシノブちゃんとしては・・・もう厳戒態勢引いちゃうんだから・・・ね!
チヅル:「もぉ~チヅルとシノブちゃんとの仲じゃない。
いい話よ・・・!
それも・・・とびっきりのね・・・!!
うふふふふ~♪」
シノブ:「へぇ~なんですの??」
チヅル:「4年前にした約束のことよ。覚えてる?」
※注記:詳細は『第40話 白い許嫁④』をご参照ください。
シノブ:「えっ・・・・・・ごめんなさい。
そのう・・・なんのことやらさっぱり」
チヅル:「えぇーー!!覚えていないの?
もうしょうがないわね。
オッホン♪チヅル言ったよね。
チヅルが兄上の正妻になったら、シノブちゃんを側室にしてあげるて。
思い出した?」
可愛らしくかしいでみせるチヅルちゃん。ちょっとあざとい感じにね♪
シノブ:「チ・チ・チヅルちゃぁぁぁん!!」
思いがけないチヅルちゃんの言葉に感極り、チヅルちゃんに抱き付いてしまうシノブちゃんであった。
とても嬉しかったんだよね。分かる分かる。
ちなみに百合に御関心がある強者の方々へ御報告があります。
申し訳ございませんが、そっち方面のお話しではありません。あしからず。
でぇ~もぉ~♪ちょっとぐらいならぁ、いいかなぁ~なんて♪
それでは・・・いちゃう?いちゃう?いちゃうよぉ~♪
チヅル:「シノブちゃん!兄上のこと、ずっぅーと好きだったもんね!
大丈夫!!チヅルに任せておいて!!
必ず兄上の側室にしてあげるからね!!」
チヅルちゃんは、シノブちゃんと抱き合ったままの姿勢で、シノブちゃんのお顔をまともに見ると、ドヤ顔で得意気に宣言します。
この子はこうゆう屈託のない笑顔が本当によく似合うんですよね。
シノブ:「ありがとう・・・!!チヅルちゃん・・・!!」
美少女が二人、友情を確かめ合う様に抱き合っています。
なんて美しいシーンなんでしょう。
あぁ~映像でお見せ出来ないことが誠に残念であります。
あっ?
でも?
これって?
お約束の展開かな?
はい♪お約束であります。お約束お約束♪
チヅル:「だから、このオッパイを使って兄上に気持ちよくなって頂かないとね!」
シノブ:「キャァ!!チ・チ・チヅルちゃん??
・・・何すんねん!!」
えっ?
もしかして?
ていうか、もしかしなくても・・・ねぇ~?
では説明しよう!
まずは状況の整理からである。
始まりはこうであった。
嬉しさのあまり感極まったシノブちゃんがチヅルちゃんに抱き付いた。
ここまではよろしいですね。
そしてここからが問題となっている箇所である。
チヅルちゃんがシノブちゃんの着物の衿元からお手てを突っ込んで、たわわなオッパイをモミモミし始めました。
えっ!?
ですから、チヅルちゃんは、シノブちゃんのたわわなオッパイをモミモミしています。
はい♪オッパイをモミモミです!!
あぁ~なるほど、それならシノブちゃんも驚いて怒り出しますよね。
うぅ~ん、納得!!
以上。説明終わり!
チヅル:「大きいとは思ってたけど・・・。
『モミモミ・モミモミ・モミモミ』
ほんと大きいわね。
また成長したんじゃない。
うんうん♪これなら兄上にも御満足頂けるわ!
上出来よ!シノブちゃん!」
何が上出来ですか?何が!?
では説明しよう!
当然の父ちゃんで答えはオッパイの大きさである。
はい♪この時、シノブちゃんはクジャクと同じ15歳ですが・・・巨乳です!
※注記:【猫の国】では16歳で成人です。そして一般の民の方々は18歳ぐらいから結婚し始める設定です。でも武家は政略結婚が大半ですのでもう少し早いかも。
そして、注目のトサイズは?
ジャジャン♪
【猫の国】きっての巨乳であるマイヅルと同じDカップだぁーーッ!!
実はこれには理由があります。
えっ!!理由なんてあるの?
はい♪コメディーですからね。
まあ一様補足説明しますと、皆様もご存知の通りクジャクはだいのママ大好き子であります。
それに伴い大きな大きなオッパイが大好きです。
その事を熟知していたシノブちゃんの母君であり、クジャクの乳母でもあるシズクが【乳育成計画】を発動したのです。
それもこれも、シズクが溺愛してやまないクジャクと、シズクの愛娘であるシノブちゃんを結婚させたいという親心が成せる技なのであります。
ですから、シノブちゃんは、クジャク好みに徹底的にカスタムメイドされた美少女なんですよ。どうだぁーーッ!!
えっ?でもぉ~?
シノブちゃんは『ヤンデレで、毒舌家で、ちょうっとひねくれている、困った女の子』ですよね?
※注記:詳細は第40話 白い許嫁④をご参照ください。
はい♪そのとおりであります。
そうであったとしても、シノブちゃんはチヅルちゃんと並ぶ【猫の国】きっての美少女であることは本当ですよ。
まぁ~二人共、性格の方は大分難ありですけどね。トホホォ~イ♪
ちなみにチヅルちゃんは13歳にしてもうCカップ+です。
身長もスタイルも、もう成人女性を凌駕しております。
だってぇ~ヒロイン(第2章の)だもん♪
以上。説明終わり!
では、オッパイ・モミモミの続き行ってみよう♪
シノブ:「だから何よ!?
いいから止めなさいよ!!」
チヅル:「ダメよ!!これから沢山兄上に可愛がって頂くのだから、慣れなさい!!
そして、兄上の寵愛をチヅル達に向けるのよ!!」
チヅルちゃんはいつだって大真面目である。ほんとたちが悪い。
チヅルちゃん・・・怖い子・・・。
シノブ:「はぁーー!!何言ってるのよ!?このバカ姫が!!
て・・・あっ・・・やめてよ・・・あっあぁ~ん♪うっうぅ~ん♪
そんなとこ・・・ダメェー♪」
あれれぇ~?
ど・お・し・た・の・か・なぁ~?
チヅル:「感度も良好のようね、最高よ!シノブちゃん!これなら勝てる!!」
そう言うとチヅルちゃんは、モミモミしていたお手をシノブちゃんの着物の衿元から引き抜ます。
そして、シノブちゃんの大きな大きなオッパイに御満悦したチヅルちゃんは、大喜びでシノブちゃんの肩をたたくのでした。
シノブ:「もうなんなのよう!!??」
涙目で文句を言うシノブちゃん。
ほんと『もうなんなのよう!!??』である。
チヅル:「気持ち良かったでしょ?」
で!この言い草である。
シノブ:「はぁーバカなの!?
痴女なの!?
変態なの!?
もう何なのよぉ~!!??」
チヅル:「もうシノブちゃんは相変わらず怒りっぽいはね」
いや・いや・いや、チヅルちゃん。そりゃあ普通怒りますて。ねぇ~?
シノブ:「チヅルちゃんが何時も何時も!!怒らせる事するからでしょ!!」
はい♪10年以上こんな事の繰り返しでしたよね。
シノブちゃん・・・ガンバ!
チヅル:「まあいいわ、そんなことより、オッパイ・モミモミされて気持ちよかったんでしょ!?そうなんでしょ!!??」
チヅルちゃんの強い同意を求める言葉に黙り込んでしまうシノブちゃん。
だってぇ~気持ちよかったんだも♪てへ♪
チヅル:「チヅルね、兄上にいっぱい・いっぱい可愛がって頂いたから、シノブちゃんの顔を見れば分かるわ。
うふふふふ♪兄上たらねぇ~チヅルのオッパイに夢中なのよぉ~。
チヅルがね、チヅルのオッパイ・チューチューしてくださる兄上の頭をナデナデしてあげると・・・。
もぉ~兄上たらぁ~♪
お可愛いこと♪
だってぇ~♪お目目をうるうるさせて覗き込んでくるのよぉ~♪
キャハァ♪キャァー♪キャァー♪キャァー♪キャァー♪キャァー♪キャァー♪キャァー♪キャァー♪キャァー♪キャァー♪キャァー♪キャァー♪キャァー♪キャァー♪キャァー♪キャァー♪キャァー♪キャァー♪キャァー♪キャァー♪キャァー♪キャァー♪キャァー♪キャァー♪キャァー♪」
お部屋をピョンピョンと跳ね回るチヅルちゃん。相当嬉しい御様子です。
よかったね・・・チヅルちゃん。
シノブ:「今度は惚気話ですの。
あなたときたら、いつもいつもやりたい放題で、ほんと困っちゃうわ。
私の身にもなってくださる」
十数年の重みを感じさせる一言であります。
あぁ~同情を禁じ得ない!
チヅル:「もぉ~何を今更言ってるの?
そんなことよりもシノブちゃんも見たでしょ?
兄上をあのロリコンに取られてもいいの?」
シノブ:「もしかしなくてもツバキ様のことを言っているのよね?」
チヅル:「当然でしょ!!
とにかく、チヅルとシノブちゃんとで同盟を組まないと不味い事になりそうなの!?」
シノブ:「そんな大袈裟な」
シノブ:「まぁ~聞いてよ。
ツバキのやつ、侍女を二人連れて来ているわ。どちらもかなりの家柄の娘よ。兄上の側室に迎え入れる魂胆ね」
な・な・なんとぉーー!!チヅルちゃんから爆弾発言頂きましたぁーー!!
これはぁ!!??
女達の戦いが始まるのかぁーーッ!!??
そうなのかぁーーッ!!??
正妻戦争勃発だぁーー!!GOGO♪
その頃クジャクは?
はい♪入浴中でぇ~す♪
湯船につかりながら丁寧に丁寧に歯を磨いています。
あと数十分でツバキちゃんのお部屋へと赴くことでしょう。
さぁ~さぁ~さぁ~♪
クジャクは飛んで火に入る夏の虫となるのか?
お約束の展開はこの後直ぐ!
『Angel SOS』をお読み頂きありがとうございました。
これからも『Angel SOS』を応援してくださいね。お願いします。
さてさて、皆様にお願いがあります。
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