第54話 白猫の花嫁⑥
来てくれてありがとぉ~♪
ゆっくりしていってね♪
時はアドリエルが召喚される1年前の夏。場所は猫の国。クジャク15歳の物語。
と紹介しておきながら。
はぁ~い♪もうお約束ですよね?
はい♪例によってポポロンちゃんのお部屋からのスタートであります。
そしてぇ~・・・な・な・何とぉーー!!
この度のポポロンちゃんは超やる気満々ですよぉ~♪
だぁ~かぁ~らぁ~ジメジメしたシリアス回はもう終わりです!終わり!
ここからはラブコメ・・・一直線だぁーー!!
ハッピーエンドに向かって爆進ですよぉ~♪
もぉ~何人たりとも止められなぁーーいッ!!GOGO♪
御都合主義モリモリでお送りしますね♪
サービス・サービス~♪
ポポロン:「・・・・・・と言うわけで結婚式を全面的にバックアップしたいと思います。
(今回はサービス回よ!!
皆大好きHappy Weddingなんだから♪
ここで盛り上がらないでどうするのよ。
さぁ~腕の見せ所よ!)」
はい♪お約束通りポポロンちゃんは超やる気満々ですよぉ~♪GOGO♪
ミカン:「わぁ~い♪賛成~♪」
深雪:「そうね、手伝うのはやぶさかではないのだけど・・・また何か企んでいませんか?」
妃和:「えっそうなの!?」
ポポロン:「(もう企んでいるに決まってるじゃないですか!
深雪さんたら相変わらず鋭いわね。
どう説得しようかしら?)
結婚をお祝いできるなんて嬉しいことですよね?
ましてやそれが今後、アドリエル(義彦)と協力して堕天使と戦う者達の結婚式なのですから、無下にもできないでしょ?
そうは思いませんか?」
はい♪今回もお約束の展開です。
三人娘達はまんまとポポロンちゃんの口車に載せられちゃいますよ。
だってぇ~お笑い担当の宿命ですからぁ~♪てへ♪
深雪:「まぁーそおゆうことでしたら、お手伝いします・・・。
(はぁー、またこのパターンか。
まっ、今回も大丈夫だとは思うけど・・・多分・・・)」
ポポロン:「それでは早速結婚式の準備に取り掛かりましょう。
そうそう今回は皆でアイディアを出しあって決めていきましょう。
きっと楽しい結婚式を演出できますよ」
存外天使達は皆でワイワイ・ガヤガヤとアイディアを出し合って行くのが大好きなんですよね。
勿論、ポポロンちゃんも例外ではありません。
実は、私達が生活している地球を含む物質宇宙も、天使達がワイワイ・ガヤガヤと楽しみながら創造したものなんですよ。
だぁ~かぁ~らぁ~♪
自然界てとても綺麗でしょ?
これって天使達の趣味なんですよ。
ではこの度の結婚式も皆で仲良くいってみよう♪
深雪:「それでしたら私、ピアノが弾けますよ。弾いてみようかしら」
ポポロン:「いいじゃないですか。是非チャレンジしてみてくだい」
深雪:「まぁ~そこそこ弾ける程度なんですけど。
一様高校生の頃までは先生に習っていましたから。
でもあまり期待しないでくださいね。
ほんとたいしたことないですから」
ポポロン:「いえいえ、これはもう決まりですね。
深雪さんには音楽を担当してもらいましょう」
そう言うと、ポポロンちゃんは右手を前方へと差し伸べます。
すると?
『ド・ドォォォン!!』
大きな音を立てて高層ビル群のような超巨大なパイプオルガンが表れましたよ。
そんなバカな!?であります。
一様説明致しますと。
ここポポロンちゃんのお部屋は天界にあります。
即ち霊の領域になりますので何でもありです。エッヘン♪
以上。説明終わり!
と言うわけで【お約束の三人娘】達の反応は?
深雪:「えっ!えぇーー!!なんじゃこれはぁーー!!」
妃和:「・・・はっ・はっ・はっ・はっ・はっ・はっ・はっ」
ミカン:「ひっえぇーー!!」
余りにも巨大なパイプオルガンが、余りにも突然と表れ、度肝を抜かされているようですね。
そりゃぁ~普通驚きますよねぇ~♪
ポポロン:「さぁ~さぁ~さぁ~♪早速練習に入りましょうねぇ~」
深雪:「・・・はい・・・」
言いえない恐怖さえ感じる深雪。
ただただポポロンちゃんの指示に従うのでした。
分かります!分かちゃいます!
こんな人智の及ばない、まさに奇跡を起こされたら萎縮しちゃいますよね?ねぇ?ねぇ~!?
それにしても、無自覚とは言え・・・ポポロンちゃん・・・怖い子・・・。
続いての犠牲者は?
君だぁ~!!
なんちゃて♪
ポポロン:「えぇ~では次はミカンさんですね?」
ミカン:「えっ・・・!!
ブルブル・ブルブル
ガタガタ・ガタガタ」
あらあら、ミカンたら相当ビビッているようですね。
大丈夫♪天使は酷い事なんて何もしないから。心配しないでミカン。
ポポロン:「ミカンさんは何かやりたい事とかありますか?」
ミカン:「ごめんなさい。ミカン何も出来ないの・・・」
下を向いてしゅぅ~んとしてしまうミカン。
実はミカン、その生い立ち故でしょうか?
大の奥手なんですよ実は、驚きですよね?
特に男性と関わる事は大の苦手です。
だからそれが理由で妃和にべったりなんですけどね。
でも~♪それはまたのお話しと言うことで。あしからず。とぉ♪
ポポロン:「あら、そんなことありませんよ。
ほら、ミカンさんの可愛らし容姿と、明るい声を活かして【ブライダル司会者】なんてどうですか?」
ミカン:「ミカンになんて出来ないよ・・・」
あらあら、これって無茶振り過ぎません?
ミカン大丈夫かな?
ポポロン:「まぁ~まぁ~まぁ~、ここは天使の洞察力を信じてくだい。
勿論、しっかりとレクチャーもしますよ」
そう言うとポポロンちゃんは再び右手を差し伸べます。
すると?
『ドッカァァァン!!』
はい♪あら不思議、挙式会場のセットが現れましたよ。
ポポロン:「さぁ~さぁ~さぁ~♪早速特訓を始めましょうねぇ~」
ミカン:「・・・はい・・・」
うっわぁ~結構強引に来ましたねぇー!
これではポポロンちゃんの独壇場じゃありませんか。
何が『皆でアイディアを出し合いましょう』ですか。
はい♪お約束の展開に・・・いやいや、ご都合主義に多少の犠牲は付き物なのでありす。
今回はコメディー路線一直線!
でお送りする所存であります。てへ♪
そしてミカンはと言うと、深雪同様、言いえない恐怖を感じたのでしょう、ポツリポツリと挙式会場のセットへと歩き出すのでした。
ミカン・・・ガンバ!
さぁ~残されたのは君だぁー!でへへへへ~♪
ポポロン:「はぁ~い♪お待たせしました。
妃和さんは何かやりたい事とかありますか?」
ニコニコと満面の笑みを妃和に向けるポポロンちゃん。
これは何か企んでいまよね?ねぇ?ねぇ~!?
はい♪もちのロンであります!てへ♪
妃和:「・・・えぇ~そうですねぇ~私は・・・。
あぁ~そうそう裏方でお願いします。
裏方で!
(ここは逃げるが勝ちよ!
ポポロンさんの言い成りになっちゃダメなんだから)」
はい♪その通りです。
でもぉ~逃れられるのかなぁ~!?
ポポロン:「えぇ~そんなのつまらないですよ。
何かやりましょうよ?
何でもいいと思いますよ。
だって妃和さんとても魅力的な女性なんですから」
妃和:「いえいえ!裏方でお願いします」
ポポロン:「あぁ~あぁ~そぉ~そぉ~、妃和さんにピッタリのものがありました。
ほら妃和さんてスタイル抜群で背も高いじゃありませんか。
きっと衣装映えも申し分ないと思うんですよ。
(こんな素晴らしい逸材逃すものですか!
猫ちゃん達の伝説になってもらいますよ。妃和さん)
うふふふふ♪」
妃和:「えっ?何?何をさせる気なんだすか?えっ?えぇーッ!?」
うわぁ~このポポロンちゃんの微笑みは・・・分かるだろぉ~♪
はい♪お約束の展開であります。お約束お約束♪
それにしてもポポロンちゃんの計画とは?
それは結婚式当日までの秘密であります。ウッシシシシシシ♪ウッシシシシシシ♪
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