第50話 白猫の花嫁②
来てくれてありがとぉ~♪
ゆっくりしていってね♪
時はアドリエルが召喚される1年前の春。場所は猫の国。クジャク15歳の物語。
あの!超絶慌ただしかった朝食から半時程経ちました。
我らがクジャクはどうしてるのかな?
あっ!いました・いました。
あの水平線が見える見晴らしの良い部屋で一人ぼんやりとしていますね。
あぁ~なんとなく分かりますよね?
何もやる気が起きない時て誰にでもありますから・・・ね♪
そういうクジャクも、連日のドタバタ劇に少し疲れちゃったのでしょうか?
今はただ海をぼんやりと眺めています。
さすがわ主人公(第二章の)なかなか絵になるカッコよさでありますな。
こうやって黄昏るクジャクの横顔をみていると妄想にふけているなんて分かりませんよね?
何ぃーーッ!!??妄想にふけているだとぉーー!!
はい♪考え事をしていたクジャクは、次第に煩悩に流されて行き、今はHぃ妄想にふけております。
ではクジャクの独り言を聞いてみましょう。
どれどれ・・・。
※※※
クジャク:「あぁ~~えがったなぁ~~パフパフ♪
(それにしてもチヅルは美しくなった。
ため息が出るほど綺麗になった。
どこか愛嬌があるところも可愛いんだけど、やぱりあの華やかな容姿がいいよなぁ~♪
スタイルがさぁ~抜群にいいんだよねぇ~。
オッパイの大きさなんて同年代の女の子の中では一番大きいんじゃないかな?
そもそも大人顔負けの大きさだよね?
そのうえ美乳だし!
あぁ~チヅルのオッパイてとてもいい形なんだよなぁ~♪
この前お風呂で思わず拝んじゃたよぉ~♪
『デヘヘヘ~♪』
生オッパイええわぁ~♪もう最高!!
うぅ~ん、そうなんだよなぁ~、チヅルは僕にとって楽園のような存在なんだよなぁ~・・・。
『あぁーー!!
パフパフ最高ぉー!!
オッパイ万歳!!
オッパイありがとう!!』
あっ!!思わず叫んじゃった・・・誰も聞いてないよねぇ~?
どれどれ・・・。
『ふぅー、大丈夫みたいだな・・・はぁーー・・・』
最近、チヅルの事ばかり考えてるな。
そもそも僕はオッパイの魅力に溺れるあまりチヅルを利用してはいないだろか?
僕て卑怯者なのかな?
チヅルの好意に甘えているのかな?
仮にそうだったとしてもさ僕だってチヅルと兄妹でなければとっくにプロポーズしているよ。
ああ、分かってる、分かってるよ!
父上からも念を押されているしね。
でもね、そうであったとしてもさチヅルを僕だけのものにしたい!
だってチヅルが僕以外の誰かのものになるなんて考えられないよ!!
そんなの絶対に嫌だ!!
好きなんだ!!
もうどうしようもないほど好きなんだよ!!
あの愛らしい寝顔を僕だけに向けて欲しい。
まぶしいほど可愛らしい笑顔も、
優しい眼差しも、
あの美しい肌も僕だけに見せて欲しい。
チヅルは僕だけのものだ!!
『かけがえのない最愛の女性なんだあぁーー!!
はぁーーはぁーーはぁーーはぁーー』
あわわわ、また声に出してしまった!!
恥ずかしい・・・。
僕もチヅルと同じで狂ってしまったのかな?
『あっはははぁ~』
僕て結構壊れていたりして?)」
※※※
クジャクの独白いかがだったでしょうか?
けっこう赤裸々なクジャクの気持ちを聞けたのではないでしょうか。
でもぉ~まさかクジャクがここまで思い詰めていたなんて驚きですよね?
どうしてだと思います?
では説明しましょう!
本来であれば二人の関係は仲良しこよし以上にはならなかったはずです。
そうズバリ!【天使の加護】が原因です。
主な理由として交信を上げらることができます。
二人のオッドアイの瞳による共鳴から発動するそれです。
見つめ合う二人は無意識の内に交信をし、お互いの情報を共有及び整頓しているのですが、それは同時に二人の【絆】を日々増強していることに他なりません。
それに加え、チヅルちゃんの【天使の加護】の誤動作に起因する過激なスキンシップ。
おまけにそれが超美少女からときたら?
惚れない方が異常ですよね?ねぇ?ねぇ~!?
以上。説明終わり!
そうなるとやはり二人は結ばれる運命にある、ということでしょうかねぇ~?
この『白猫の花嫁』のお話しの中で明らかになりますのでどうぞお楽しみに・・・ね♪
そんなこんなで、クジャクが黄昏(妄想)ていると、誰かが近づいて来るようですね?
でもぉ~♪この続きはまた次回に・・・ね♪てへ♪
『Angel SOS』をお読み頂きありがとうございました。
お話しの内容はいかがでしたか?
楽しんで頂けたのなら幸いです。
実はぁ~現在、評価ポイントが思うように貯まらず困っております。
正直、風前の灯火です。
このままでは自然消滅してしまいます。
できましたら応援して頂けないでしょうか。
どうぞよろしくお願い致します。