第44話 大いなる野望②
『Angel SOS』をお手に取って頂きありがとうございます。どうぞごゆりとお楽しみください。
時はアドリエルが召喚される3年前の冬。場所は人間の国。クジャク13歳の物語。
今、ザミエルとレリエルは軍指令本部といえる場所に居た。
どうやら二人は【惑星メルクリウス】の大きな惑星儀を見ながら、楽し気に語り合っている様だ。どれどれ・・・。
ザミエル:「モフモフするのが今から楽しみだぜ!」
レリエル:「ねぇ~ザミエル?オファニエル何か企んでるよ?」
ザミエル:「いつもの事だ。大方、【モンターナ大陸】の事だろう?」
レリエル:「多分ね。
それでなんだけどさぁ~、僕達で【サルトゥス大陸】(この物語の舞台)と【プラートゥム大陸】を先に取ちゃおうよ。
早い者勝ちてことでさ。どうかな?」
ザミエル:「おぉー!それいいなぁー!やろうぜ!オファニエルの悔しがる顔が目に浮かぶぜ!」
レリエル:「でしょぉ・でしょぉ・でしょぉ♪」
仲間割れ?
いえいえ、堕天使達は一枚岩ではありません。
下剋上上等の世界の住人です。
いつの時代でも悪者てこんな感じですよね?ねぇ?ねぇ~!?
ではでは悪巧みの内容を見て見ましょうよ?
どれどれ・・・。
ザミエル:「で、戦果の配分はどうする?」
レリエル:「じゃぁ~こんな案はどうかな?
モフモフ至上主義のザミエルはさ、
南部の【猫の国】と中部の【狐の国】、
そして北部に生息範囲を広げている【狼の国】なんてどうかな?」
ザミエル:「いいねぇー!」
レリエル:「僕は北西部の【牛の国】と【プラートゥム大陸】が欲しいな。
なんてったてあの大陸には【ウサギの国】と【狸の国】、それに【リスの国】があるんだ」
ザミエル:「おまえ巨乳派だろ?
狸はオッパイ大きいけどウサギてどうなの?
ましてやリスは貧乳揃いだぜ?」
レリエル:「ザミエル、【貧乳はステータスだ!希少価値だ!】て知ってる?」
おっぉーとぉーーッ!!レリエルから突然の爆弾発言だぁーーッ!!
こ・こ・これはっ!?
あれか?
あれなのかぁーーッ!!??
お約束の展開に途中だぁーーッ!!
それでは早速実況中継に入らせて頂きます。
どれどれ・・・。
ザミエル:「いや知らん」
レリエル:「実はね以前(数百年前)にさ、貧乳至上主義の友人(リス種担当者の天使)とね、オッパイ論争をしたことがあるんだ」
ザミエル:「ほぉーそれで?」
レリエル:「僕はねそこで真理を見つけたんだよ。
オッパイ、お腹、お尻、流れる様なボディーラインこそが大切なんだてね・・・!
オッパイだけじゃ駄目なんだ!
それだけでは不十分なんだよ・・・!
ボディーラインこそ最高の芸術品なんだよ・・・!!」
な・な・何にぃーーッ!!
し・し・真理だとぉーーッ!!??
エロとは真理なのか!!??
真理なのかぁーー!!??
いや違う!!
エロとは・・・・・・あっぁーー!!
か・か・神よぉーー!!
私めに啓示下されぇーーッ!!??
あぁーー真理の光はなんて暖かいんだ・・・・・・・神よぉ、感謝致します。
ザミエル:「何となく分かる気がするな。
猫のスレンダーなボディーラインは確かに最高だぜ!」
レリエル:「でしょぉ・でしょぉ・でしょぉ♪まさにそれだよ。
だから、リスのペチャパイ、ふっくらしたそのお腹、そして大切なのが反則的なまでに大きなお尻。
そのトリッキーなまでのボディーラインが織りなすものとは?
分かるかかい?」
ザミエル:「はぁー、じらすんじゃねぇーよ!」
レリエル:「もう崇光な論題にチャチャを入れないでよ」
ザミエル:「あ~あ、そうかい。それは悪かったな。
で、何なんだよ?」
レリエル:「うん、背徳感だよ・・・!!
それが【貧乳はステータスだ!希少価値だ!】であり【合法ロリ】なんだよ。
僕はね、こう考察したんだ。
深淵なるロリコンの神髄とは、これらの要素を包含した上で成立する極めて高い身分を要する少女のことではないかとね。
どうかな?」
レリエル君さ、熱く語てくれたのはいいんだけど・・・こいつただの変態だぁッ!!
お巡りさぁ~ん!!
ザミエル:「おぉー、ロリコン、奥が深いぜぇーーッ!」
お・お・おまえもかぁーーザミエルゥゥゥ!!
お巡りさぁ~ん早く来てぇーー!!
だがしかぁーーしッ!!
悲しいかな?
悪のブラックパワーは強大であった・・・無念。
レリエル:「いいかい?同じ事がウサギにも言えるんだよ。考えてみて猫のお尻が大きかったらて?」
ザミエル:「えっ、尻のでかい猫?ちょと嫌だなぁ~」
レリエル:「えぇぇぇそぉぉぉかなぁぁぁ?
ウサギもさスレンダーなボディーラインでしょ?
それでもお尻はとても大きいよね。
この一見アンバランスとも見えるけど、そうではない融合性、そこに見出せるエロスこそが貴重であり尊いんだよ」
ある意味、レリエルが言っている事は正しいです。
何故ならば?
獣人達の体型は人間のそれとは違い特色が・・・濃い!
そう、超濃いんだよぉーー!!
ウサギとリスのお尻は体格の割に反則的なまでに大きいのです。
基本的に骨格が人間のそれとは全く違います。
そうここはファンタジーの世界でありす。
愛と夢とHが・・・いやいや希望が満ち溢れる世界なのですから、オッパイ特盛でお送りして行く所存であります。
今後とも【Angel SOS】をよろしくお願い致します。
ではでは堕天使達の会話の続きをどうぞ。
どれどれ・・・。
ザミエル:「おい、オッパイから尻へとくら替えか?」
レリエル:「そうゆう訳でもないんだけどね。
ザミエル?ハーレムてさメリハリが大切だと思うんだ。
どうかな?」
ザミエル:「はぁ~、メリハリだ?
俺様はロリコンだからな貧乳がいいぜ。
巨乳はいまいちなぁ~興味がわかん」
レリエル:「だからさ、女の子全員が貧乳だったり、巨乳だったりじゃ駄目なんだよ。
色々なオッパイがあってこそはじめて完璧なハーレムと言えるんだよ。
だからね僕の夢は!
全ての獣人の美女を集め、色とりどりのオッパイに囲まれて暮らすことなんだ。
巨乳に頭をもたれ、美乳や貧乳、もちろん巨乳もね、心行くまでパフパフするんだ。
あぁーパフパフしたい!!
パフパフこそが僕の理想郷だぁ!!」
力強く己が野望を語るレリエル。
その概要を語り終え、満足気に微笑みを浮かべている。
いるのだが・・・あぁ~あ、やっぱりこいつらただのバカだ・・・大バカだぁーー!!
ザミエル:「凄いな!俺様のハーレム計画の参考にさせてもらうぜ!」
お前もかぁーー!
ほんとバカばっか!
レリエル:「でしょぉ・でしょぉ・でしょぉ♪
そこで相談なんだけどさ、僕達で領地内の美女を交換し合わない?
ボクも猫や狐、狼も欲しいな。
特に狼はさぁー、オッパイが大きくって、尻尾はふさふさでさ、パフパフとモフモフが同時に楽しめる貴重な種族なんだよね。
僕絶対に欲しいな」
ザミエル:「いいなぁー!俺様も牛の巨乳に興味が湧いて来たぜ!
それにリスとウサギかぁー?
ロリコン魂に火が付いたぜ!うっうぉー!」
レリエル:「うんうん、ザミエルに本物の巨乳を教えてあげるよ。
牛はいいよぉ~、特に角の短い娘はね気性が穏やかで肉付きも良く、とにかくオッパイが大きいだ。
他種族の巨乳なんて目じゃないよ。
巨乳は牛のオッパイが一番だね。
うんうん、絶対オススメだから安心して欲しいな」
ザミエル:「へぇーそうなのか?これはいっちょパフパフでもたしなんでみるか?」
レリエル:「あぁーあと狸のオッパイもオススメだよ。
張りがとにかく素晴らしいんだ。バインバインだよ。
是非、牛のオッパイとモミ比べて欲しいな。
それかね・・・・・・」
その夜、この部屋から二人の薄気味悪い笑い声がやむことは無かったそうだ。
ザミエル:「えへへへへ~♪」
レリエル:「でへへへへ~♪」
以後ループ
こうして堕天使達の侵略計画は着実に進められて行くこととなった。
大いなる野望に燃える二人を何人たりとも止める事は出来ないであろう。
『Angel SOS』をお読み頂きありがとうございます。
今後とも『Angel SOS』をよろしくお願いします。